天使:「散々な土・日やったな。外差しや思たダービー卿チャレンジトロフィーは、好位馬の内抜け、外差し届かず。大阪杯は錚々たる牡馬相手に牝馬のワンツー。買い目予想は完全にアウト。年間トータルは、馬単-34,210円、3連複-34,630円、3連単-59,900円」

 

悪魔:「ダービー卿チャレンジトロフィーはAコースからBコースに変更になってんのを見落とした。内の傷んでる部分が解消されてたのにね。好位を進んでたクルーガー、ボンセルヴィーソに抜け出されて、後方の馬は3,4,5,6着で届かず」

 

 僕:「内1枠2頭、ナインテイルズ、ストーミーシーがスタートから飛び出して、3ハロン34秒3、1000m通過57秒1、ハイペースではあったんだけどね。最初4番手から、上手く5,6番手に控えた2頭にしてやられた感じ。8歳とはいえ、マイラーズカップを制した実力馬クルーガー。2歳時は朝日杯フューチュリティS3着のボンセルヴィーソ。今回は実績はあるんだけど・・・・・・という馬が多かったんだけど、見事にその実力を出し切った2頭に凱歌が上がった感じ。走ってみないとわからないレイエンダが今回は力を発揮。中団からの差し脚を見せたが、ボンセルヴィーソにハナ差及ばず3着。今回は優等生のレイエンダだったが、惜しくも届かずだったね。次走は?相変わらず走ってみないと、というところ。ケイアイノーテックは外から伸びたが4着。このメンバーなら、と思ったんだが『外差し』という条件付き。展開・馬場関係なしに切れると思ったプリモシーンだったが、ジリジリ伸びて5着。ハンデか?デキか?ちょっとつかめないね」

 

天使:「ま、そんなとこかな。難解や思た通り、荒れたレースになったな。大阪杯は牡馬の強豪を押しのけて牝馬のワンツー。ラッキーライラックはともかく、牝馬や言うことで切ったクロノジェネシスの2着。これは『猛省』やな」

 

悪魔:「ホンマ、なめたらいかんゼよ!やね。ハナ切ったダノンキングリーも驚いたけど、牝馬2頭の強さにびっくり。もう、G1やからいうて、牝馬の評価を下げるんはやめるべきかもね。牝馬、牡馬関係ない時代」

 

 僕:「確かにね。ヅ抜けて強いアーモンドアイのような存在ではなく、強い牝馬ではあるが・・・・・・というのがドンドン力をつけて強くなってきた感じ。ラッキーライラックはエリザベス女王杯のころから切れ味を増して真価を見せていたんだけど、クロノジェネシスの成長は見抜けなかった。いや、『脱帽』でしかない。ラッキーライラックと並んで3番手から、正攻法で外から上がり、ゴール前できっちりダノンキングリーをとらえた。勝ったラッキーライラックはさらに上を行く強さ。4コーナーでブラストワンピースなど外を通った馬が先団に押し寄せるなか、内で位置取りを下げても落ち着き払い、直線で溜めた脚を爆発させた。あの落ち着きは『強さ』の証明か。ホント、馬が変わったね。スタート良く出て行き、先頭を切ってしまったダノンキングリー。1000m通過60秒4、決して速くないペース。1分58秒4の勝ちタイムからして先行ペース。だが、初の逃げが精神的に響いたか?クビ、クビ差の3着。ゴール前は挽回のきかない脚色だった。なかなか獲れない『G1』の勲章。この馬にとって、ホント、『競馬は難しい』。後方から唯一飛んできたカデナ。スタートから最後方。展開関係なしに『切れ味』に徹した走り。ゴール前、内から抜けてきて33秒5、最速の上がりであと4分の3馬身差の4着。もう少し前にいれば・・・・・・と惜しまれるが、この馬はひたすら後方一気で復活した馬。どこまで切れるかッ!の開き直りが好走の因かもしれない。ラッキーライラックの1列後ろ、ワグネリアン。ラッキーライラックが位置取りを下げた4コーナー。同じように位置取りを下げ、直線、後方から追い上げるハメになったのが痛かったか、5着。ダービーもそうだが、好位からゴール前馬群をグイッと抜け出した馬。豪快な切れ味は持たない。ジリジリとは伸びたが5着止まり。ただ、後ろから来たカデナにアッサリ交わされたのはいただけない。『ここ一番』、仕上げ過ぎて追い切りが軽くなったのが影響したか?好位から長くいい伸び脚で勝負するブラストワンピース。行けずに中団後ろ。3コーナーから押し上げたが直線息切れ7着。スピードタイプでないだけに時計勝負の馬場が悪かったか。距離も若干短いか?やはり、勝てない時は惨敗の馬」

 

天使:「散々やったG1。今週は、いよいよ桜花賞や。やっぱり、桜花賞と聞くと華やかな気分になるな。がんばらな。ほな、このへんで。ではでは」