初出走は2003年、12月。新馬戦、2着だった。

初重賞出走は2006年、7月。函館記念、3着だった。


コツコツ走って45戦。

8勝した。


2着5回、3着8回。


重賞15戦、2着1回、3着5回。

函館記念は3着(06年)、5着(08年)、2着(09年)、8着(10年)。

なかば定例化のように走ってきた。


2011年、7月24日。

函館記念でラストランを迎えるマヤノライジン。

父マヤノトップガン、母トップニュースⅡ。母の父ダンジグ。



気がつけば10歳。


初めて走った函館記念。後方から追い込んで3着した。

1着エリモハリアー、2着エアシェイディも長く走った。

ともに昨年引退。


2008年、函館記念は中団から差すも5着。

1着トーセンキャプテンは今年引退、2着フィールドベアーは昨年引退。


2009年、好位から、直線抜け出すも、サクラオリオンに半馬身、差され2着。

1着サクラオリオンは今年種牡馬入り。


2010年、3番手先行するも、直線、バテて8着。



ともに走った馬たちがターフを去っていく。



そして、自身もまた、ここにピリオドを打とうとしている。


函館記念3連覇したエリモハリアーには遠く及ばないが、5度目となる函館記念で。

重賞唯一、2着した函館記念で。



エリモハリアーさえも、昨年10歳で臨み、13着。


大きなことは、言うまい。


だが、付いて回るだけのレースはしない。



走る以上、勝つ気で。



今年5戦、すべて着順が人気を上回る。



それが、真骨頂。



最後の最後まで、諦めない、挫けない。



ラストラン、それは最後の踏ん張り。



父は偉大な、マヤノトップガン。



父の名において、



走り抜きます。