天使:「いよいよトライアルやね。秋華賞へ向けて、オークス1,3,4着馬が登場」

悪魔:「6,8,11着も。ここで金星狙てる」

 僕:「そして、条件上りから秋華賞の出走権を狙って。いろんな思惑が重なりあってるね」

天使:「中心は当然、桜花賞1,2着、オークス4,3着のマルセリーナ、ホエールキャプチャか?」

 僕:「実績、実力からもそうだろうね。ただ、この2頭、オークスのように上位には間違いなく来るだろうけど、確実連対と言い切れるほどの強さはないように思える」

天使:「ほう~」

 僕:「何かの要素で2,3着とか、3,4着とか、十分、考えられるんだよね」

悪魔:「今度は、どんな要素が不安なん。休み明け?」

 僕:「いや、それは調教もきっちりやってるみたいだし、ないと思う。気になるのは展開だね」

天使:「展開? そういうたら、ここ、逃げんのんおれへんな」

悪魔:「ほんとや。桜花賞、オークスも2頭とも後ろからやったし。展開もそうやけど、明日は雨予報やで、馬場状態は?」

 僕:「ある程度の雨は両方とも気にしないと思うけど、雨だと余計に前が有利のような」

天使:「切れ味が、削がれるわな」

悪魔:「何が行くんやろ。重きにせんと前に行ける馬は・・・」

天使:「内で、そこそこ前の競馬・・・、おっ、ハッピーグラス」

 僕:「そう、騎手も前で勝負したがる川田だし、逃げずとも2,3番手で競馬しそう。ミスプロ、マルゼンスキーが入ってるから重も苦にしないだろう」

悪魔:「重馬場のフローラSでも0.1秒差の4着に来てるわ」

天使:「こら、恐いな。確かに。それより、オークス馬のエリンコートはどないやねんな」

 僕:「忘れな草賞を勝って、オークス制覇。勝って不思議のない力は見せていたけど、連勝の勢いもあったよね。間を開けて、実力が本物かどうか、ここが試金石だと思う。短距離王デュランダルの仔で距離が延びて良くなったという、不思議な馬だけどね」

天使:「あと、伏兵は?」

悪魔:「うち、一押しがビッグスマイルやねんけど。馬場と展開がどうなるか、わからへんけど、ローズSて上りタイムのええのんが、よう来てんねんやんかぁ。条件馬やけど、ここ3戦全部最速の上がりのこの馬、めっちゃ気になんねんけど」

 僕:「ウオッカ、スペシャルウィークと同じシラオキ系だね。父もウオッカと同じタニノギムレット。馬場があまり悪くならなければ、一発あるかもしれないね」

天使:「オレは最内のリヴァーレ。行く馬がおれへんかったら、これが行くかもしれへん。キングヘイローの仔いうのんが気になる。思わんとこで一発やらかしそう。母親の名まえがセクシーディナーやて。どんなディナーやねん」(笑)

 僕:「マイネイサベルも気になるんだよね。新馬のあと重賞を走り続けて、1番悪いので0.6秒差。着争いは十分」

天使:「ま、そんなとこで、結論は牝馬やから、あっちゃん、いくか?」

悪魔:「ホント! そんならねぇ、中心はホエールキャプチャ。マルセリーナて中心にするのはどうかな、って感じがする。もちろん次がマルセリーナ、そしてハッピーグラス。押さえがエリンコート。アナは絶対、ビッグスマイル。そんでマイネイサベルとリヴァーレ。以上やね」

天使:「世間の評価通り固いか? 荒れるか? なにはともあれ、楽しみいっぱいやな。ほな、ではでは」