天使:「東京スポーツ杯は7頭立て、ま、しゃーないねんけど、ホンマ、安い配当やったな。1,2,3番人気で順当過ぎて、ワグネリアン1頭中心に絞ってみたけど、それでも安い配当やったな。ゲットしたんは馬単240円×3だけやったけど、全部取ったとしても、トリガミやった。マイルチャンピオンシップはペルシアンナイトが3歳馬の17年ぶりの優勝。3歳は切ってしもたから、この時点で予想はアウトや。年間トータルは、馬単+19,760円、3連複+35,820円、3連単-89,770円。ちょっと、ここんとこマイナスが増えてきたな。踏ん張り時やで」

 

悪魔:「やっぱ、G1は難しいね。3歳馬はペルシアンナイトだけやなしに、3着にサングレーザー、4着には桜花賞以来精彩を欠いていたレーヌミノルががんばってたもんね。これは、ジャパンカップのレイデオロの人気に火をつける?」

 

 僕:「それでなくても人気だろうけど、より拍車はかかるかな。まずは、東京スポーツ2歳Sの回顧だけど、7頭立てで1000m通過58秒5、コスモイグナーツ、離れた2番手ケワロス、前がドンドン飛ばした。後方3頭目ワグネリアン、2頭目ルーカスには願ってもない展開。ハマったとはいえ、2着争いを尻目に3馬身差でゴールしたワグネリアンは、やっぱり一枚上の実力。これで、クラシックへの期待値は高まったね、モーリスの全弟ルーカスは、かろうじて2着は死守したが、エンジンのかかりが遅い感じ。兄が偉大過ぎるので、つい比べられるのは可哀そうだが、個としてのルーカスを評価すべきじゃないかな。現段階では世代トップグループには、まだまだ」

 

天使:「ま、クラシック登竜門ともいわれる東京スポーツ杯2歳Sやけど、勝ったワグネリアンの強さが目立ったレース、いうことやな。マイルチャンピオンシップやけど、2000年のアグネスデジタル以来の3歳馬(旧馬齢表記で4歳)勝利。これは、完全に見誤ったな」

 

悪魔:「日曜日も小雨が降ったり止んだり、レース前にはすっかり晴れたんやけど、馬場はやや重やった。そんな馬場でマルターズアポジーの逃げは3ハロン34秒6、ペースは速かったね」

 

 僕:「前に行った馬は壊滅状態。エアスピネル、イスラボニータが中団を走る展開だからね。ペルシアンナイトは大外18番枠。『前につけたい』といっていたМ・デムーロ、好スタートも後ろに下げ、後方3頭目。外々を回らされるのを嫌ったね。内へ入り、直線は狭い馬群を割って来た。ゴール寸前に差したけれど、これはもう、デムーロのファインプレー。ま、その通り狭い馬群を怯まず突き抜けたペルシアンナイトも非凡だけど、外、好位を追走していたら直線は馬群に沈んでいたかも。エアスピネルは中団内から正攻法の競馬。4コーナーで上がり、直線、抜け出してきた時は完勝かと思われたんだけどね。ペルシアンナイトにハナ差交わされた。鞍上ムーアで交わされたら仕方がない。ペルシアンナイトが強かったということ。3着サングレーザーも枠なり、内でエアスピネルの後ろを追走。3歳で古馬に負けずに3着に伸びてきたのは立派。力はあるね。地味だが、4着激走はレーヌミノル。5番手好位から、粘り切った。秋に入ってローズS9着、秋華賞14着は終わった観があったが、桜花賞馬の実力を再認識させた。今後、牝馬同士のマイルまでの重賞なら有力かな。4着レーヌミノルから7着クルーガーまではクビ、ハナ、アタマ差。5着イスラボニータは4コーナーで前に上がれなかった分の負け。切れ味のあるタイプではないので、ジリジリとしか差を詰められなかったのは仕方なし、ということか。ブラックムーンは最後方から最速の上がり33秒8で6着。大外を通っては届かないワケだが、ゴール前の脚は凄みがあった。末脚復活の兆しか。7着クルーガーも伸びてはいるが、4着争いが精一杯だった。G1まではも一つか?いずれにしても、このメンバーで3歳馬の1,3,4着の活躍は、ホント、世代レベルを見直す必要ありかも。考えさせられる一戦だったね」

 

天使:「ま、そんなとこかな。来週はジャパンカップや。キタサンブラックvsレイデオロになるんかな?ま、楽しみなレースや。ほね、ではでは」