天使:「パソコンが、持ち主と一緒で年季が入りすぎて、ホンマ、しばらく動かんかった。先週の回顧もできんままに、動き出したら次の予想が先、いうことや。ま、そういうことなんで、早速、クイーンSの予想に入りますんやわ。札幌、小回り洋芝で前行く馬が活躍しそうやけど、クイーンSの過去のデータからは差し馬の活躍が目立つねんな。ただ、ここはヴィクトリアマイルで逃げて18番人気4着に粘ったローザノワールがグーンと人気アップ。その上いって1番人気が、桜花賞2番手2着したウォーターナビレラやろ。前行く馬が少ないなかで、データとは違い先行馬に期待は高なるんちゃうか?」

 

悪魔:「データで差し馬が活躍してるいうても、展開が違うねんし、一概には言われへん思うわ。高速馬場のヴィクトリアマイルでも逃げたローザノワール。2番枠やし、まずハナ切るやろね。番手は外からウォーターナビレラ。ローザノワールは去年も、函館開催のクイーンSやけど出走。1000m通過59秒9の平均ペースで逃げて6着。去年より実力アップした今回やったら、勝ち負けしてもええ存在ちゃう?2番手行く3歳馬のウォーターナビレラは、過去2勝してる3歳馬のアイムユアーズ、アエロリットと比較しても、十分に勝てるチャンスのある馬やと思うわ」

 

 僕:「アイムユアーズは桜花賞3着、オークス4着。アエロリットは桜花賞5着、NHKマイルカップ1着。ウォーターナビレラは桜花賞2着、2歳時は阪神ジュベナイルフィリーズ3着と、3歳牝馬の一線級の存在。別定斤量も52㌔と恵まれた3歳、やはり勝ち負けには必要な存在か。展開関係なく有力馬であることは間違いないか。 ただ、ローザノワールは逃げ馬1頭でも不安の方が大きいか。ヴィクトリアマイルでの粘りは特出ものだが、あれは高速馬場の恩恵も大きいのでは。勝ったソダシ、3着レシステンシアはともに先行馬。好位から差したファインルージュが2着で、32秒9という究極の上りで差した3頭、アブレイズ7着、シャドウディーヴァ9着、テルツェット13着と、とても差し脚では届かない展開と馬場だった。ヴィクトリアマイルだけの好走でローザノワールの実力大幅アップとは思えず、去年、平均ペースで単騎逃げながら6着を見ると、今回もアナ的人気なら考えもするが、3番人気の現在、ハッキリ言って『外し』かな。 ウォーターナビレラも3歳だけに、古馬に囲まれての不安はある。相手となるのはデータ通りの差し馬か。 筆頭は昨年の覇者テルツェット。昨年は函館だったけど、洋芝は一緒。ダービー卿チャレンジトロフィーを勝ち、このクイーンSを勝ち6.0.1.1、どこまで強くなるんだ・・・・・・と思われたが、その後、エリザベス女王杯11着、中山牝馬S5着、ヴィクトリアマイル13着。着外続きもそろそろ復活、か。最終追い切りで良化気配。 テルツェット以上に不振に喘いでいるのがマジックキャッスル。昨年のクイーンS2着馬。それだけじゃない、オークス5着、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル3着の実績。G1を除いた重賞で1勝、2着4回。それが、近4走15,9,5,17着。まだ5歳、衰えは早すぎる。鞍上は、最近の騎乗が阪神牝馬S0.4秒差5着の浜中俊。マジックキャッスルに悪いイメージはない。 愛知杯で差し切り、初重賞勝利したルビーカサブランカ。以降、切れ味見せるも届かずの中山牝馬S6着、福島牝馬S5着、マーメイドS7着。やや時計のかかる北海道・洋芝は望むところか。 フローラS2着、秋華賞5着、3歳時、一線級相手に健闘して見せたスライリー。4歳になっても中山牝馬S0.2秒差4着、福島牝馬S0.4秒差7着、馬券圏内まであと一歩の僅差勝負。包まれない競馬を望む馬、外枠から直線まですんなり運べたなら・・・・・・。 あと1頭はサトノセシル。昨年のクイーンS3着から札幌記念11着で休養。今年4月に3勝クラスの府中S2着で復帰のあと、6月、江の島S4着。休養明け3走目の良化、昨年と同じ格上挑戦もすでに3着で壁をぶち破った実績。外国産馬、父フランケルの血に懸けて」

 

天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、①④⑤⑩⑪⑫、30点×100円。

3連複ボックス、①④⑤⑩⑪⑫、20点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」