天使:「府中牝馬Sは何が逃げるか?もわからへん混戦模様のレース。差し馬も好位馬も入り乱れたけど、結果、1,2着は人気のディヴィーナ1番人気、ルージュエヴァイユ4番人気で決まって、馬単2,850円はゲット。混戦やったせいか1・4番人気でこの配当は、ようついたな。3着は予想外のライラックに来られて、3連の買い目はアウト。秋華賞はご存知、リバティアイランドの断然『1強』人気。見事に『牝馬3冠』達成で、2着に3番人気マスクトディーヴァ、3着に2番人気ハーパー、まぁ、配当的には楽しみの少ない結果に終わったわな。マスクトディーヴァを馬場的観点から外したけど、最速の上がり33秒5で突っ込まれたらしゃーないわな。やや重馬場やけど、上がり33秒台が4頭、『切れ味』が生きるレースになったらムリ。『パワー』型で有力馬を決めてしもたからな。年間トータルは、馬単-44,320円、3連複-61,540円」
悪魔:「府中牝馬Sはディヴィーナが逃げたんは驚き。関屋記念で4番手からの競馬をしたけど、先行までや思てた。7番枠から1枠1番コスタボニータを見ながら出たけど、『これは行った方が』、早めにデムーロが判断したんかな。逃げて上がり3ハロン33秒9、このスピードで上がったらなかなか差し切られへん。ルージュエヴァイユが4コーナー8番手から32秒7の上がりで、ハナ差2着。この『切れ味』でも届けへんねんからね。後方から最速の上がり32秒6のフィアスプライドがハナ、クビ、クビ差の4着やから。4コーナーで競走中止したストーリア以外、まともに走った馬は全馬32秒台、33秒台、ホンマ、高速の上がりのレースになったからね」
僕:「その固い馬場が故障の原因ともなってしまったのか?わからないけど、ストーリアは左第1指関節脱臼を発症、予後不良・安楽死処分となってしまった。まだ4歳、これからも牝馬重賞で活躍できる馬だったのにね。ホント、残念。『合掌』。展開予想も難しかった一戦。上位がハナ、クビ、クビ差。7着までが0.3秒差。ホント、大接戦。今度、同じようなメンバーでやったら、展開も結果もゴロッと変わっても不思議でない感じ。ただ、展開関係なく牝馬重賞で上位に定着した観のあるディヴィーナは、しばらくは中心に推せそうだ」
天使:「ほんでもって絶対的な強さを誇るリバティアイランドの『牝馬3冠』、秋華賞や。重馬場から始まった馬場もやや重まで乾いて、調教後に測った馬体重+24㌔も+10㌔となり、ホンマ、心配点はほぼなくなったな」
悪魔:「秋華賞は内枠に入ったコナコーストが逃げて、ハーパーが4,5番手好位。そのすぐ後ろにリバティアイランドがつけて、展開的な不安もなくなったね。1000m通過61秒9。やや重馬場として緩いペースかな。上手いこと外に出して、4コーナーでは、リバティアイランドは3番手まで上がってきたもんね。ここで先行馬は苦しなった」
僕:「直線に入ってリバティアイランドはラクに先頭。もうその段階で勝つのはほぼ決まった感じ。2着争いもハーパーに内からモリアーナ、マラキナイアが接近し、外からはドゥーラ、そう思って見ていたら、ナント、後方外からマスクトディーヴァがもの凄い末脚。切れたねぇ。馬場の乾きもあったんだろうけど、一気に伸びて2着争いを通り超えて、リバティアイランドに迫った。ま、リバティアイランドの鞍上・川田将雅は、勝ちを意識して余裕のゴールだったのもあるだろうが、1馬身差まで迫った。記録ではリバティアイランド33秒6に対してマスクトディーヴァ33秒5だからね。ローズS1分43秒0の日本レコードで走った『脚』は本物だった。マストディーヴァには2馬身半差離されたが、ハナ、クビ差の3着争いを制したのはハーパー。ハーパー始め、4着ドゥーラ、5着モリアーナは『パワー』型で上位に来ると期待した馬。やや重は良かったんだが、上がりが33秒台になるまでの馬場回復は、正直、誤算。ま、人気で決着したレース。何の文句も言えないのが現実だけどね。とにかくリバティアイランドにとっては、『牝馬3冠』は通過点。今後、牡馬との一線級と対戦しても、どれだけの強さを見せるか?それとも『世界』へ照準を合わせるのか?いまは、期待しかない」
天使:「なるほどな。今後のリバティアイランド。おれは希望しかないな。ほな、このへんで。ではでは」