天使:「重賞好実績のある馬。サウジアラビアロイヤルカップ2着のボンドガール、シンザン記念2着のエコロブルーム、クイーンカップ3着のルージュスエルテ、この3頭が有力か?重賞初挑戦やけど、リステッド競走のジュニアカップを勝ったキャプテンシーも人気やな」

 

悪魔:「重賞で好成績、いまのところ単勝1番人気のボンドガールは約半年ぶりの実戦。阪神ジュベナイルフィリーズに出走するつもりだったが、追い切り前の放馬の影響で回避。ここまで延びた。レースでは折り合いに難点があるという、気性面の難点がどう出るか?不安は大きいんとちゃう。長年、競馬を見て来たうちらが危惧する『信頼できないデビュー2戦までの実績』もあるし、ここは人気でも考えてみるべきちゃう?」

 

 僕:「ボンドガールは確かに気性難がありそう。そのために休養が半年になったのも事実のようだね。しかも、多頭数の3番枠は、馬群の中でストレスを溜めそうな枠順。ハッキリ言って好条件は、ない。新馬戦で桜花賞で人気のチェルヴィニア、コラソンビートに勝った逸材として人気だが、今回、思い切って外してみる手もある。入れるとしても押さえまで。 中心はエコロブルーム、ルージュスエルテか。 エコロブルームは3戦、3,1,2着。デビューから3戦好走実績で安定感は増した。しかも、3戦目がシンザン記念で1番人気2着なら重賞での上位争いは必至の実力か。 ルージュスエルテは新馬戦7着から1,1,3着で、2戦目から3連続好走でクイーンカップ3着。2,3戦目は逃げて2着馬に5馬身差の楽勝。クイーンカップは出遅れて最後方からの競馬になったが、33秒5の上がりで差して3着。ある意味、どんな展開でも対応できることを示した。 あと1頭、人気のキャプテンシーだが、新馬戦から2,2,2,1,1着。5戦すべて連体と安定感ある走りだが、重賞出走はなく、前走がリステッド競走のジュニアカップ1着。戦って来たメンバーに甘さがあるのは否めない。ただ、ジュニアカップは逃げて1分32秒5の好タイムで、2着チャンネルトンネル(スプリングS4着)に2馬身差は強い勝ちっぷり。母アドマイヤリード(ヴィクトリアマイル1着)の良き血を受け継ぐか。 あと、アナ馬候補だけど、3頭いるんだな。 サトミノキラリ、スパークリシャール、エンヤラヴフェイス。この3頭を加えると6頭を超えてしまうので、思い切ってボンドガールは『外し』とする。 サトミノキラリは母父ディープインパクト。母パレードは生産・下河辺牧場の期待繁殖牝馬か。5戦2.1.0.2のサトミノキラリだが、注目すべきはG1・阪神ジュベナイルフィリーズ0.4秒差6着。この時の差し脚を発揮すれば、ここでも十分、馬券圏内争い。 スパークリシャールは7戦2,2,2,1,3,1着。つねに先行策から馬券圏内に食い込みは『底力があってのもの』。中山2,1着、マイル1,1着。直線、気づけば馬券圏内・・・・・・そんな馬、かも。 エンヤラヴフェイスは2歳時にデイリー杯2歳S2着。重賞好実績はアリ。遠い重賞好実績ならクリーンエアにも新潟2歳S3着があるが、エンヤラヴフェイスには、2戦目の新潟2歳S・G3からG2・G1・G3・G3、5戦すべて重賞出走と、強い相手と戦ってきた無形の財産がある。前走のファルコンSも0.7秒差8着。決して期待感をなくすほどの敗戦ではない。16頭立て、先行馬も多く、思いの外混戦になれば・・・・・・強い相手と戦った経験がものを言うことも」

 

天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑤⑥⑦⑪⑮⑯、30点×100円。

3連複ボックス、⑤⑥⑦⑪⑮⑯、20点×100円。

3連単、ルージュスエルテ・エコロブルーム2頭軸マルチ⑤⑦-⑥⑪⑮⑯、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」