ちはやふる 人物紹介その1 綾瀬千早を読み解く 編集しました。 | ちはやふるを読み解く!

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は・じ・め・に

この記事は50巻までの考察、感想です。ネタバレテンコ盛りですので最後まで読んで無い方は回避お願い致します。

 

 前回、「ちはやふる」の「千早」「太一」「新」による恋愛について、書かせて頂きました。今回から登場人物一人一人ピックアップして紹介していきたいと思います。1回目は主人公である「綾瀬千早」を紹介させて頂きます。

どうぞ、よろしくお願いします。<m(__)m>

注:前回記事に書かせて頂いた、小倉山荘の襖に並んだ「ちは」「たち」を基に

この作品が創作されたとして進めていきます。

2023,7,31「仮説」を加筆しました。

 

綾瀬千早

 「綾瀬千早」・・・からくれなゐの下に激しい情熱を秘めた女の子。

 これは、小学生時代3人が離れ離れになるのがわかった時、原田先生との会話で、「私一人バカだったの バカはもうやめるの」浮かれてるのは自分一人だけだった、そのせいで、こんな嫌な気持ちになる位なら、もう浮かれたりしないの。

これで、太一くんに対する情熱を隠し持つようになります。

 一応、新くんと太一くんの二人の名前が挙がってますが、新くんに対しては、高校入ってから情熱を隠す所か、酷くなっています。ので、対象は太一くんって事になります。小学生の頃から持っていた、太一くんへの特別な感情は、この先ずっと隠し通します。太一くん不憫です;;

 

 

千早ちゃんの「かるた」が楽しい時

 

 ズバリ!太一くんと一緒にやる「かるた」です。そもそも、千早ちゃんにとって太一くんは「高嶺の花」です。中々一緒の時間を共有できません。それを繋ぎ留めてくれるのが「かるた」で、しかも太一くんとのかるたの勝負はとにかく楽しい!必死でかるたの世界へ太一くんを引きずりこみます。太一くんとの勝負にだけはほんとに勝ち負けにこだわります。とにかく、太一くんには「かるた」で負けたくないのです。その分楽しいんだろうなぁっと感じました。しかもこの感情まで隠しちゃってます。。裏では太一くんが千早ちゃんの「かるた」の情熱を受け止めきれずに悩んでるというのに。。。

 

◎1巻の学校のかるた大会で新くんを突き飛ばし変わりに太一くんと勝負した時、「太一との勝負 すっごい面白かった」「かるたって楽しいね」

 

◎20巻の吉野会大会決勝、勝利した瞬間ガッツポーズ、その後モノローグにて、「思いっきりやれたよ 楽しかったよ」

 

◎41巻で、後輩達とやってきた初詣にて、「私が一番楽しくかるたをしてたのはいつ?」この後、菫ちゃんの手を掴み大盤係を頼みます。「お願い 瑞沢の 私たちが作ったかるた部の後輩に やって欲しい…」これも、太一くんと作ったかるた部でやってた時が一番楽しかったって事ですね。

 

◎度々、千早ちゃんのモノローグで「かるたが楽しかったのはー…」って出てくるのですがこれもやっぱり「太一と一緒にできてたから」ですね。

 

 

千早ちゃんと「かるた」

 

 新くんと出会い、「かるた」とも出会う千早ちゃん

きっかけは、新くんとの対戦、全力で取る新くんから取れた1枚、それがもう嬉しくて、楽しくて、この感覚が忘れられなくなります。

 この新くんの初心者相手でも全力で取るスタイルなんですが、私にはただの選別としか思えません。千早ちゃんはたまたま素質があり、センスで1枚取れて、「かるた」の楽しさに憑りつかれますが、1枚も取れなかった人「素質の無い人」は「かるた」の楽しさがわからず、そのまま辞めていきます。

 この先、千早ちゃんは、自分がそれで「かるた」の楽しさを知ったから、他の初心者の人にも同じ事を繰り返します。

 

 初めは、競技かるたに惹かれてはいましたが、順番としては、先生や友達、そして太一くんの次に「かるた」だったのですが、1人になってからは、何よりも「かるた」を信じるようになります。まるで、宗教を信じてる人みたいだなぁっと私は感じました。新くんを神様みたいに思ってるし。。そして、強引な勧誘も上手くいかず、千早ちゃんに出会う前の新くんや、田丸ちゃんみたいにハブられちゃいます。

