天使:「人気のエスポワールシチー、トランセンド、イジゲン、2,4,5番人気のぶっとばし。見事正解で懺悔なし。選んだ6頭のうち3頭で1,2,3着。3連単165,230円。やねんけどな、喜ばれへん」

 僕:「ごめん、ローマンレジェンドを中心にしてしまった。ハイ、僕の失敗デス」

悪魔:「ま、こういうこともあるわなぁ。しゃーないんちゃう」

 僕:「ありがとう、あっちゃんはやさしい。それにくらべ・・・」

天使:「エッ?」

 僕:「いや、なんでもないよ。それより、ローマンレジェンドは初G1が響いたみたいだね。出脚は悪くなかったけど中団に押し込められたような形で、直線も馬群からやっと抜け出した時は前に迫る脚もなかった。4着に流れ込んだって感じ。周りがみんな重賞だと人気になるメンバー。道中の消耗が激しかったんだろうね。いい経験にして、来年はダート王となってほしいね。それだけの素質はあると思う」

天使:「トランセンドとエスポワールシチーの前王者、前々王者は、やっぱりあかんかったな。トランセンドは逃げることもできんと、3コーナーでは藤田が押して押しても下がってた。結局、ドンジリ。衰えよりも体調やろな」

 僕:「だと思うよ。でもかなり深刻だねドバイ惨敗から立て直せてない。ここまで酷いとは思わなかったけど。来年は7歳。このまま引退も考えられるほどの負け方。エスポワールシチーは重症ではがんばってて、復活ともる向きはあったけど、やはり1年は確実に衰えを持って来ている。果敢に逃げたけど、直線まで。もう、はっきりいって中央のG1ではきついだろうね」

悪魔:「逆に3歳で注目されてたイジゲンはブービーやったね。また、出遅れてた。G1で出遅れたらさすがにアカンやろ」

 僕:「武蔵野Sのようなわけにはいかない。それにこの馬、1400m、1600mの方がいいかも。来年のフェブラリーSはいいかもよ。もっと力をつける必要はあるけどね」

天使:「勝ったニホンピロアワーズは、ホント、力をつけたな。展開がハマったこともあるけど、4コーナーを持ったままで先頭に並びかけてた。きょうは圧勝やったな」

 僕:「ね、僕の言った通りだろ。3着のホッコータルマエもだけど、地味に力つけてきてた。展開も前はスムーズに流れてたし、厩舎も最高のデキと自信たっぷりだったけど、すべてが上手くいった感じだね。3着のホッコータルマエもニホンピロアワーズと前後した位置でしぶとく食い下がった。思った通り、3歳で一番力をつけていたのはこの馬だった」

天使:「2着のワンダーアキュートは去年に続いて銀メダル。地方でG1は獲ったけど、中央ではあと一つ足らん。来年は7歳やけど、この馬はまだまだ頂点めざせそうや」

悪魔:「トゥザグローリーは3,4コーナーで上がって行って、直線入る時は先頭に並びかけたね。一瞬、突き抜けるか思たけど、そっから下がる一方やった」

 僕:「結局、12着。5頭ほどが並んだ大外。砂を被るのが恐かったのかもしれないけど、外々回りすぎ。圧倒する強さがないと、アレは無理。初ダートでG1挑戦はやはり甘かった、ということだね。次走、有馬記念に出てくれば注目だよ。人気薄になるだろうし」

天使:「ま、そんなとこかな。とにかくニホンピロアワーズの勝ちっぷりは見事やった。今年もあとちょっと。長いようで短い1年。もうじき終わりやね。ほな、ではでは」