天使:「ここはG1馬2頭。サトノダイヤモンドとシュヴァルグランの始動戦。当然のことながら、人気の中心やけど、どうなんやろ?」
悪魔:「サトノダイヤモンドは4歳の春、天皇賞春3着まではホンマ3着を外せへん馬。高いレベルで超堅実な馬やった。凱旋門賞で15着。帰って来てからが金鯱賞3着、大阪杯7着、宝塚記念が6着。まったく悪いていうわけやないけど、強かったサトノダイヤモンドやないよね。夏の休養で凱旋門賞前に戻れたか?そこが問題やね。シュヴァルグランは叩いて良くなる傾向のある馬やろ。秋初戦は2016年・アルゼンチン共和国杯1着、2017年・京都大賞典3着と心配いらんかもしれんけど、今年は天皇賞春から5カ月以上の休み明け。宝塚記念からとは違い、ちょっと長いんよね。その辺が心配」
僕:「確かに両馬とも危惧するところはあるんだけど、別定戦の芝2400m、得意とする距離だし、何かに負けることはあっても、まぁ、中心は仕方ないところかな。ともに目標は先だけどね。サトノダイヤモンドとシュヴァルグランを比べれば、ここ、勝ちにこだわるのはサトノダイヤモンドだと思う。天皇賞春、クビ差2着で休養に入ったシュヴァルグランに比べ、G1獲りに行って2走とも掲示板にも乗れなかったサトノダイヤモンドの方が深刻な状態で休養に入っているハズ。ここで勝ち負けをできないようでは、G1戦線も危うい・・・・・・復権が一番の思いだろう。それがいい方に出れば勝つ可能性はサトノダイヤモンドの方が高い。馬は敏感なんで、サトノダイヤモンドに変な緊張感が伝われば、取り返しのつかない深みにはまることも。ま、大丈夫とは思うが。 展開を考えると、ホント、ここ何が逃げるか?わからないんだよね。つねに中団までにはつけるサトノダイヤモンド。ここ1年はできるだけ前で勝負するようにしてきたシュヴァルグラン。ともにスローになっても影響はないようだ。さすがに逃げることはないだろうけど、場合によっては2頭が2,3番手、というような位置取りも。2頭以外に先行・好位に行きそうなのはレッドジェノヴァ、プラチナムバレット、スマートレイアー、ウインテンダネスあたり。ひょっとしたら逃げるのはスマートレイアーかもしれないね。2頭が中団あたりに構えたら、相手は先行・好位か? 去年こそ差し馬の展開だったこのレース。逃げ馬不在でスロー、先行・好位馬の活躍が多いのが特徴。 上り馬の存在がウインテンダネスとレッドジェノヴァ。 ウインテンダネスは1600万下を卒業して挑戦した目黒記念で9番人気も内5番手から伸びて初重賞制覇。ハンデ54㌔に恵まれた面もあったが、即、休養に入って秋初戦。ここが試金石。休み明けに好成績のない点は不安だが、初出走で重賞制覇は本格化の現れか! レッドジェノヴァは牝馬ながら5勝中2勝が芝2600m。前走のワールドオールスタージョッキーズ第2戦(1600万下・芝2000m)は3着ドレッドノータス、4着アドマイヤエイカンとかなりのメンバー相手に2着ギブアンドテイクに2馬身差の完勝。ここ4走、1,3,1,1着と勢いは最高潮で重賞挑戦。祖母がマンハッタンカフェの全妹マンハッタンフィズで、伯父伯母にアプリコットフィズ、クレスコグランド、ダービーフィズと重賞勝ち馬がいる牝系。 あと、先行・好位タイプのプラチナムバレット、スマートレイアーだが、母はスノースタイル。半姉弟の関係だ。調教評価も高く実績も重賞4勝のスマートレイアー。昨年のこのレース勝ち馬なんだけど、8歳牝馬というのは、どうも引っかかる。もう9歳が近づきつつある秋、ここは4歳下の半弟プラチナムバレットに期待。3歳時、京都新聞杯を勝ち、骨折。長期休養後の4走目の前走は落馬競走中止、と災難続きだが、その影響も少なく、放牧立て直して出走。災い転じて福となす・・・・・・か!地力はある馬。あと、サトノダイヤモンド、シュヴァルグランが早め捲り勝負に出た時に、後方から差せる展開のアナ馬としてアルバート。3000mを超える長距離重賞の第一人者だが、2400mも守備範囲。ここ2年、秋の休み明けからの初戦は2016年・アルゼンチン共和国杯2着、2017年・オールカマー7着。ともに天皇賞春からの出走。今回は宝塚記念から。2カ月休養期間が短くなり、鞍上にモレイラを配し、臨戦態勢はいままでで一番か。長距離ばかりだが、重賞4勝の実力を見せるか」
天使:「ほぅ、ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、②④⑤⑦⑧⑪、30点×100円。3連複ボックス、②④⑤⑦⑧⑪、20点×100円。3連単、サトノダイヤモンド・シュヴァルグラン2頭軸マルチ②⑧ー4⑤⑦⑪、24点×100円」
天使:「うーん、トリガミの可能性もあるけど・・・・・・、ま、それでいくか。ほな、ではでは」