 

 高校に入学し、太一くんとも再開し、自分の作った「輪」の中に仲間も増やしますが、それでも「かるた」が一番優先です。まるで、教祖様を新くんにし、「かるた」の普及活動をしてる様な感じに見えました。この辺が見てて気持ち悪く感じてたんだろうなぁ(;´∀`)

 

◎千早ちゃんが「かるた」を信じるようになった原因・・・完全に太一くんですね。。まず、一緒に太一くんがしてくれる、3人バラバラになっても「私たちには かるたがあるから また会えるんじゃないの?」からの、高校で太一くんと再会、その上一緒にかるた部を作ってくれる、これで益々「かるた」を信じるようになり、新くんが「かるた」を辞めてる時でも、太一くんが「おれたちは 日本一のかるた部作ろう 強くなって あいつを待とう」なんて言っちゃうから、、その上、本当に新くんが「かるた」に戻ってきたもんだから、より一層信じる事になっちゃいます。(;´・ω・)太一くんが悪い…

 

 太一くんの退部後に、大事なものの順番が変わります。太一くんを含めた仲間達、先生、その次に「かるた」と、小学生の頃へと戻ります。このおかげと言っていいんだかわからないのだけど、部活動が終了してから、しばしば、小学生の頃3人がバラバラになった時の事を思い出しちゃいます。「かるたがたのしかったのはー・・・」

 私はこれが、千早ちゃんの競技かるたの成長に繋がったのだと思っています。かるたしか見えてない人より、周りがしっかり見え、他者との繋がりも作り、吸収し、成長していける方がよっぽど強くなれると、、ここで、須藤くんや猪熊さんと繋がりが出来たのが、千早ちゃんにとってかなり大きな事だったと思います。

 

「かるた」と太一くん・・・小学生の時、初心者の千早ちゃんは、新くんや、ヒョロくんの練習相手にもなれません。必然、太一くんがパートナーって事になり、2人で強くなって、新くんの情熱を受け止めれるようになりたいってのが目標だったと思います。

 高校に入り、太一くんと再会し、「かるた」に乗り気じゃない太一くんを猛烈に誘います。

「一緒に強くなろう 仲間がいたら強くなれるから」と、千早ちゃんは、太一くんと共に強くなっていくのを願います。この先、千早ちゃんは太一くんが強くなる為、太一くんに負けないように強くなっていきます。

 千早ちゃんの夢は、3人の中でまず、新くんが夢を叶え名人になり、一緒に成長し強くなった自分と太一くんとで、詩暢ちゃんと新くんに挑むのが憧れです。

 ただ、太一くんが強くなるのは、対新くんと原田先生がくれた言葉、それと、「かるた部」を強くする為であり、初めっから千早ちゃんの思惑と違ってます。。それでも、千早ちゃんは「太一を強くするのは私!」と、太一くんの影響で強くなっていってる千早ちゃんは考えてたと思います。太一くんが仮想新くんとしてやってる時も、新くんの渡り手を真似するとムキになったり、一人で東日本予選に太一くんが参加すると「なんで1人で」と心を掻き乱されます。

 太一くんが高松宮杯に一人で行った時にやっと自分は自分で強くなると太一くん離れが出来たんじゃないかな?って思っています。

 

 

猪熊遥&桜沢翠

 千早ちゃんの成長に欠かせない2人です。特に猪熊さんに関しては、千早ちゃんの将来を見せる役割もあるんじゃないかな?って思ってます。とにかく共通点が多く、性格も非常に似てる気がします。共通点まとめてみました。

かるたのスタイル・・・2人とも「感じ」がいい、無邪気にかるたを楽しむ。将来自分と同じく「感じ」が悪くなってくる事、その時どうするかを、何気に千早ちゃんに教えてあげてます。

 

よく似た悩み・・・千早ちゃんが2年の時のクイーン東西戦時「かるたなんて 子供より大事な事?」で、猪熊さんが悩んでます。この時は、かなちゃん母(利恵子さん)の登場で、「着物はお母さんの味方よ」で救われます。

 この1年後、千早ちゃんもよく似た悩みを持ちます。「浪人してまでクイーンになって なんになるっていうの」この時は、太一くんが少し手を貸してくれて救われます。「親は子供の味方よ」になるのかな?

