(この物語は現実の競馬と同時進行の小説です。主人公は競馬で身を立てることを決心したギャンブラー。1978年から現代に時空を超えて飛ばされてきた男。はたして生きながらえるのか?馬券必勝法はあるのか?)
 
 
4月21日、午後。
 
 
7R。福島⑤⑦、⑤⑫、⑦⑩、⑩⑫   京都③④、③⑥、⑤⑦、⑤⑪
   東京①⑨、①⑪、⑧⑩、馬連⑧⑨
 
8R。福島⑤⑧、⑤⑭、⑧⑬、⑬⑭   京都①⑧、①⑨、⑤⑧、⑤⑨
   東京③⑩、⑥⑩、馬連⑧⑫、⑩⑫
 
9R。福島⑦⑪、⑦⑭、⑨⑩、⑩⑪   京都①⑩、⑥⑦、⑥⑫、⑧⑫
   東京②⑧、②⑪、⑥⑧、⑧⑩
 
10R。福島⑤⑭、④⑫、⑩⑫、馬連⑤⑫   京都③⑨、④⑨、④⑩、馬連④⑬
    東京⑤⑦、⑦⑧、⑧⑫、⑪⑫  
 
11R。福島⑧⑨、⑧⑪、⑧⑬、⑧⑮   京都③⑨、馬連③④、3連複③④⑥×2
    東京②③、②⑤、⑤⑬、②⑬
 
12R。福島⑥⑩、馬連②⑥、②⑨、⑥⑨   京都②⑥、⑥⑮、④⑨、⑧⑨
    東京⑤⑭、⑥⑭、⑦⑭、⑧⑭
 
 
陽ざしは明るく、絶好の競馬日和・・・・・・などと言ってる場合ではない。
 
きょうも、真剣勝負だ!
 
青井戸は風子とともに喫茶『我楽多』を出た。
 
 
7R。福島100円×4、ハズレ。京都200円×4、ハズレ。東京400円×4、馬連⑧⑨850円、+600円。
 
当たったが少額のプラス。これなら外れてもいいんだけど・・・・・・贅沢な心情か?
 
8R。福島100円×4、⑤⑧800円、⑤⑭850円、+1250円。京都100円×4、⑤⑧780円、+380円。東京100円×4、ハズレ。
 
3連続当たり。反動が恐い。
 
9R。福島200円×4、ハズレ。京都400円×4、ハズレ。東京800円×4、ハズレ。
 
ヨシ、ヨシ、まだ外れても余裕だゾ。
 
10R。福島1600円×4、⑩⑫1230円、+7280円。京都100円×4、ハズレ。東京200円×4、ハズレ。
 
もうちょっとピンチがほしかったんだけど・・・・・・きのうといい、当たりすぎか。
 
11R。福島400円×4、⑧⑪600円、⑧⑮1430円、+5320円。
京都100円×4、ハズレ、東京200円×4、ハズレ。
 
きのうと同じ残り5レース。全部外れ、一番恐れる継続続行の危険があるが、当たりが多すぎて大幅プラスのない本日。少しでもプラスを多く・・・・・・最後まで続けることを決めた青井戸。もし外れて、限度10回、残り5回からの続行ならクリアしないと。
 
12R。福島400円×4、ハズレ。京都800円×4、ハズレ。東京1600円×4、⑧⑭790円、+260円。
 
最後の最後にゲットも、8倍に10円足らずで+260円。う~ん、あそこで止めても同じか?
 
 
本日は、+600円、+1250円、+380円、+7280円、+5320円、+260円で、トータルは+1万5090円。
 
昨日の+3万5040円と合わせて、今週は+5万130円。
 
 
どうしても当たりの多い日は、プラスが少ない。
 
『倍倍方式』、ピンチの無さはチャンスの無さで仕方ないことだが。
 
心境としては複雑。
 
 
ま、仕方ないこと、か?
 
気持ち的にも緊張し、盛り上がった時がなく、消化不良ぎみの一日を終えた青井戸だった。
 
 
(つづく)