天使:「結構、馬券圏内には先行馬の前残りのイメージが強い日経新春杯。ここも逃げるんはリビアングラスかディアスティマ。両馬ともに逃げられへんのやったら2,3番手でも・・・・・・というタイプでムリに競りかけることはない馬。ペースはそう流れへんやろうね。それでゴール前3ハロンより、4ハロン、5ハロン、早めに勝負をかけ雪崩れ込むパターンを重視するやろうから、瞬発力よりも『長くいい脚』を使える差し馬が対抗できそう」

 

悪魔:「新春を迎えて、芝2400mの重賞に挑む明け4歳馬。中長距離での今年の活躍の基盤になるようなレースやね。菊花賞に出走した馬の中から4頭も出て来た。4着リビアングラス、5着サヴォーナ、6着ハーツコンチェルト、10着サトノグランツ。サトノグランツはちょっと離れた着順やけど、トライヤルの神戸新聞杯は1着。重賞2勝馬で格は同等以上やしね。古馬になって活躍が期待される明け4歳馬たち4頭を、中心に考えるんが順当とちゃう?」

 

 僕:「まぁ、そうだろうね。 ただ菊花賞以来がハーツコンチェルト、サヴォーナ、サトノグランツの3頭。ハーツコンチェルトの最終追い切りはそんなに良くなかったみたい。前行く馬としても注目されているリビアングラスは年末のグレイトフルS(3勝クラス)に出走して、好位から伸びずに7着。今回の最終追い切りも良くなってないみたい。『前走は好位に控えたのが失敗』というが、3勝クラスなら展開関係なく上位には・・・・・・ということでリビアングラスは外し、か。 ハーツコンチェルトは『秋ごろから追い切りでずぶさは出て来ているが、レース結果から問題ないだろう』とのこと。菊花賞はいままでになく前の位置に付けられたが、道中包まれたり、控えさせられたりでスムーズでなかった。ダービーの3着を考えれば、ここでは有力候補でしかない。 サヴォーナは神戸新聞杯2着。菊花賞はスタート悪く、向こう正面から捲る極端なレースで、直線2番手から5着に沈んだ。だが、一線級でやれる実力は証明したといえるのでは。 サトノグランツは京都新聞杯1着、神戸新聞杯1着。重賞2勝は間違いなく実力の証明。京都新聞杯は約2カ月ぶり、神戸新聞杯は約4カ月ぶり、休み明け出走の重賞勝利に注目。今回、3カ月弱の休養明け。 ハーツコンチェルト、サヴォーナ、サトノグランツ、明け4歳3頭が中心か。 あと、前走、京都大賞典を心房細動で競走中止したが、外せないのが5歳ブローザホーンか。それ以前の2走、函館記念3着、リステッド競走・札幌日経オープンは2着アケルナスターに6馬身差の勝利。心房細動は一過性のもので、ここで実力発揮なら好勝負。

 先行前残りでリビアングラスを外すなら、狙えるのはディアスティマ。去年、日経賞を2番手から3着、目黒記念を逃げて2着。前走、アルゼンチン共和国杯はおよそ半年ぶりの実戦で、スタート悪く中団後方追走のまま13着惨敗。ここは2走目の良化、先行策で。7歳となるが、その分、人気も下降なら。 あと、同じ明け4歳でも牝馬のシンリョクカ。デビューから詰めて使えず、まだ全6戦。新馬戦1着以外はすべて重賞出走、うちG1・4戦。阪神ジュベナイルフィリーズ2着、桜花賞6着、オークス5着、府中牝馬S10着、エリザベス女王杯9着。エリザベス女王杯9着とはいえ、勝ち馬ブレイディヴェーグとは0.5秒差。そんなに負けていない。牝馬の一線級と対戦して来た底力を発揮すれば・・・・・・侮れない」

 

天使:「そやな、ここは何来るか?わからんメンバーや。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑥⑦⑧⑫⑬⑭、30点×100円。3連複ボックス、⑥⑦⑧⑫⑬⑭、20点×100円。3連単フォーメーション、⑦⑬⑭-⑦⑬⑭-⑥⑦⑧⑫⑬⑭、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」