 

◎素直に無邪気にその毒性に無自覚・・・太一くんが語る千早ちゃんの特性ですが、まさしくですね。。その無邪気は言動は、相手に不快感を与えたり、傷を付けます、でも、本人は気付いていません。

 過去にクイーン戦で敗れた桜沢先生の回想で、「どうやったら そんな強くなれるの 遥さん」に対して猪熊さんの答えが「えー 聞こえるから取ってるだけだよー 桜沢さんも聴こえたらとればいいんだよー」桜沢先生思い出しただけでイラッっとしてますね(;´・ω・)まさしく無邪気な毒性ですねー。

 

 千早ちゃんは、桜沢先生を理想としてるみたいだけど、きっと将来は猪熊さんみたいになるんだろうなぁって思ってます。

 あと、猪熊さんと桜沢先生この2人の「かるた」における関係性と千早ちゃんと太一くんの関係性も似てるような気がします。ライバルであり、信頼しあってる、お互いに高め合ってる、これも共通点だと思います。てか、実は桜沢先生と太一くんって「かるた」に関して同じタイプですよね。。「いい匂いがする」も印象的でした(*‘ω‘ *)

 

 

 

千早ちゃんと瑞沢かるた部

 千早ちゃんが社長だとしたら、とんでもないブラック企業って感じのかるた部。。何もわかってない初心者であろうと、社長の為に立てたとんでもない目標に向かって走り続けないといけません。ほんと、太一くんが居なかったら秒で解散してたんだろうなぁって思ってます('Д')

しかも、肝心な社長は常にフラフラと全く地についてない状態。。部長が太一くんでよかったよ…

 

 千早ちゃんのごり押しで、選手権大会団体戦に出場しますが、肝心な千早ちゃんが常に個人プレー。。何故、団体戦にでたんだよと。。初心者にガンガンプレッシャーを与えるのに、太一くんから「お前だけは絶対に負けるなよ」って言われただけで押しつぶされちゃう豆腐メンタル、、何故この子が主人公なんだ。。太一くんと仲間たちの頑張りで奇跡的に全国大会出場を決めます!初心者2人含めた創部1年目にての快挙!

 そして、千早ちゃんは東京代表になった事にビビっちゃいます。。「ボロ負けしたらどうしよう」と、、この子、、ほんと何の覚悟もないまま勢いだけで、大会出たんだね。。他の部員が聞いたら泣けちゃう案件だよ、、これ。。

 

 全国大会も、寝不足による体調不良で棄権!( ゚Д゚)ハァ?残った部員4人は円陣を組み「わかってるな この場にいちばんいたかったのは千早だ おれたちが簡単に負けたら 千早は絶対死ぬほど泣く 勝つしかない 瑞沢勝つぞ!」っと気合満々の裏では、千早ちゃん、新くんの膝枕でスヤスヤ。。はぁぁぁぁぁぁぁあ???「千早…まっすぐなままなんやな」こっっっっわっっ!部外者がとんでもない事言ってるし、、振り回されてる部員みんな頑張ってるのに、、こっわ。。部員が誰も見てなくてよかったわ。。

 

 翌日、個人戦で詩暢ちゃんに負けてそこで千早ちゃんの夏は終わってしまいます。。部員達全員頑張ってるのに、、応援にも行かず。。

 

 2年になり新入部員も2人入り、地方大会に出場、少しずつエースとしての自覚は出てきてる感じです。でも、相変わらず新 新とフラフラしてます。新くんに自慢する為、部員全員巻き込んで頑張ります。ナンダカナァ。。決勝でエースとしての自覚が足らず敗北してしまいます。

 

 2年連続全国大会出場!相変わらず千早ちゃんはワタワタしてます。。他メンバーは、サポートに回ってくれてる机くんの為にも負けれない戦いを繰り広げ奮戦します。この大会では部員一人一人に見せ場があり、ほんと泣けるシーンが多かったです。特に机くん!太一くんは平常通り頑張り過ぎなくらい頑張ってます。。

 決勝まで勝ち進み、常勝富士崎高校との決戦!千早ちゃんは怪我をしますが、なんとか辛勝そして、即寝。。残った太一くんと肉まんくんが息ぴったりで、脅威の粘りを見せ最後、運命戦で勝利を納めます!創部2年目で全国制覇!!いやぁ。。凄い!千早ちゃんも頑張ったんだろうけど、、それ以上に他部員達が頑張って成し遂げた快挙だと思います。

