天使:「マルターズアポジーは宣言通り逃げたけど、すんなりキタサンブラックが番手につけて単騎逃げと同じ状態。3番手にゴールドアクターがつけてやな、途中からゴールドアクターの外まで上がってきたサトノダイヤモンドと、前に並んだ人気3頭の競馬になってしもた。結局、1,2,3番人気通りの決着や。馬単770円、3連複1,050円ゲットでトリガミ。3連単は中心にしたシュヴァルグランが6着でアウト。なんともショボい有馬記念になってしもたな。年間トータルは、馬単-37,220円、3連複-38,010円、3連単-34,500円や」

 

悪魔:「ノーザンファームのキタサンブラック包囲網を期待して差し馬ペースって読んだのに、なんも行けへんかったね。またまた完全なキタサン・ペース。後ろの馬は届かへんレースになってしもた」

 

 僕:「いやぁー、サムソンズプライドも、ムスカテールも、サトノノブレスも行かなかったのか、行けなかったのか?マルターズアポジーを先に行かせて、離れた2番手のキタサンブラック。3番手のゴールドアクターもマークに徹して、競りかけもせず。淡々としたペースに全体がハマってしまった。向こう正面でサトノキングダムが自ら動いた。中団から一気にゴールドアクターの外まで上がってきたね。一気に仕掛けて、目的の位置まで上がってピタッと納まる。そのまま止まらずに行きたがるところを留まれるというのは、サトノダイヤモンドの凄いところ。3歳馬にはない落ち着き。これが、つねに高いレベルで実力を発揮できるところかな。マルターズアポジーを前にやって、有力3頭に2,3,4番手につけられると、ホント、後ろの馬はどうしようもない。シュヴァルグランの福永が無理を承知でマクリに出たけど、直線半ばで止まってしまったね。ヤマカツエース、ミッキークイーンにゴール前で差されてしまった。無茶しないで直線に賭けても前3頭には届いていないと思うから、勝ちに出た意欲は買いたいね。シュヴァルグランは展開に左右されない強さを身につけないと、まだG1はしんどいかな?ゴールドアクターは去年同じような展開でキタサンブラックを差し切っているだけに、同じ感覚でマークしたんだろうけど、去年より強くなっているキタサンブラックをわかっていなかった、という3着。パドックでも気合が入りすぎていたため、かかることに配慮した3番手マークだったかも?サトノダイヤモンドは古馬並みのレースっぷり。中団じゃダメだ、となるとスーッと上がれて射程圏に入れ、完璧に自分のレースをしたキタサンブラックをゴールでしっかりと、とらえた。操縦性の高さ、ギアチェンジの素早さ、最後の最後で決めれる芯の強さ、『来年の古馬王道の主役は俺だ』と示したようなレースだったね」

 

天使:「そんなとこかな。ま、平穏無事過ぎた有馬記念やったけど、今年も一年競馬を楽しめたことは感謝やね。馬に、自分の環境に・・・・・・。ほな、このへんで、ではでは」