天使:「京都牝馬Sは1着ソーダズリング、2着ナムラクレアで順当と思たんやけどな。3着に16番人気(単勝269倍)のコムストックロードが突っ込んで来た。前走、オープン特別で16頭立て16番人気13着だった馬。悪いけど、それを見た段階で考えから外してたな。馬単1,240円のみトリガミでゲット。フェブラリーSは最初から『違和感』を連発してた。いままでと違って人気馬に不安アリアリやってんな。ここはどの馬にもチャンスある感じあったけど、その通り。1着ペプチドナイル11番人気、2着ガイアフォース5番人気、3着セキフウ13番人気。3連単153万500円。いかに荒れる要素アリはわかっても、当てられる馬券やない。年間トータルは、馬単-23,850円、3連複-17,980円、3連単-24,730円」

 

悪魔:「京都牝馬Sは完全な差し馬の競馬になったね。中団にいたソーダズリングと、その後ろにいたナムラクレアの直線一騎打ち。3着争いは、同じような位置から2頭にやや遅れたシングザットソング11番人気が粘るところを、後ろから来たコムストックロード16番人気とスマートリアン14番人気がゴール前、猛追。人気薄同士の競り合いやったけど、シングザットソングが3着やったら買い目予想は3連複もゲットやったのにね。クビ、ハナ差、人気ないのから順に3,4,5着やった。残念」

 

 僕:「芝1400mに実績のなかったソーダズリングはナムラクレアとの一騎打ちでクビ差勝利。この距離も十分対応距離を証明した。もちろん、マイルも行けるはず。芝1200mはどうかわからないが、マイルG1のヴィクトリアマイルは狙って来るだろうね。ナムラクレアの狙いは高松宮記念制覇。スプリントG1で5,2,3着。絶対ほしい『スプリント女王』の冠だろうね。3番人気になったメイケイエールは痛恨の出遅れ。道中上がって行ったが、異質な展開にムダに力を消耗したようだ。7番手あたりまで上がりを見せたが直線失速、10着。大外18番枠から最後方追走のロータスランドは、直線、最内から伸びるもゴール寸前に脚が止まった。上がり最速33秒3の脚も、ソーダズリングから0.3秒差の6着。7歳牝馬も展開と枠順で次第で、まだまだやれそうだ」

 

天使:「フェブラリーSは、いまダート界の現役大物といわれるレモンポップ、ウシュバテソーロが海外遠征してることから、実績はまだ乏しいけど期待の大きい3頭、4歳オメガギネス、5歳ウィルソンテソーロ、4歳ドゥラエレーデに人気が偏った。ホンマ、いつものダートG1フェブラリーSやない!違和感たっぷりやってんけどな。予想から外せたんはドゥラエレーデだけやった」

 

悪魔:「人気馬に危険は感じてたけど、他の馬もええ点と悪い点がめっちゃ見え隠れする馬たち。どの馬がええ点を見せれるか?は、ホンマ、走って見んとわからへん。まぁ、どの馬が来ても結果論的なとこあるからね、このレースは。そんだけ難しかった」

 

 僕:「ダート1200mで逃げるドンフランキーが外枠から行って、内枠に多い逃げ・先行・好位馬。狙いは差し馬。見込んだ通りドンフランキーが3ハロン33秒9、芝のスプリント並みのハイペースで行って、差し馬ペース。なのに勝ったのは4番手追走していた逃げ・先行タイプのペプチドナイル。ちょっと逃げに頭打ち感があって、前走は東海Sを3番人気も4,5番手から6着で、今回、人気下降。流石に『差し展開』と読めば買えなかった。同じような位置にいたドゥラエレーデが12着だった中で勝ち切ったペプチドナイル。これまでの逃げ馬としての苦しい戦いの中で、『底知れぬ渋とさと実力』を身につけて来たんだろう。これは、『脱帽』以外にない。芝とダートでは『走り』そのものが違う。これ、競馬の常識。芝マイルでマイラーズカップ2着、安田記念4着のガイアフォースとはいえ、『初ダートがG1のフェブラリーS』という馬を簡単に買うワケには行かない。直線芝のスタートは好都合だったか、中団につけ、馬込みのないところを単騎追走。スムーズ名レースぶりから直線、抜け出したペプチドナイルを追って2着争いの筆頭に立つタガノビューティーを外から差し、遅れて伸びて来たセキフウも振り切り2着。ガイアフォースの今年のG1戦線はダートか?芝に戻るのか?ガイアフォースにクビ差、3着争いをハナ差で制したのはセキフウ。3歳時、ユニコーンSを後方から追い上げ2着。差し脚には定評があったが、エルムS1着、武蔵野S8着、兵庫ゴールドトロフィー5着、『末脚が切れる時と切れない時』差があり過ぎた。まさに、今回は末脚が切れた。7歳、これまでの集大成か?いままでより早めに進出、2着争いの1番手に躍り出て結果4着に敗れたタガノビューティー。中団後方に付け、内目を狙い5着に突っ込んだキングズソード。8歳、4度目のフェブラリーS、最後方から直線勝負で6着のレッドルゼル。それぞれに、『望みは叶えなかった』が、やることはやった。充実感はつかんだ馬たち。14番枠からドンフランキーの2番手とスタートが良すぎたウィルソンテソーロ14着、内から2,3,4番手を追走のドゥラエレーデ12着、ハイペースに巻き込まれた、か。5番枠から内5番手、速くもなく好位、ただ、初の砂被り位置だったかもオメガギネス14着は直線ではもう脚がなかった。惨敗、屈辱の人気馬たちは、この屈辱の実績を『糧』に前を見つめるしかない」

 

天使:「とんでもない結果の週やったけど、ある意味、見応え満載のレースでもあったワケやな。おれたちも、これを一つの糧にせんとな。よりよい馬券作戦のために。ほな、このへんで。ではでは」