天使:「福島牝馬Sもマイラーズカップも固く収まるのも仕方なし・・・・・・の予想やったけど、ほんま、仕方なしやったな。牝馬Sはさすがに5頭選びで十分。差し中心の予想通りで行ったら、1,2,3着の3頭でよかったんやけどな。ま、念のための2頭追加の5頭。馬単2,060円・3連複980円・3連単6,670円オールゲットでほんのチョイ、プラスや。マイラーズカップはダノンプレミアム軸で馬単1,200円・3連複1,800円をゲット。3連単は2頭軸の1頭インディチャンプが僅差の4着で外れ。その分、3連複の配当が上がったともいえるし、ま、どの道、大きなプラスを得られるレースでもなかったちゅうことや。年間トータルは、馬単+28,630円、3連複-23,100円、3連単-65,540円」

 

悪魔:「福島牝馬Sはカワキタエンカが3ハロン37秒2のスローで逃げて先行馬ペースかと思てんけど、結果は逆やったね。福島牝馬S過去のデータにある差し馬活躍?それともカワキタエンカ出走の時は、カワキタエンカの着順関係なしに他の先行馬総崩れの奇怪なデータ?」

 

 僕:「福島開催は後半に入ると内が荒れて外差し傾向が強くなる。だから過去の福島牝馬Sは差し馬が活躍。その通りの結果だろうね。それと、スローで3コーナーで先頭から最後方まで10馬身ない一かたまりのレース。中団のミッシングリンク、フローレスマジック、最後方のダノングレースが一気にマクりペースを上げた。これが、外差し傾向に輪をかけたね。直線、瞬発力の差で抜け出したフローレスマジック、ダノングレースを差し切ったのがデンコウアンジュ。展開がハマったこともあるが、牝馬重賞を走り続けて来た経験の差が出た感じ。去年はマクって息切れ、キンショーユキヒメに差され、逃げたカワキタエンカを捕まえられずに3着だった。今年はワンテンポ遅らせて、見事に差し切った。2歳アルテミスSから3年半ぶりの優勝制覇。乗り続けていた蛯名正義がダノングレースに乗って、代わりに乗った柴田善臣で勝利というのも皮肉だけどね。アルテミスSの時も、当時乗っていた川田将雅から田辺裕信に乗り替わっての勝利。なんか、意外性のある馬だね。フローレスマジックは、強いレースをしながらまたも勝てなかった。牝馬重賞はいつでも勝てる力はつけているね」

 

天使:「ダノングレースは最後方からマクりに出て、去年のデンコウアンジュとおんなじ役割をしてしもた。鞍上が同じ蛯名て、ベテランの焦りか?まぁ、牝馬Sはデータ通りと外差しの結果になった、いうことや。マイラーズカップやけど、こっちもと数は少なかったけど、安田記念を見据えて興味深い一戦やった」

 

悪魔:「ダノンプレミアムの強さだけが際立ってしもたけど、逃げたグァンチャーレが32秒5、2番手のダノンプレミアムが32秒2、こんなとんでもない上がり、安田記念の参考になんの?」

 

 僕:「逃げ馬がいない展開。スローはわかっていたけど、最初の3ハロン36秒0、この高速馬場ではあまりにスロー。つなみに、この日芝1800m、未勝利戦で35秒0、500万下で34秒7。先行馬に32秒5、32秒2で上がられては、後ろの馬ではどうしようもなかった。最速がストーミーシー(7番手から5着)の32秒0なんだから。32秒1のパクスアメリカーナとインディチャンプがグァンチャーレとアタマ、クビ差の2着争いをするのが精一杯、というのは仕方なし。正味、ダノンプレミアムとの差は位置取りの差。世間で思うほど、ダノンプレミアム、パクスアメリカーナ、インディチャンプの差はないのかな?と思う。ただ、スッと前につけてかかることもないダノンプレミアムのレースにおける安定感は一番だけどね。違った条件・環境での勝ち負けの勝負付けは、まだ終わっていない。パクスアメリカーナはスピード的にやや不安があったけど、それを解消。インディチャンプは好位につける成長は見せたものの、直線の伸び脚は不満。ストライドは大きくなく、回転でスピードを上げるタイプ。超高速の上がり勝負には限界があった、ということ。かなりタフ、それでも良馬場なら33秒台の末脚が必要な安田記念。究極な32秒台は必要ないと思うから、十分、チャンスはあると思う。心配なのは32秒7の上がりで7着だったモズアスコットだね。厩舎は休み明けを強調するが、その一方で『脚のことがあるから難しい』のひと言。脚部不安があって目いっぱいの追い切りをかけられないのでは?たとえ前年の覇者であっても、脚元を気遣いながらの調教で勝てる相手ではない。厩舎の言う通り『難しい』ね。他にもステルヴィオ、アルアイン、ペルシアンナイト、サングレーザーと多士済々だし、『春にもう一度使うなら安田記念』と国枝調教師が言ったアーモンドアイ。もし出走なら、春のG1最大の盛り上がりは安田記念になるんじゃないかな。

 

天使:「そうなりゃ、ほんま、盛り上がるやろな。世間はダノンプレミアムとの『2強』か。ま、ま、楽しみに待つとして、回顧はこのへんで。ではでは」