 

 会場を出ると新くんが居てました。「私のチーム 日本一だよ クイーンになるより早く日本一になれたよ みんなとだからだよ チームに興味ないなんて言わないで」と涙ながらに訴えます。。まぁ、、感動のシーンのように描かれてますが。。他メンバーの素の顔が印象的でした。。てか、「私のチーム」って。。そもそも、新くんの為に頑張ってたのは千早ちゃんだけやし。。そら、素の表情になるよね。。

 次の日の個人戦では、新くんと同じ畳の上で取れる事に大興奮!昨年に引き続き詩暢ちゃんに敗れこの年の千早ちゃんの夏が終了します。。キャプテンの自覚は相変わらず皆無でした('Д')

 

 太一くんに元気がないと、どうにかしなくちゃってなる部員達ですが、太一くんの告白後、太一くんは、恐らく他の部員達に気付かれないように平常運転、告白された千早ちゃんの方がずっと俯いたまま。。あからさまに元気が無いのですが、誰もふれません。。何だか孤立してる感を感じます。。

 太一くん退部後も、かなちゃんのモノローグで、「誰も何も聞けないけど 部長が辞めて 千早ちゃんが何も言わないなんて 千早ちゃんとも何かあったとしか思えないの」ってのがあるのですが、、ほんと誰も聞かないのね。。かなちゃんですら。。やっぱり千早ちゃんは、仲間達の「輪」の中に入ってなかったんだろうなぁって思いました。

 でも、休部後一気に千早ちゃんが成長します!てか、かるたに出会う前の千早ちゃんに戻ったのかも?

 

 千早ちゃん休部中、部内が田丸ちゃんによって掻き乱されてる状態で、上級生達は、「どうにかしなきゃ」と、1年生達とコミュニケーションをはかります。結果、部内のまとまりが見えてきて、笑いもおきるようになります。「ああ…話せばよかった 話せばよかっただけなんだ みんなと」ここに千早ちゃんがいなかった事が悔やまれます。。

 

 1,2年時のかるた部だけでこんなに書いちゃったんだけど、、ほとんどが千早ちゃんの文句になっちゃいましたね('Д')ゴメン!私が幼少の頃から団体競技をしていたからだと思うのですが、瑞沢かるた部を見ていると、ほんと、千早ちゃん一人に掻き乱されてる感を感じてしまって、それを許せる部員達がほんと、心がひろいんだなぁっと感心して見ていました。

 かなちゃん、机くん、肉まんくん、この3人前半は、千早ちゃんの教育係だったんじゃないかなぁっと、この時点で、3人からして、千早ちゃんはただのチームメイトだったんだろなと思います。

 3年時のかるた部に関しては、千早ちゃんの変化・成長の過程で書いていけたらと思います。

 

 

 

千早ちゃんの変化・成長

 

 太一くんの退部後、太一くんの「かるた」や、その他今までやってきてた事、部を一緒に作ったり、勉強とかるたを両立してたり、とにかく全部が千早ちゃんの為、千早ちゃんのそばにいる為だと気付き、今まで「かるた」の事しか頭になく、ずっとそばにいて頑張ってくれてた太一くんの事すら見えてなかった事から、「かるた」と向き合うのが怖くなり「かるた」から一時離れます。

 太一に乗せてた「重さ」プレッシャーや負担・太一にむけてた「冷たさ」・太一にあたえてた「痛み」全てを考え自らに刻み込みます。

ここから一気に千早ちゃんの身に変化・成長が訪れます。

 

百人一首を比喩・言葉として使えるようになる・・・「風をいたみ」岩が自分で、太一の気持ちを、ずっとずっと、打ち砕いていた。。

「きみがため おしからざりし いのちさえ…」貴方に逢う為ならば惜しくも無いと思っていたこの命までもが…

「瀬をはやみ」もう一度出逢う運命を願う歌

 

自分から「輪」の中に入っていけるようになる・・・「もう一度 戦わせてください 瑞沢かるた部として」おそらく、かなちゃんが待ち望んでた言葉です。ここから、ただのチームメイトでは無く、本当の仲間、親友へと変わっていきます。

この先も積極的に「輪」の中に入っていくようになります。

 

