天使:「3,1,1着のあと4戦目でオークス4着、トップに迫ったタガノパッション。新馬勝ちのあといきなり重賞2着、桜花賞5着、オークス5着とクラシックで善戦したアールドヴィーヴル。実力アップで秋へ期待された2頭が、順調に追い切りを消化して秋華賞の権利取りに出てきた感じやな」
悪魔:「オークス3着のハギノピリナは紫苑Sで8着ともう一つの成績やったやん。春競馬の最終戦、今度は秋競馬の初戦、また別の競馬の始まりと新たな観点から見るのも大事とちゃう?」
僕:「成長の激しい3歳、確かにそれはいえるけどね。ただオークスを見ていて、『この馬は秋には』って強く成長が期待できる馬も実際にいる。そういう感触を大事にするのも競馬の楽しみの一つでもあるよ。 タガノパッションの母はアドマイヤシルク。古くはサッカーボーイを出したダイナサッシュの牝系で、ステイゴールドも同牝系。タガノパッションは3歳3月とデビューは遅く、デビュー2か月後にオークス出走で0.3秒差の4着。ただただ走っていたら一線級の仲間入り・・・・・・という感じ。過去10年、オークスからローズS出走は8.4.2.37、その内オークス5着以内は7.2.2.7と信頼すべきデータがある。タガノパッションにとっては不安より期待の方が大きいか。 同じことがオークス5着のアールドヴィーヴルにいえるかもしれない。曾祖母グレースアドマイヤはリンカーン、ヴィクトリーを輩出。アールドヴィーヴルの叔父にはダービー1番人気3着で引退のアドミラブルがおり、馬主・近藤英子さんにとっては切りがたい血統。 紫苑Sをファインルージュで勝った福永祐一が騎乗するのがアンドヴァラナウト。5戦すべて騎乗で2,2,1,2,1着。3歳のトップレベルとの対戦は初だが、血統的にはなんら臆するところはない良血。父キングカメハメハ、母父ディープインパクトに加えて母グルヴェイグ。祖母は『女帝』と謳われたエアグルーヴ。備わっていないのは実績だけで、時間の問題かもしれない。 全姉に強烈な切れ味を持つデゼルがいるオヌール。新馬・アルメリア賞連勝のあと、1番人気で臨んだフローラSは0.8秒差8着。春のクラシック出走を取りやめ休養。秋の再スタート初戦だ。 母がマーメイドSを勝ったリラヴァティ、叔母に桜花賞2着、オークス1着のシンハライトがいるというストゥーティ。チューリップ賞3着、桜花賞7着とマイルに実績ありだが、芝1800mで2着、1着。距離を延ばしての今回2000m挑戦。母リラヴァティが2000m重賞勝ち、叔母シンハライトがオークスを勝っているように、距離に融通は利きそうだ。 アナ馬として狙いたいのは、9,5,3,3,3,2,2,1,1着、走って、走って力をつけてきたプリュムドール。前カントリー牧場、いま岡田スタッドの生産馬。かつてタニノムーティエ、タニノチカラ、タニノギムレット、ウオッカ・・・・・・『タニノ』の冠で知られた谷水氏の個人牧場だったカントリー牧場。その当時の繁殖牝馬だったタニノクリスタル(タニノギムレットの母)、タニノカリスを牝系とするプリュムドール。古き良き『タニノ』の勝負根性にアナ気配」
天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、⑦⑨⑪⑫⑭⑰、30点×100円。3連複ボックス、⑦⑨⑪⑫⑭⑰、20点×100円」
天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」