天使:「重馬場どころか不良馬場になってしもた週。ここまで悪なったら、ちょっとつかみづらいか。日経賞はタイトルホルダーの圧勝、もう1頭の人気馬アスクビクターモアは9着。2着にボッケリーニは良かってんけど、3着はナント、ディアスティマ。馬単2,560円だけのゲットやった。高松宮記念はアナ馬で推奨した12番人気のファストフォースが1着。『ヤッターッ!』と歓喜のはずが、2,3,4着とアカンかった。選んだ他の馬のなかではグレナディアガーズの5着が最先着。選んだ人気馬1,3,4,5番人気が、ホンマ、全滅やった。せめて2番人気のナムラクレアを選んでたら、馬単24,330円ゲット!やったのにな。年間トータルは、馬単-11,210円、3連複+860円」
悪魔:「タイトルホルダーとアスクビクターモア、日経賞のスタートの差が大きく明暗を分けたね。タイトルホルダーはスタート2番手から、すぐハナ切り。アスクビクターモアは出負けしたんやろか?動けず後方9番手。そのままの着順結果になってしもた」
僕:「アスクビクターモアは好時計のG1で好成績。やはり、スピード勝負向きだったね。まったく見せ場もなく終了した。ここまで馬場が悪くなったら、辛いか。有馬記念惨敗で中山競馬場・芝2500mでどうか?ともいわれたタイトルホルダーやったけど、斤量59㌔も、不良馬場も、全然苦にならなかった。直線でさらに差を開き、2着ボッケリーニに8馬身差。こちらは完璧な圧勝。重上手と思われたライラックはよく差して来たけど、ディアスティマに4分の3馬身及ばず4着。不良になり過ぎて、後方からは届かなかったみたいだね。ゴール前は同じ脚色になっていた。ディアスティマは最初ハナ切りで即2番手。ディープインパクト産駒でどうか?と思ったけど、ホント、よく粘り切った。次走、天皇賞春も逃げ馬に挟まれそうだが、体長はグンとアップしているので、取捨選択が難しい存在となるかも」
天使:「高松宮記念は、ホンマ、道悪の巧拙がわかりにくいレースやった。勝ちタイムが1分11秒5、ホンマ、4秒も5秒も遅いタイムやった。重馬場はこなせるやろう思てた馬でも、伸びひんかった馬おったし。内は悪すぎるやろ思ても差してきてたし。伸びる位置もわかりにくかったな」
悪魔:「中団前から外を通ったファストフォースが勝利。2着はその後ろから差したナムラクレア。3着は同じような位置のインから伸びたトゥラヴェスーラ。4着は後方から内を伸びたナランフレグ。5着は最後方から外をさしたグレナディアガーズ。外も内も伸びたけど、結果は差し馬の展開やった」
僕:「勝ったのは7歳のファストフォース。4歳馬ナムラクレアが2着に来たけど、3着は8歳馬のトゥラヴェスーラ。混戦不良馬場でベテランと言われる馬の『したたかさ』が生かされた感じだね。ファストフォースは予想でも書いたけど、CBC賞1着・1分6秒0、セントウルS2着・1分6秒6、スピード争いこそと思われていたけど、やや重1.1.0.1、重1.0.0.1、不良0.1.0.0、道悪実績があるんだよね。前走、シルクロードS2着で体調は良化。ここ、十分狙えた。ナムラクレアは、それこそシルクロードS1着。短距離重賞を走り続け、ホント、堅実。申し分ないんだけど、不良馬場でどうなんだろうか?華奢な牝馬のスピード馬、かってに、そう思ってしまった。短距離の差し脚では侮れないトゥラヴェスーラだったが、さすがに8歳と、1枠1番で不良馬場となると内からは差せない、と見た。差せた、ね。脱帽。メイケイエール12着、トウシンマカオ15着あたりは不良馬場がダメだったみたい」
天使:「まぁな。ロータスランド6着、アグリ7着あたりも、まったくアカンわけでもない。不良馬場いうんは、ホンマ、難しいんやな。今週は芝2000mのG1、大阪杯や。牝馬のG1馬、スターズオンアース、ジェラルディーナの登場や。牡馬も黙ってへん。面白いレースになりそうやな。ほな、このへんで。ではでは」