仲間達の背中を押すようになる・・・今までは周りを見ず先頭を突っ走るだけだった千早ちゃん、仲間達が遅れないよう、外にはみ出さないよう一番後ろから背中を押してたのが太一くんで、チームの背骨になり日本一のチームになれました。

太一くんが抜けた穴を埋める為、千早ちゃんが仲間達の背中を押すようになりました。

 これがきっかけで、視野が広くなり、「かるた」の成長にもつながったと思います。

 

太一くんを完コピ・・・団体戦での役割もそうですが、今まで太一くんがやってくれてた役割、太一くんに押し付けてた事を逃げずにしっかりこなしていきます。

 まさかの選手宣誓までやっちゃいます。もう、、これは、、すごい成長っぷりで、、ほんっとにびっくりしました!

 

新くんに対して大人の対応・・・全国大会団体戦抽選会で再開を果たしますが、以前までなら神様を慕う子供みたいな対応だった千早ちゃん、今回はワタワタもせず、ホワァともせず、大人の対応です。新くんの「太一は?」に対して「うん そう…辞めちゃっていないんだ」「でも 気配は感じるの 変かな へへっ」「新 瑞沢は 勝ちにいくよ」どした?えらくイケメンになっちゃってるんだが( ゚Д゚)

 大人になったってのもあるんだろうけど、キャプテンの自覚がしっかりしてきたんだなぁっと感じました。

 

仲間達への気配り「伝えたい事を伝えれるようになった」・・・一番グッっときたのが全国大会個人戦にて、新くんVS肉まんくんで、肉まんくんが敗北し「腹減ったー」と外に出て行きます。今までなら肉まんくんをほっといて、新くんの元へ駆け寄り「新 眼鏡大丈夫?」とか言ってたんだろうけど、まさかの肉まんくんを追いかける行動へと!!「おれの毎日 なんだったんだろうなあ 3年間 なんだったんだろうなあ」と涙を流す肉まんくんに寄り添い「肉まんくんの毎日は瑞沢を強くしてくれる毎日だった きっと 下の子たちに残るのは 肉まんくんの言ったことだよ」いやっ!もう泣けるぅぅぅぅぅ(´;ω;`)ウッ…それに答える田丸ちゃんも最高やぁぁぁぁ

ほんと、見事な成長っぷりです!!

 

相談に乗って貰えるようになる・・・やっぱり一番印象的なのは、太一くんに「クイーンを選ぶか受験を選ぶか」を相談した事ですね。。

 今まで太一くんに甘え過ぎてた事に気が付き、これからは太一くんに甘えず、負担をかけず進んでいってるように見えてましたが、よっぽど自分で考えて答えが出せなかったのでしょう。。それで不安を太一くんにぶちまけた感じですね。

 太一くんの助け舟により、自分で机くんのアドバイスをもとに母親を説得する事に成功し、今まで太一くんがやってきてた両立をする覚悟を決めます。立ち去る太一くんに「ありがとう」三連発は、今までほとんど感謝の気持ちを言葉にしてこなかった千早ちゃんの事を考えると印象的でした。

 この先も、かなちゃん、机くん、肉まんくんなどに相談しアドバイスをもらい、クイーン戦へ挑みます。

 

◎「月と太陽」・・・かなちゃんの台詞で「部長と千早ちゃんは…月と太陽みたいでしたよね…」この名前の並びとイメージで、太一くん=月、千早ちゃん=太陽だと受け取っていたのですが、この時の千早ちゃんは単体では輝けていなかったと思います。太一くんのフォローでやっと輝けてたんだと、、なので、「太一くん=太陽」「千早ちゃん=月」でした。

 太一くん不在の大会で、自ら瑞沢かるた部の「輪」に入り、「太一ならこうする」と、太一くんを完コピした事により、単体で輝ける太陽になっていけたんだと思います。

 団体戦最後の試合なんて、見事に瑞沢かるた部の「太陽」になってましたね。正しく、種を埋めて花が咲いた瞬間でしたね!

