天使:「天皇賞春を意識した長距離馬たちの一戦。馬場は日曜日になって乾いて行くやろうけど、芝3000m、距離が距離だけにパワーが一番大事かな。長距離のレースは時たまハナ切った人気薄が残ったりするけど、ここはダンビュライトかキングオブドラゴンがハナ切りかな?ただ、断トツ人気のディープボンドが先行タイプだけに、スロー過ぎたらディープボンドがハナ切ってしまうかもしれんし、なかなか前有利のペースに持ち込むんも難しい」
悪魔:「ディープボンドは古馬になった去年の初戦の中山金杯は、なんか後方からの競馬で14着。びっくりやったけど、その後は阪神大賞典を勝って天皇賞春2着。フランス遠征でフォワ賞1着、凱旋門賞は14着と惨敗も、日本に帰って来て有馬記念2着。凱旋門賞は残念やったけど、有馬記念でクロノジェネシスに先着の2着は十分成長を見せてくれたんちゃう?今年こそ天皇賞春を制覇するために、じっくり仕上げて去年勝った阪神大賞典で始動。目標は次でも恥ずかしいレースはでけへんハズ」
僕:「2400mを超えるレースでは安定感を見せるディープボンド。先行よりも好位差しでより強さを発揮するようになってきた。ここも3コーナーから進出、直線早めに抜け出しと、完全な勝ちパターンのレースを見せようとするんじゃないかな。去年と同じく阪神大賞典は前哨戦でも勝ちに行く・・・・・・それがディープボンド、というところを見せたい陣営。不安というほどではないけど、3歳初戦の福寿草特別6着、4歳初戦の中山金杯14着、初戦は2度とも馬券圏外は気持ちいいものではない。 現在、単勝1.4倍、ディープボンドの圧倒的人気。裏を返せば、他の馬に頼りにできるディープボンドの対抗格がいないということだ。 勝ち負けはともかく、馬券圏内という安定感があるのはシルヴァーソニック。近6走、3,3,1,5,3,3着。ここ2走は芝3600mのステイヤーズS0.3秒差3着、芝3000mの万葉S0.2秒差3着。外せない馬、というかあとはシルヴァーソニックに先着できる可能性のある馬を探すべき、では。 芝3000m以上8戦で2.2.1.3、着外はすべて天皇賞春で5,4,7着という長距離馬ユーキャンスマイル。去年夏からは2000m~2500m、そのうちG1・3戦に挑戦し6,9,12,9着と精彩を欠いた形。7歳を迎え長距離での活躍は『過去の栄光』となりつつあるが、G2・芝3000mの阪神大賞典は20年1着、21年2着、栄光を『過去』と限定する確かな材料はどこにもない。 古馬になって成長に期待したい4歳馬、マカオンドール。阪神大賞典を3連勝したゴールドシップ産駒。重賞では京都2歳S3着、京都新聞杯3着の実績。前走、万葉S・芝3000mを勝利。初の3000mを走り抜いた自信は大きいか。 前走、ダイヤモンドS3着、年末のステイヤーズS4着に続き長距離重賞で好走を見せたトーセンカンビーナ。21年は9月から4戦しか走っていないが、20年には阪神大賞典でスマイルジャックの2着、天皇賞春5着と、スマイルジャックに次ぐ着順で続く実力を見せていた。まだ6歳、落ち込む年齢ではない。 前走、逃げてステイヤーズS2着したアイアンバローズ。1000m通過65秒3というスローペースを利したこともあるが、3着シルヴァーソニック、4着トーセンカンビーナに先着は事実。本来は好位差しが脚質だが、スローなら前にも出るか」
天使:「そうかぁ、ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、③④⑦⑧⑨⑪、30点×100円。3連複、ディープボンド軸⑪-③④⑦⑧⑨、10点×200円」
天使:「さすがにここはディープボンド軸の3連複やな。ほな、それでいこか。ではでは」