天使:「クイーンカップは上位4頭に人気が集中したけど、トリガミ覚悟で幅広い買い目予想したら、1着クイーンズウォーター1番人気、2着アルセナール3番人気、3着ルージュスエルテ4番人気で決着。馬単1,500円、3連複1,800円をゲットもトリガミ。3連単はクイーンズウォーターと2番人気のサフィラ9着の2頭軸にしたために、外れ。京都記念は6頭選びを5頭選びにして、トリガミ解消の変則的な買い目予想にいたけど、3着に9番人気(単勝82.9倍)のアナ馬バビットに来られて外れ。ゲットは1着プラダリア、2着ベラジオオペラの馬単1,120円だけで、それも結局、トリガミやった。ベラジオオペラ頭の⑤-③は600円分予想しててんけどな。3着争いも、クビ差まで迫った4着シュヴァリエローズ8番人気(単勝80.2倍)はアナ馬として入れててんけどな。まぁ、これが現実や。年間トータルは、馬単-19,090円、3連複-13,980円、3連単-19,930円」

 

悪魔:「クイーンカップはルージュスエルテが逃げんと、なんと最後方から。アナ馬で選んでたモリノレッドスター9番人気が逃げることになったんやけどね。3ハロン35秒4、上がりも34秒9でよう粘ってんけど、人気3頭に差され、最後はサクセスカラーにも差されて5着。勝ったクイーンズウォーターは後方2頭目、3着のルージュスエルテは最後方と、後ろからの戦いやったけど、33秒台の素晴らしい『切れ味』を見せたね」

 

 僕:「2着のアーセナルは5番手をもう1頭の人気のサフィラとともに追走。直線は進路が狭くなる不利はあったが、めげずに脚を伸ばし、最後は先に抜け出したクイーンズウォーターにクビ差まで迫った。これでまだ2戦目とは思えないレース上手さと、勝負強さを見せたね。勝ったクイーンズウォーターは新馬戦2着33秒6,未勝利戦1着33秒7,本日33秒4、これで3レース連続上がり最速33秒台。『切れ味』の凄さと確かさを証明したね。鞍上・川田将雅の感触だと、まだ通過点のような雰囲気。まだまだ強くなるかも。ルージュスエルテは前走は逃げたといっても超スローペース。逃げて33秒4の末脚に異常感があった。今回はメンコを付けたことによって、ゆっくりスタート差し構えの感じだったが、最後方は遅すぎた、か。直線は大外に出し、クイーンウォーターより先に進出してきたが、ゴール前で息切れしたようだ。距離はマイルがギリギリか。サフィラは前・後ろ・横、びっしり詰まった中で精神的に圧迫されたのか、鞍上・松山弘平が言うには『4コーナーでもう手応えがなかった』ようだ。良血だが精神面の強さが必要か」

 

天使:「京都記念はベラジオオペラ、ルージュエヴァイユ、プラダリア、この3頭が人気通りの強さを発揮するんとちゃうか?そう思われたんやけどな。いつもやったら『牝馬が牡馬と混合で戦う時の壁』を気にするんやけど、今回のルージュエヴァイユはエリザベス女王杯の牝馬G1・2着に流されてしもたな。それに、重賞2着続ける前は12着、10着と安定感のない馬やったのに、な」

 

悪魔:「ま、不安は無きにしも非ず、やったけど、3連続2着で素質開花やと思てしもたところがあったよね。ほんで、最近の牝馬は牡馬と伍して戦える『強い強い牝馬』が多いし。調教も素晴らしいと聞いたら・・・・・・そうなるんとちゃう?」

 

 僕:「それに、土曜日から完全に『外差し競馬』になっており、7枠9番なら普通に追走していて外から上がって来れる。まぁ、間違いないと思うだろうね。予想でも最初に書いたように、逃げ候補のバビット、アフリカンゴールドは最近の戦績と7歳、9歳の年齢からも推す材料がなく、いまの京都の『外差し』傾向から先ず買えない。ほぼ人気3頭、じゃなかっても4番人気マテンロウレオまで。極薄い可能性だが2走前の中日新聞杯で0.3秒差5着したシュヴァリアローズの『外差し』がアナと見たんだが・・・・・・。大外から強引に行ったアフリカンゴールドが1000m通過59秒3、ハイペースとはいわないが荒れた馬場にしてはなかなかの速いペースで行って、4,5馬身離れた2番手バビットは平均ペース。さらに3,4馬身離れてシュヴァリエローズ、マテンロウレオ、その後にプラダリア、1列後ろにベラジオオペラ。ルージュエヴァリユはさらに後ろ。直線、外から突っ込むプラダリア、ベラジオオペラのマッチレース、外からシュヴァリエローズ、ラヴェルらがひと固まりで3着争い・・・・・・と思いきや、内で3着に粘っているのがバビット。『きょうはレースによっては内も伸びている』、鞍上・団野大成が取った勝負態勢。2番手から内を通り先頭抜け出し、人気2頭に差されても3着を堅持していた。ゴール前、一冠歩ごとに迫る外差し勢。その先頭にいたシュヴァリエローズが迫って迫って、あと一冠歩で替わるか!と、思われたところがゴールだった。クビ差、バビットの逃げ切り3着。5歳プラダリアの重賞G2・3勝目。6戦4勝・重賞2勝、G1以外はすべて勝利だったベラジオオペラ4歳の初の2着。厩舎の思いに違いはあるだろうが、春の、今年のG1戦線へ向けて、希望ある一戦だったことはともに評価できるだろう、と思う。春近しか」

 

天使:「そうやな。お互いに勝ち負けは大きい。けど、年の初戦で『勝ち負けの勝負ができた』という馬の状態の方が、その順調さの方が厩舎に携わる人たちには大きいかな。ほな、今回はこのへんで。ではでは」