 

 

千早ちゃんの恋

綿谷新・・・千早ちゃんをかるたの世界へ引きずり込んだ人物。かるたの神様みたいな存在。

近づきたい人。逢いたい人。憧れの人。「よくわかんない気持ち でも 私は一生 かるたが好きで 新が好きなんだ」と、インパクトのある言葉を使ってはいますが、、ん~。。

この気持ちはどう考えても「like」ですよね…かるたに「love」は使わないだろうし。。

 新くんに対する「好き」は終止「like」だったと思います。

 

真島太一・・・これといって得意な事も、自慢できる事も、夢も無い千早ちゃんにとっては高嶺の花。でも、ずっとそばにいたい人。かるたを覚え、太一くんが一緒にかるたをしてくれるようになりかるたが唯一太一くんを繋ぎ留めてくれるものになります。

 しかし、中学で離れ離れになるとわかると絶望し、「自分がどんなに太一くんの事を想っていても、太一くんは自分の事をなんとも想ってくれない」となり、太一くんに対する情熱を秘めてしまいます。

 高校で再開し、千早ちゃんはもう…大興奮です。早速「かるた」へ誘いますが、いい返事は返ってきませんでした。それでも、太一くんの彼女の目の前で堂々と「日曜の大会でA級になったら 一緒にかるた部作ってよ!」いやぁ。。激し過ぎでしょ…なんだか、束縛心みたいなのを感じてしまいました。。

 結局、太一くんが一緒にかるた部を作ってくれるようになり部員も増え最高潮を迎えます。

 かるた部を作った理由に関して、私は当初肉まんくんや机くんの言う通り「全国大会で新くんと会う為にかるた部を作った」ほんと、最悪な理由で、部員達が利用されてると感じてました。でも読み直してみると、勿論、新くんに会いたいってのもあるんだろうけど、「太一とかるたするの楽しいからみんなもきっと楽しいと思うよ!」と、、こんな純粋な理由もありそうな気がしました。。

 2年になると、かるた部としての夢、目標すべて叶えてしまいます。太一くんと一緒にここまでやれるなんて幸せの絶頂ですよね!

 ただ、それもここまでで、、太一くんがなんだか「かるた」を辞めそうな気がしてきます。。机くんも「来年の今頃は部活どころじゃなくなるし 医学部に入ったらかるたどころじゃなくなる 冷静に考えたらいましか かるたを思いっきりやれるのはいましか…」なんて、すっごく怖い事をおっしゃってます。。太一くんがかるたを辞めてしまうとそばに居れなくなっちゃいます。

 次第に不安が積み重なり、新くんの告白すら忘れてしまう程不安になってしまい、遂に秘し持っていた太一くんへの情熱が溢れ出てしまいます。そして「太一を喜ばせたい」一心で太一杯と言う大暴挙を行ってしまいます。しかも賞品が「太一のキス」。。最早狂気。。

 この子の太一くんに対する情熱ってどんだけ深いんだって思っちゃいますね(;´・ω・)

 この太一杯での千早ちゃんの台詞で「みんな太一が好きで集まってくれて キスも嬉しいと思うよ」ってのがありますが、若干「好き」も「キスも嬉しい」も便乗して言っちゃってるような気がしなくもないのですが、、作中太一くんに対して「好き」と言う言葉は最終回まで一回もありません。ですが、ここまでしての「そばにいたい」はどう考えても「love」だと思います。

 この後2人の間に亀裂が走ります。

 太一くんはと言うと「千早ちゃんのかるたの情熱を受けれるのは新くん」「千早ちゃんを幸せにできるのは新くん」「千早ちゃんを喜ばす事ができるのは新くん」と、壮絶な勘違いをし、千早ちゃんとなるべく距離を置くようになります。

 一方、千早ちゃんは、太一くんが戻ってくる事を信じ待ちます。

「瀬をはやみ」

「太一はかならず戻ってくるから 強くなってあいつを待とう」

「一緒に部を作ってくれた真島太一はかるた部を辞めたけど 私は いつか戻ってくると思ってる 何年後か何十年後か それまでに私は クイーンになる」

「来い 来い この夏いちばんの 上昇気流」

 

 太一くんが、周防名人の元でかるたをやってる事を知ると今度は、太一くんとのかるたの道が重なる時を信じ、太一くんのかるたの最後まで追いかける形に変わります。

 終着点は3人の約束の場所。。そこで、太一くんのかるたの最後を見届けます。太一くんとの唯一の繋がりである「かるた」が無くなり、ここでクイーンになり、かるたが無くても太一くんのそばに居れる人になれるよう決意します。ここら辺から太一くんとの接触がなくなっちゃいます。。

