天使:「やっぱし、イクイノックスが順当勝ち。2着に突っ込んだスルーセブンシーズは、残念ながら『外し』やったけど。まぁ、『絶対的』存在のイクイノックスが1着で、ホッとした感じやな。獲れたとしても馬券的妙味は薄いし、何よりイクイノックスが飛んだりしたら、これは半世紀以上も競馬やってきた歴史もなんも消えてなくなってしまうようなもんやもんな。それほど、競馬に『絶対』はないなかで『絶対的』なもんやった。ちょっとオーバーかな。年間トータルは、馬単-9,610円、3連複-30,450円」
悪魔:「まぁ、イクイノックスは前には行かへんやろと思てたけど、後ろから2番目とは思えへんかったね。前走のドバイでは逃げたのに。ユニコーンライオンが逃げて1000m通過58秒9のハイペース。ドゥラエレーデ、ブレークアップ、アスクビクターモア・・・・・・ついて行った先行馬は総崩れ。今回は下げる思たディープボンドが7番手あたりからじんわり行ったけど、それでも切れ負けして5着。前半後方にいた馬に直線やられてもうた」
僕:「最初の3ハロン34秒0、上がり3ハロン35秒5、完全な差し競馬になった。後方14番手から捲って4コーナー3番手まで上がってきたジェラルディーナ。後方2番手のイクイノックスよりつねに1,2列前につけるジャスティンパレスはイクイノックスを意識してか、いつもより後方。4コーナーではほぼ同じ位置、中団あたりまで進出。直線勝負にかけたが、やはりイクイノックスの切れ味は秀逸だった。ゴール前で一気に先頭。ただ、真ん中の馬群を割って2着にぶっ飛んできたのは、同じ赤い帽子。前半ではイクイノックスの後ろ、最後方にいたスルーセブンシーズだったことには、ホント、驚き。好調なのは感じていたが、前走で初重賞を勝ったばかりの5歳の牝馬にこの切れ味は・・・・・・恐れ入った、感じ。3着に突っ込んだジャスティンパレスも、4着ジャラルディーナもそれぞれに強さを見せたが、スルーセブンシーズの末脚にはとても及ばない。一瞬、イクイノックスも交わすか?の勢いだったからね。ホント、大きな価値ある『クビ差』2着。イクイノックスにとっては、今後、秋は国内G1で連勝を狙うのか?海外G1に目を向けるのか?わからないけど・・・・・・いま頓挫しているダービー馬ドウデュースとの『世紀の再戦』を見てみたい気もある。それも、ドウデュースが復活してG1を獲ったあとでの『頂上決戦』。ま、これは競馬ファンの甘い願望だけどね」
天使:「なるほどな。春競馬のG1もこれで終了や。秋のG1までは『夏競馬』。暑い夏を熱く、や。ほな、このへんで。ではでは」