天使:「ロザムール、トーラスジェミニに加えてショウナンバルディ、ヤマニンデンファレ、前行く馬が多いよな。一時は好調を維持して、前行って怖い存在やったロザムールやトーラスジェミニは、いまや逃げて潰れての繰り返しやけど、ペースを緩めて上手く残ろうという気はないみたい。というより、そんな器用な馬でもなさそう。ペースは少なくとも平均ペース、か」
悪魔:「人気のヒートオンビートは好位から確実に差す馬。アンティシペイトも先行、もしくは前走みたいに前半行けなかったら大捲りする馬。差し脚の時は着外が多いから、ある程度は前に行きたいくち。福島小回り、前行く馬が残りやすいコースやけど、今回は差し脚が決まってもええんちゃうかな?」
僕:「去年の七夕賞は『行った行った』のレースで1,2着は2番手トーラスジェミニ1着で、逃げたロザムールの2着。他にここ出てるメンバーでは中団前から差したショウナンバルディが3着で好位からのマウントゴールドが4着。去年の好走を生かしたい面々だが、今年はそうはいかないんじゃないかな。 前行く馬が比較的ハッキリしたなかで、中心になりそうなのはヒートオンビート。母は桜花賞馬マルセイユ。勝ちこそないが重賞で0.2.2.2、は『良血』ならばこそ。前走、天皇賞春4着好走は、決して長距離が合っていたものではない。芝2000mでもチャレンジカップ2着、中山金杯3着があるように実績十分。 前走、大阪杯こそ15着と敗れたが、小倉記念2着、福島記念2着、中山記念6着と、十分、馬券圏内の力を持つヒュミドール。祖母は桜花賞馬キストゥヘヴン。地道に実力を蓄えてきた6歳馬、夏場は強いハズ。 福島前残り、この前行く馬の多いメンバーの中で考えられるのはアンティシペイトか。重賞では8,11,11着、まだ対応しきれない感じだったが、前走、リステッド競走・福島民法杯・芝2000mで2着シュヴァリエローズに5馬身差の勝利。後方から大捲りで5馬身差のぶっちぎりは、大勝利だ。いまなら、先行しても捲っても大駆けアリか。 菊花賞1番人気から京都記念、大阪杯、3走連続13着と、どうにもならない戦績が続くレッドジェネシス。京都新聞杯1着、ダービー11着、神戸新聞杯2着、菊花賞で人気になったのもわからんことはない戦績。古馬になっての成長に期待されるのも当然なことなんだが・・・・・・。G1惨敗後のG3で本領発揮なら、最も怖い存在。 切れ味ハーツクライ産駒プリマヴィスタ。3勝クラスを勝ったあと目黒記念8着は重賞の壁のようだが、着差はポッケリーニから0.4秒差。3着ウインキートスから0.2秒差なら、何かワンチャンスで馬券圏内。53㌔の軽ハンデを生かせば。福島1.0.1.1と悪くない。 父ルーラーシップ、母父ディープインパクトというエヒト。3勝クラスを勝った後、重賞挑戦はAJC杯0.7秒差9着、京都記念0.4秒差7着。重賞で地味な戦績も勝ち馬とは1秒以内。とくに前走0.4秒差は、前残りレースで同じ後方から差して3着のサンレイポケットと0.1秒差。まさに、あとわずかで馬券圏内。前行く馬が流れを作ってくれれば、突っ込む」
天使:「なるほどな。みんなが福島で前を意識したら・・・・・・流れることもある、か。ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、③⑥⑦⑪⑬⑯、30点×100円。
3連複ボックス、③⑥⑦⑪⑬⑯、20点×100円」
天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」