 

 

彼岸花

 彼岸花の花言葉・・・「情熱」「独立」「再開」「あきらめ」「悲しい思い出」「思うはあなた一人」また26巻帯では「あなた一人を、想ってきた。」とあり、色でも花言葉が変わってくるみたいです。26巻の表紙では太一くんにぴったりの花言葉だと思っていたんですが、千早ちゃんにも当てはまると思うし、東西戦の時には、千早ちゃんのバックに彼岸花が描かれていたり、千早ちゃん目線で太一くんを見る場面で太一くんの周りに彼岸花が描かれていたり、この場面では「情熱」なのかな?あからさまに太一くんの事を応援してるシーンは描けないので末次先生からのメッセージだったのかなぁっと後になって思いました。

 

 

 

何もない所でコケるシーン

 情動脱力発作ってのがあるみたいです。感情の高ぶりで起こる脱力らしいのですが、千早ちゃんのはこれかな?状況を整理してみたいと思います。

➀1巻の小学生時の3人で帰ってる途中・・・一番ショック受けたのは太一くんの「かるた出来なくなっても開明成行くに決まってんじゃん」じゃないかな?コケる寸前には、「新も太一もいなくなるの?」「一人になるの?」んー。。感情かぁ。。誰もいなくなる「恐怖」一人ぼっちになる「恐怖」かな?

 

②35巻の太一くんと須藤くんの賭け・・・太一くんが須藤くんに持ち掛けた賭け「先に負けた方が競技かるたを辞める」これを聞いた千早ちゃんが慌てて走り出しますが何もない所でコケてしまいます。これは、恐らく折角太一くんがかるたをやっていて繋がりができたのに、負けるとかるたを辞めてしまう。。太一くんとの繋がりが途切れてしまう事からの「恐怖」かな?

 

③50巻の告発直前・・・これ、、初告白の緊張かなぁって思ってたんだけど、これも「恐怖」からだったら…太一くんの「もう環境変えなきゃなって」からの「おれたちにはかるたがあるから また会えるよ」そして太一くんの作り笑顔、、「あーこいつ絶対京都行ってかるた辞めるわー」で、太一くんとの繋がりが途切れてしまう「恐怖」意地でも繋がりを繋ぎ留めようとしての「すき だ よ」を振り絞ったのかも?

 うん。。これ難しいわ。。他にも「焦り」とかもありそうだし。。私は、夢の中でたまーに、とんでもない物に追いかけられる夢を見る事があるのですが、とにかく力が抜けて上手く走れません、こけたりしちゃいます。。これは、「恐怖」なのかな。。「焦り」のような気もするなぁ。。

 

 

 

小学6年生の自分を迎えるシーン

 名人・クイーン戦5戦目終盤にて、千早ちゃんと新くんが揃って「ちは」を取るシーンで、

小学生の頃から変わってしまってた2人、純粋に競技かるたを楽しんでた時期、小学生の時に戻る事ができました、初心に戻ったって事かな?「やっと 迎えにきたよ」と小学生の頃の自分を抱きしめます。

 新くんは太一戦で一度小学生の頃の「5歳児相手でも手加減せん」新くんに戻ってたんですけどね^^;何故、お爺ちゃんの「かるた」に戻った!

 3人の中で小学6年生の時と変わってなかったのが太一くんです。太一くんは過去の自分を「自分じゃなくなりたい」と突き放してただけでした。結局、戻って来た2人に抱きしめられ「ああ、変わらなくてよかったんだ ごめんな 迎えにきたよ」と、昔の自分を抱きしめます。

 2巻の小学生編最後のモノローグ「自分も 太一も 新も 変わっていくなんて思いもしない咲く前の桜」ってのがありますが、太一くんだけ小学生時代の気持ちを持ったまま変わらずいたって事になります。太一くんが変わったように見えてたのは、千早ちゃん自体変わってしまってて、太一くんを見る目も変わってただけって事ですね!

