天使:「懸念されてたんがサートゥルナーリアのぶっつけ本番やけど、桜花賞のグランアレグリアを見てたら、最初からそういうローテーションで決めてたら問題ないみたいやな。やっぱり外厩施設の充実で、もう休み明けは昔の感覚でないみたいや。とくに社台の充実ぶりは、JRAの厩舎が『従』で社台が『主』みたいやからな。きっちり社台が仕上げて厩舎に戻してるんちゃうか」

 

悪魔:「社台の外厩も凄いし、仕上げには定評のある角居厩舎やさかいね。一年以上の休み明けでAJC杯を勝ったシャケトラも角居厩舎やし。それよりも気になるのは展開ちゃう?サトゥルナーリアもそうやけど、アドマイヤマーズ、ダノンキングリー、ヴェロックス、サトノルークス、アドマイヤジャスタ、ラストドラフト、クリノガウディー、ダディーズマインド・・・・・・レースぶり見てたら主力馬も伏兵馬も2番手か3,4番手から抜け出す競馬がやたら多いねんな。みんなその辺の位置取りに行くんやろか?スタートからの位置取り争いて、激しなるんちゃう?」

 

 僕:「順列が決まってしまえばそう競ることもないだろうけど、位置取りの悪くなってしまった馬が早めに動き出す可能性はあるだろうね。ごちゃついて不利を被りそうな馬が数頭出てもおかしくない。内を通れば距離得だけど不利も受けやすい、今回は騎手としては悩むところだね。まだ3戦4戦の馬も多いし、しかも前めをすんなり追走して実績を残してきた馬ばかり。馬群の中で揉まれることのなかった馬が、どう対応できるか?未知な部分が多すぎるレース。そういう意味では難しいレースといえる。 中心は、やはりサートゥルナーリアかな。いままでのレースを見ていると、スタート良く出て他の馬が外から上がっても気にしないで自然に位置取りが下がるというパターン。12番枠なので内に押し込められる心配は無用。前向きすぎてかかる気性の半兄エピファネイアが皐月賞2着、ダービー2着、菊花賞1着。気性に心配のないサートゥルナーリアだったら、ルメールのいうように『春2冠は勝てる』素材。不安というか、昔人間なので、理屈ではわかっていても『ぶっつけ本番』は、やっぱり気にはなるけど。これは考えても仕方のないことだし。 サートゥルナーリアに次ぐ人気といえばダノンキングリーとアドマイヤマーズなんだけど、2頭とも内に入ったのはイヤ気。思い切って切りたい。実績云々で言えば、このメンバー『着外1回』だけという馬、『なし』という馬が14頭もいる。裏を返せば可能性を秘めた馬ばかり、ともいえる。 人気にとらわれない方がいいのでは。 ヴェロックス、ニシノデイジーに期待。 ヴェロックスは東京スポーツ杯2歳S、2番人気4着もタイム差なし。若駒S、若葉Sを完勝して再び表舞台に。今年、絶好調の川田将雅がクラシックを狙う馬。本格化は先というが、5戦戦ってきた戦歴で対応か。 ニイノデイジーは6戦2,1,1,1,3,4着。重賞2勝、まさに歴戦の強者だ。ここ2走、やや翳りが見えなくもないが、まだ大負けはしていない。有力馬が前でごちゃつくようなレースになれば、経験がものを言いそう。 外を回ることよりスムーズな競馬ができそうな二桁枠番の馬に注意。シュヴァルツリーゼ、ブレイキングドーン、アドマイヤジャスタ。 シュヴァルツリーゼは新馬戦後2走目で弥生賞2着。展開に恵まれたとはいえ素質がないとできない芸当。ハーツクライ産駒で切れ味はここでは最右翼ではないか?と思う。 ブレイキングドーンも新馬戦後、発走除外を経て京都2歳S2着。増え続けるプラス体重がマイナスに転じていたなら切れ味は増すはず。 ホープフルSでサートゥルナーリアの2着アドマイヤジャスタ。半兄にアドマイヤラクティ、距離は延びるほどいいタイプ。17番枠、外枠過ぎる感じはしないでもないが、この枠なら差し脚で勝負か」

 

天使:「ほう、サートゥルナーリアに次ぐ人気馬は切りか。ほな、買い目いこか」

 

 僕:「馬単ボックス、⑦⑧⑩⑫⑬⑰、30点×100円。3連複 ⑦⑧⑩⑫⑬⑰、20点×100円。3連単、サートゥルナーリア軸1,2着固定⑫-⑦⑧⑩⑬⑰、40点×100円」

 

天使:「おっしゃ、ほな、それでいこか。ではでは」