天使:「今回は14頭も出てくる馬に失礼かもしれんけど、明け4歳のボルドグフーシュ、ジャスティンパレス中心でしゃーないやろ。ボルドグフーシュは去年秋、神戸新聞杯3着から菊花賞2着、有馬記念2着。完全に世代トップクラスの馬になった。ジャスティンパレスも神戸新聞杯1着から菊花賞3着。有馬記念は7着やったけど、世代トップクラスなんは間違いない。2歳暮れからホープフルS2着、皐月賞9着、ダービー9着、ほんで神戸新聞杯と、G1・5走、G2・1走とトップクラスのレースばっかり走ってきた。対戦相手の格は凄いもんがある」

 

悪魔:「6歳になったけど、この阪神大賞典を2連覇中のディープボンド。天皇賞春連続2着をはじめ、有馬記念2着、菊花賞4着、宝塚記念4着とG1でも実績豊富やし。芝3000mの長距離考えたら、ホンマ、明け4歳2頭とディープボンドで決まってしまいそうやね。いまのところ3連複で2.9倍やて。考えられへん低配当。これは『見』が妥当なレース?」

 

 僕:「別定戦でボルドグフーシュが1㌔軽い56㌔、ジャスティンパレスが他と同じ57㌔、ディープボンドが1㌔重い58㌔。斤量的にやや重いのがディープボンドで、これは実績からは当然かな。いずれにしてもボルドグフーシュとジャスティンパレスは恵まれた斤量。別定戦様々だね。前走、3頭とも有馬記念に出走。逃げた2番人気のタイトルホルダーが9着、3‐3‐2‐2番手だったディープボンドが8着、3‐3‐4‐5番手だったジャスティンパレスが7着。先行馬総崩れの中で、中団から捲ったイクイノックスが1着、後方から捲ったボルドグフーシュが2着。展開の有利不利が差となって出たようだ。斤量はディープボンドが57㌔、ボルドグフーシュ・ジャスティンパレスが55㌔。今回と比較すると、実のところジャスティンパレスが1㌔とはいえ辛いところ、か。展開を考えると、逃げるのはブレークアップかアフリカンゴールド。そのすぐ後ろあたりにディープボンドか。距離3000mを考えてもスローな流れだろう。ディープボンドが3コーナー辺りから早めに勝負に出るか? ボルドグフーシュにはつらい展開? ただ、ボルドグフーシュ鞍上は川田将雅。行けるなら早めに射程圏に入れたいタイプ。意外と途中から流れが速くなるか。どう考えても3頭の実力は抜けているが、3頭の騎手ともに天皇賞春の前に脚を測っておきたい、と考えるなら、波乱の要素はアリ。1頭の牙城が崩れるかも。展開が乱れた時に1角を崩せるのは、アイアンバローズか、ユーキャンスマイル。 アイアンバローズは昨年の阪神大賞典2着馬。積極策で4コーナー2番手から粘り込んだものだが、ステイヤーズS・21年2着、22年4着があるように長距離をスムーズ先行・好位追走できた時の粘り腰は相当。 ユーキャンスマイルは、かつて『長距離王』ともいわれた馬。阪神大賞典は20年1着、21年2着、22年5着。8歳となったが、まだ完全に終わったワケではない。追い切りは順調。 あと1頭は、前々走、アルゼンチン共和国杯・芝2500mを勝ったブレークアップ。前走は有馬記念、タイトルホルダーの2番手追走、16着と惨敗したが、今年栗東の吉岡厩舎に移籍。初戦から番狂わせを狙う。斤量58㌔はいかにも不利だが、ブレークアップが前に行き、主力が牽制し合えば、活路は開ける」

 

天使:「ここは思い切った買い方せな、大きなトリガミになりそうやな。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、①③⑬、6点×500円。

3連複フォーメーション、①③⑬-①③⑬-②⑦⑧、9点×200円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」