天使:「新年早々外れっぱなしの3日間やったな。今年から予想に3連単を復活したけど、より惨めになるだけか?ま、回顧でしっかり反省、前向くしかないか。いつものように・・・・・・。京都金杯は人気の落ちた実績馬たちに注目したけど、結局、これからが期待できる上昇馬で決まった。1,2着は明け4歳のコレペティトール、セッション。3着は2勝・3勝クラスを連勝して1番人気となった5歳トゥードジボン。まったくもってセッション以外は予想外れ。フェアリーSは10着までが勝ち馬から0.4秒差以内という接戦。1着イフェイオン5番人気、2着マスクオールウィン5番人気、3着ラヴスコール4番人気で決着。残念ながら1着イフェイオンを外してたから、予想は最悪。シンザン記念は1着ノーブルロジャー3番人気、2着エコロブルーム1番人気、固い本線やけどバッチリ。これは良かってんけど、3着が17番人気(単勝207.6倍)のウォーターリヒト。これは、もうお手上げ。『降参』状態やね。馬単2,060円ゲットがやっとや。年間トータルは、馬単-6,940円、3連複-6,000円、3連単-8,800円」

 

悪魔:「ホンマ、新年早々、酷い結果やな。京都金杯は先行馬が多いから差し馬の出番と踏んだんやけど、勝ったコレペティトールは好位からの差し切り。2,3着は2番手セッション、3番手トゥードジボンで前残り。展開から間違ぅたね。2着のセッションこそアーリントンカップ2着の実績はあるけど、1,3着の2頭は3勝クラスを勝ったばっかり。実績がないからって外した馬も、勢いの方が強かった」

 

 僕:「8枠16番からハナ切ったドルチェモアには驚いたけど、3ハロン、33秒7は暴走。大きく離れた2番手セッション、さらに遅れて3番手トゥードジボンには平均ペースだったか。それでも上がり3ハロンが2着セッション36秒4、3着トゥードジボン35秒9、1着のコレペティトールが6番手から最速で35秒3だから、かなり上がりがかかった競馬だったといえる。後ろの馬も上がりがかかっており、ぜんぜん届いていなかった。上位に来た馬以外で、次走に希望を持てそうな馬はいなかったね」

 

天使:「フェアリーSは3歳牝馬の重賞。ハナから人気中位ぐらいまでは差がないメンバーやと思ってたけど。結果は、ホント、接戦やった。逃げたんは2番人気のキャットファイト。3ハロン34秒7だから、やや速めの平均ペースか。すぐに外からジークルーネが行って先頭を奪ってから、ペースは速なったな」

 

悪魔:「ずっと2列目、3列目辺りにいたイフェイオンが、直線、早めに抜け出してたとこに、後方にいたマスクオールウィンが上がり最速33秒9の脚で2着。イフェイオンのクビ差まで迫った。凄い切れ味やったね。勝ったイフェイオンも凄いけど」

 

 僕:「イフェイオンは未勝利勝ちから。母イチオクノホシは2歳から差し脚の鋭さで評判だった馬。重賞勝ちはないけど、阪神ジュベナイルフィリーズ4着、クイーンカップ2着、阪神牝馬S2着。母から貰った鋭さを見せつけたか。未勝利勝ちだが5番人気、そこそこ人気はしていたんだけどね。母ほどとは思えなかった。無念。マスクオールウィンは3連続好走のあと1勝クラス、勝利。重賞でも期待できる実力と踏んだんだけど、スタート合わず後方からでこの切れ味は、正直ビックリ。デビューから相当の実力アップか。ラヴスコールはノーザンファーム産、新馬戦1着・アルテミスS6着から重賞級の力はあると思われたが、その通り。1着から4着までクビ、クビ、クビ差の接戦の3着だから、勝ち負けの期待ができる馬。接戦の中で最悪の4着に沈んだのが1番人気のスティールブルー。アルテミスS3着からやや下げた感じだが、新馬から3走安定した走りを見せており、次も期待できるか。ま、ここでは10着までが0.4秒差。10着メイショウヨゾラまでは次走の挽回を期待できるのでは」

 

天使:「シンザン記念は18頭立て最低人気のゼルトザームが積極的な逃げ。メンバー唯一の重賞勝ち馬やのに最低人気。血統をよくよく見たら、曾祖母ロゼカラー→祖母ローズバド→母ロザリウムとくれば『薔薇一族』や。ただ、ゼルトザーム(ドイツ語=奇妙な)という名なんで『薔薇一族』ではないけどな。それが最低人気で、ハナ切って、もう興味いっぱいやったな」

 

悪魔:「新馬戦ダート勝ち。函館2歳Sが10番人気、重馬場で1着、次の京王杯2歳Sが良馬場で11着。あとは地方ダートG2・G1で3,8着。完全にダート馬や思われて最低人気なんやろうけど、血統的には『薔薇一族』で伯父がローズキングダムやもんね。なんか、心の中で『がんばって』て思てしもたわ」

 

 僕:「ま、予想からは外してしまった馬だけどもね、ゼルトザームは。3ハロン、34秒3、かなり速いペース。メイショウサチダケが競りかけて来て、フェリーニ、ランザロープスと続き、前には辛いレース。人気上位馬では1番人気エコロブルームがランザロープスの外に並びかけ、ショーマンフリートはその後ろ。内5番枠のノーブルロジャーは中団後ろ目の馬群の中。直線に入ればエコロブルーム、ノーブルロジャーが馬群中外から抜け出してくるところを、最内でがんばってるのがゼルトザーム。ホント、差されても3着には残るんじゃないかな?と思わせるほどの粘りだった。人気2頭が抜け出して、大外から飛んで来たのがウォーターリヒト。ノボリショウリュウ、アルトゥームとともに最後方にいた馬。ゴール前、ノーブルロジャーが抜け出して、2着にエコロブルーム、3着粘っていたゼルトザームがつかまって、3着はどの馬?と思われた時に、外から一気に3着まで上がって来たウォーターリヒト。そして、2着エコロブルームにアタマ差まで迫ってゴールだった。1着ノーブルロジャー3番人気、2着エコロブルーム1番人気。固く納まりそうな中を後方一気の差し脚を決めた17番人気(単勝207.6倍)ウォーターリヒト。新馬戦5着から3,3,1着。4戦目で初勝利を挙げた馬。4戦すべて芝2000m、勝ちタイムが2分3秒7。アナ馬としても、ここで推せる材料はなかった。このレースは、どう考えても予想外れ、だっただろうね。新馬勝ち即勝ったノーブルロジャー、未勝利勝ち即2着のエコロブルーム、未勝利勝ち即3着ウォーターリヒト。データだけを見れば、抜けた存在の馬はいなかった・・・・・・何が来てもおかしくないレースだったということか」

 

天使:「ま、結局8着やったゼルトザーム18番人気の逃げでもあんだけ楽しめたんやからな。競馬はわからんから、おもしろい。ほな、このへんで。ではでは」