天使:「4歳馬が充実してるなぁ。菊花賞1,2,3着馬が出走。3頭とも前哨戦を順調に消化して万全の態勢や。それだけやない。菊花賞は5着やったけど、日経新春杯を勝ったグローリーヴェイズ。菊花賞は14着大惨敗やけど、日経賞で菊花賞2着のエタリオウ相手に逃げ切ったメイショウテッコン。4歳勢5頭の牙城は破られへんのとちゃうか?」

 

悪魔:「う~ん、5歳以上の馬は長距離なら・・・・・・という感じで出走。経験豊富を武器に紛れが生じた展開やったら、と虎視眈々。現実に天皇賞春は距離が3200mだけに何が起こるかわからへん。人気薄馬の大逃げ勝利や、反対に人気馬が展開に巻き込まれて直線失速いうのも、よくあることやからね」

 

 僕:「実績で4歳馬に対抗できるのは、菊花賞2着、去年の天皇賞春3着のクリンチャーなんだけど、去年、凱旋門賞に挑戦して17着、日本に帰って来てから有馬記念15着、日経賞7着。まったく精彩を欠いているからね。ここは素直に4歳馬同士の一戦と見ていいと思う。ヴォージュ、ロードヴァンドールの先行馬が攪乱戦法に出るかもしれないけど、スローならメイショウテッコンがハナ切り争いに参戦してペースを上げるだろうし、平均より速いペースで逃げて粘れる力はヴォージュにもロードヴァンドールにもないと思う。ということは、やはり4歳勢で決着かな。中心はエタリオウ、まさに『最強の1勝馬』。ダービーは4着といってもワグネリアンから0.2秒差。それ以降は、神戸新聞杯0.1秒差2着、菊花賞ハナ差2着、日経賞0.2秒差2着。中団につけ、勝負どころから上がって行ける安定した脚質。またまた、誰かに負けても崩れる心配はない馬。 天才的な強さを見せるのはフィエールマン。まだ5戦3勝、2着2回。デビューから3カ月間隔で出走。つねに休み明け状態で、7番人気と伏兵視された菊花賞の長丁場もあっさり克服して勝利。『常識外の天才』。ただ、天才だけに常人ではわからぬポカをやらかすかもしれない。 菊花賞は10番人気も03着に突っ込んだユーキャンスマイル。母ムードインディゴは秋華賞2着馬。活躍の素地はあった。古馬になって万葉S2着、ダイヤモンドS1着。スタミナには圧倒的な自信を持つ。菊花賞で33秒9、ダイヤモンドSで33秒4の上がり。いまの京都の上がりの速い馬場にも十分対応できる。 かつては『天皇賞馬』を輩出することを使命としたメジロ牧場ゆかりの血統、グローリーヴェイズ。メジロヒリュウから『牝馬3冠』メジロラモーヌ、メジロルバート、メジロツボネと続いてきた牝系。かつての名門の牝系にディープインパクトという配合。菊花賞は大外18番枠から後方を進んで、上位3頭と同じ最速の上がり33秒9で5着。長距離を不安視するムキもあるが『メジロの血』、悪かろうはずがない。日経新春杯を勝って、脚元に疲れが出たためぶっつけとなったが、秘めた力は一級品。

 ラジオNIKKEI賞ではフィエールマンを、、日経賞ではエタリオウを破っているメイショウテッコン。マイペースで行かせたときの強さは一流。ここも、ロードヴァンドール、ヴォージュを先に行かし、単騎先行の形に持ち込めれば強さを発揮か。 4歳勢の牙城を崩すとすれば、パフォーマプロミス。日経新春杯、アルゼンチン共和国杯、芝2400m・2500mで重賞2勝しており、天皇賞春で活躍できる下地は十分ある。京都も2.0.1.2、と好成績。好位でじっくりと展開の綾に付け込めれば・・・・・・」

 

天使:「おっしゃ、ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、②⑤⑦⑧⑨⑩、30点×100円。3連複ボックス、②⑤⑦⑧⑨⑩、20点×100円。3連単、エタリオウ・フィエールマン2頭軸マルチ②⑩-⑤⑦⑧⑨、24点×100円」

 

天使:「トリガミになれへんかったらええねんけどな。ほな、これでいこか。ではでは」