天使:「牝馬のハンデ重賞。今年は開催変更があって、愛知杯は小倉競馬場となんねんな。小回り小倉の芝2000m、ちょっと考え方を変えんとな。開幕週やし、内枠の先行馬に注意かも。今回、前に行きそうなんはウインピクシス、ローゼライト。場合によってはグランスラムアスク、フラーズダルムも行くかもしれんけど。グランスラムアスクは去年の8月以来、出来上がってないみたいだし、フラーズダルムは外枠からだと先行を控えるかもな」

 

悪魔:「牝馬のハンデ重賞やけど、ハンデ頭が55㌔で3頭。とにかく重賞勝ちが3歳の春にフローラSを勝ったエリカヴィータ5歳だけやもんね。ホント、ここで中心になれるような重賞実績を持った馬はおれへんのが現実。いま1番人気のミッキーゴージャスにしても、重賞出走はG1のオークス14着だけ。母がオークス・秋華賞『2冠』を勝ったミッキークイーンやから人気してる、いうのもあるんちゃう。実力よりも血統から来る期待値の方が大きい」

 

 僕:「ま、確かにそうだが、ミッキーゴージャスの場合、オークスを除いたら1,1,5,1,1着。4歳になって本格化すれば・・・・・・と期待されるだけの足跡は見せているんじゃないかな。このメンバーなら1番人気は仕方ない感じがする。好位に付ける脚があり、12番、外めの枠も道中動きやすい。鞍上・川田将雅だったら、4コーナーで射程圏まで上がって来そうだ。期待大。 相手は重賞実績あるコスタボニータ、ウインピクシス。 コスタボニータは阪神牝馬S3着、クイーンS3着。前走はリステッド競走・ディセンバーSをクビ差2着。内2番枠から好位差し込みで上位を狙って来る。 ウインピクシスはコスタボニータが3着だったクイーンSで2着。この冬は昨年11月・福島記念4着から12月・ターコイズS16着。ターコイズSはマイルの距離が合わなかったこともあるはず。2,3番手でも競馬は可能なので前残りを十分狙える。 開幕週、展開利を狙うなら、もう1頭の先行候補ローゼライト。前走はエリザベス女王杯を2番手から、勝ったプレイディヴェーグの0.7秒差12着。着差から見れば、着順ほどの惨敗でもない。エリザベス女王杯も、本当は単騎逃げに持ち込みたかったようだ。ここ逃げてもマーク外で気楽に行けそうだ。ハンデ53㌔もいい。 あと、アナ馬として、重賞を走り続けもっと活躍を見せてもいいはずの馬、ルージュスティリアと、エリカヴィータだ。 ルージュスティリアは去年の4月から重賞ばかりG2・G1・G3・G2・G2・G3を6,10,3,7,13,9着。最初の阪神牝馬S6着と3走目の中京記念3着は1番人気。徐々に人気は落ちて来たが、期待は高かった馬。まだ5歳、老け込む歳ではない。社台ファーム産・父ディープインパクト、いつ走ってもおかしくないはず。 エリカヴィータは、牝馬でセリ価格1億8,700万円という高馬。伯父がキンシャサノキセキ。3走目でG2・フローラSを勝ったが、その後、重賞を惨敗続き。前走はリステッド競走・ディセンバーSを0.3秒差4着。2着コスタボニータとは0.2秒差。前走、コスタボニータ55㌔、エリカヴィータ56㌔が、今回は同斤の55㌔。『良血』が騒いでも不思議でない」

 

天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、②④⑦⑧⑩⑫、30点×100円。3連複ボックス、②④⑦⑧⑩⑫、20点×100円。3連単、②⑫2頭軸マルチ、②⑫-④⑦⑧⑩、24点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」