天使:「1番人気の牝馬レガレイラ1着、2着に2番人気のシンエンペラー。固い人気馬の1,2着に本線すぎるわ・・・・・・思たら、なんと3着が13番人気(単勝128.7倍)のサンライズジパング。ダートのJBC2歳優駿で2着した馬。ここではちょっと買いづらいわな。好きな上方落語に『高津の富』いうのがあって、昔の宝くじの話やけど、個人的にその当たりくじの番号をよく買うんやが。今回は買えへんかったんやなぁ。『一等かぁ。あれが、ねの1365番。わしのんが、ねの1365番・・・・・・ちょっとちゃうな』というくすぐりがある落語。もう、わかったと思うけど、3連単13・6・5や。『残念』、それしかない。これで決まった年間トータルは、馬単-86,770円、3連複-87,340円。どっちも同じようなマイナス。今年もアカンかったな」

 

悪魔:「重賞実績重視で、人気のレガレイラ、センチュリボンドを切ったり、高配当狙いに走ってんけどね。レガレイラに勝たれて、アナ馬もダート実績のサプライズジパングに来られては・・・・・・もう、悔しさもないね。ゴンバデカーブースの出走取消し、タリフラインの競争中止、思わぬアクシデントもあったけど。とくにタリフラインは両腸骨骨折で予後不良、安楽死処分となってしもた。腸骨て骨盤を作ってる3つの骨のうちの1つなんやてね。筋肉とくっついてるから、回復が難しい場所やねんてね。タリフラインはまだ2歳、ホンマに悔しい馬生や思うけど・・・・・・ホンマ、『安らかに』と願うしかない」

 

 僕:「ホント、レースで見たくないのは競走馬の故障。500㌔ほどの巨漢があのスピードで走るのだから・・・・・・防げないものではあるかもしれないけど、ホント、故障なく走ってほしい。レースは内枠、ヴェロキラトプルの逃げで始まった。2番手にアンモシェラ、かなり押して位置を取りに行ったサンライズジパング、好スタートを切ったシンエンペラー。2コーナーを回って向こう正面、今回はいいスタートを切っていたショウナンラプンタだが勢いを止められず、2番手アンモシェラの外まで上がって行った。1000m通過60秒0、ちょっと速めの平均ペース。内枠から先頭に立ってしまい、行くしかなく先頭をひた走ったヴェロキラペトル。4コーナーで捕まえに行ったシンエンペラー、ショウナンラプンタ。外々を回って追い上げるサンライズジパング、ウインマクシマム。3~4コーナー、後方4,5頭目から追い上げにかかったレガレイラはウインマクシマムのさらに外に振られる勢いだったが、鞍上C.ルメールがグッと我慢。外を通らずに直線まで待って、外に出し伸びる、伸びる。異常なほどの伸びで1着ゴール。直線すぐに先頭に立ったシンエンペラーは油断というほどではないが、やや加減?差されてから食らいつく脚はあった。4分の3馬身差。2馬身開いて3着にサンライズジパング。スタート時はかなり押して先行集団に。ショウナンラプンタが上がって行った時は、やや下げ、4コーナーで勝負に出て上がって行ったが外に振られ、横の馬にぶつかりかけたような脚取り。レガレイラには追い越されながらも、それでも他馬に負けない伸びを見せ3着確保。かなり順調さを欠きながらの3着。決して展開などに恵まれての3着じゃない。これは実力、と評価したい。勝ったレガレイラは牝馬とは思えない『豪脚』。3歳、オークスが楽しみ。父スワーヴリチャード、母父ハービンジャーだけに桜花賞は距離不足か? 2着シンエンペラーは凱旋門賞馬の全弟だけに距離延びても大丈夫そう。芝2000mでG3勝ち、G1・2着。『3冠』候補とまで言えるかも。とにかく、3歳クラシックに牝馬ともに有力候補が現れた一戦といえそうだ」

 

天使:「そやな。来年へ、希望多い一戦やな。タリフラインの走りだけが、悲しいけど。ほな、このへんで。すぐに新しい年の競馬が始まるけど、楽しさ持ってがんばっていきたいもんや。ではでは」