天使:「日曜日も雨は降り続く予報。重馬場どころか不良馬場は避けられへん状態やな。ある程度、道悪はこなせそうな馬はわかっても不良馬場となると・・・・・・かなり憶測になるかな」

 

悪魔:「ま、予想そのものが憶測から成り立つもんやさかい。ええんちゃう。それと、道悪巧拙も大事やけど、不良馬場ともなるとさすがに後ろからでは届けへんとか、なんか『不良馬場あるある』があるんちゃう?」

 

 僕:「確かに。短距離の直線勝負、後ろの馬は馬場に切れ味を削がれて伸び切れないことはよくある。重はこなせて前に行ける馬が有利になるんだけど、短距離の場合、とにかくダッシュを利かせてあとは粘り込むだけという馬も出現するから、結構、位置取り争いが激しくなることも・・・・・・。それと、不良ともなると内の馬場がかなり傷んで、中から外が伸びるようになれば差し脚が決まることになるかも。ここ何が何でも逃げるいう馬はいてないけど、その気になれば『ハナ切れる』馬は多い。不良馬場なりのペースの速さはあるだろうね。好位追走、重馬場はこなす馬が狙いだろうね。やはり、追い込みは辛いかな。ナランフレグが去年の重馬場・高松宮記念を後方一気の差し脚で勝ってはいるけど、上がり3ハロンが33秒9、不良馬場でそんな切れ味は使えないと見た。好位馬狙い、せめて中団前にいてないとね。 メイケイエールにチャンス到来かな。短距離重賞6勝、G1は最高4着止まり。メイケイエールにとって、ホント、もう、ぜひ獲りたいG1。気性難がなくなって戦績も安定。前走、スプリンターズS14着は過去のこととして。ソダシと同じ『白毛馬』の女系、道悪対応はOKなはず。 相対するのも牝馬ロータスランド。去年の高松宮記念、重馬場で2着、2歳時にはもみじS・不良馬場2着あり、4歳時、米子S・重馬場1着と道悪競馬にも対応可能。先行策から重賞2勝、初のスプリント戦の高松宮記念では好位からの差し。 伸びゆく4歳馬の中からなら、トウシンマカオ、アグリ。 トウシンマカオは母父に産駒が重馬場走るスペシャルウイーク。道悪はやや重のエイステッド競走・オパールS1着だけだが、好位から京王杯2歳S2着、京阪杯1着があり、好走条件はそろった、か。ここ4走スプリント戦に挑戦4,1,1,4着、新局面でG1獲りか。 アグリは9戦5.1.2.1、いま4連勝で阪急杯を勝ち、ここに挑戦。芝1400mで3連勝中で芝1200mは4着のみだが、逃げ・先行タイプなのでスプリント戦が合わないワケはない。やや重馬場1着、4着。アメリカ輸入繁殖牝馬の持ち込み馬として日本で出産。道悪は十分対応できそうだ。 朝日杯フューチュリティSを勝ち、3歳時、マイル以下で圧倒的人気を得たグレナディアガーズ。NHKマイルカップ3着はあるもののG1は勝てず人気下降。芝1400mの阪神カップは1,2着。芝1200mは昨年、高松宮記念12着のみで、距離が合わないとはまだ断定できない。父は『無敗のマイル王』フランケル、母ウェイヴェルアベニューは輸入繁殖牝馬。これまた持ち込み馬であり、パワーのいる道悪競馬で逆に1200m以上のスタミナが必要となるか。アナ馬として最適、突き抜けも十分あるか。 あと1頭はファストフォース。CBC賞を1分6秒0という好時計で勝った馬。スプリント戦で低迷も1分6秒6でセントウルS2着、前走、1分7秒3でシルクロードS2着。速い時計の勝負で好走。良馬場でこその馬と思っていたが、やや重馬場1.1.0.1、重馬場1.0.0.1、不良馬場0.1.0.0、ひょっとして得意かかも。混戦こそ経験を積んだ7歳馬の底力、か」

 

天使:「そうかぁ。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑤⑧⑫⑬⑭⑯、30点×100円。

3連複ボックス、⑤⑧⑫⑬⑭⑯、20点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」