 

 

「核」

 一応、千早ちゃんの「核」にあたる人物は、姉である千歳さんだったのですが、私は、太一くんも「核」にあたる人物だったと思ってます。

 小学生の頃から太一くんに認めて貰いたかったんだと思います。その為の「かるた」なんですが、「かるた」では、誰も認めてくれないと思ってます。

 太一くんへの情熱を唐紅の下に隠して、一度は「核」にあたる人物から外れたんだと思います。

 太一くん退部後からは、変わった自分、頑張ってる自分、決意を認めて貰って、戻って来て欲しいと望んでたと思います。太一くんのモノローグで「おれでないのはたしか」ってのがありますが、きっといつものミスリード!

 2人ともずっと昔から千早ちゃんの事を認めてるのですが、千歳さんに関しては、容姿端麗な妹が何故「かるた」と、、妹がよりによって「かるた」をしてる事を認めたくなかっただけですよね。。千早ちゃんが世界一になってようやく「かるた」をしてる事を認めれるようになったって感じですね。

 太一くんに関しては、千早ちゃんが、新くんの事を思ってる時の顔以外は全てを認めています。太一くんの「核」にあたる人物も新くんと千早ちゃんだとわかっています。新くんに関しては、クリアしてるのですが、千早ちゃんはまだでした。。両方認め合ってるのにね。。

圧倒的にこの2人会話が足りてないから;;

 千早ちゃんの告白と、太一くんがそれを受け止めた事で、ようやく2人とも認め合えたって事になります。

 

 

 

告白

 見事!千早ちゃんと新くんが2人の夢、クイーンと名人になり2人揃って太一くんを探し出てきます。太一くんを見つけ2人同時に声をかけます。それを見た太一くんは「お似合いすぎるんだよ…置いてけぼりだ いつも」とおセンチになっちゃってます。

 心配と希望に満ちた目の2人に太一くんは2人の期待に応える100%の声をかけます。

「待ってろよ新 来年 おれが倒しに ここに来るんだよっ」これには2人共大喜びでハイタッチし、太一くんに飛びつきます。

 これに、千早ちゃんは安心しちゃいます。太一くんとのかるたの道はまだ繋がったままだ!と…でもだ、、「瀬をはやみ」が最後まで読まれなかったよね。。これって運命に身を任せ待ってても繋がらない暗示だと思うんだけど…

 千早ちゃんと新くんが喜んだ太一くんの言葉ですが、2人に対する花むけの言葉で、千早ちゃんの事を忘れたい太一くんの本心では無いと思ってます。

 卒業式になり、太一くんの受けた大学が東大では無い事が判明します。私は東京の地理の事は全くわからないのですが、ひょっとしたら千早ちゃん東大に近い学校を選んでたのでは無いのかな?って思ってます。高校卒業しても部活に顔を出すと言ってた割りに夜遅くなり顔を出せない距離の学校を選んでるし、、よくわからないのだけど、太一くんといつでも一緒にかるたが出来る事を選んだ可能性もあるような気がするよ!

 結局、太一くんが選んだ大学は京都だったし、、千早ちゃんと離れる気満々だし、、「かるたがあるからいつでもあえるよ」なんて言葉信用0だし。。もう告白しちゃうしか繋ぎ留める事できないよね;;

 

 

仮説

 初めに・・・私は、作品のキャラクター、作者さんの意図が読み取れない場合、取りあえず「仮説」を立てて読んでみます。数学で、答えを先に見て工程を考える作業ですね。

主人公の千早ちゃんはそんな行動が多いので、いくつか仮説を立ててみる事にしました。

 

 一人で寝ている太一くん・・・2年の時、見事、団体戦日本一になった後、男子部屋に間違って入った千早ちゃんが、一人で寝ている太一くんに近づき、ごつんとして頭を近づかせ寝ながら「ありがとう」のシーンですね。ごつん?

描写的には太一くんの肩に頭を付けた感じに見えるのだけど、、ごつん?

 「ごつん」はともかく、このシーンは、誰もいない、太一くんが寝てる好条件の為、千早ちゃんが秘めている太一くんに対する情熱を、開放したシーンだと思います。本当は太一くんに対して優しいんだよ、千早ちゃんも本当は、太一くんに甘えたいんだよ~。と、読者に気付かせるシーンだったのかな?

 

 東西戦 原田先生VS新くん・・・観戦をしにきた千早ちゃん、正直この子大丈夫なの?って思う位ブレて見えてました。ただ、この子の夢は3人の中で一番初めに名人になるのは新くんで、新くんと詩暢ちゃんに、自分と太一くんで挑むのが最高の夢みたいです。なので、どうしても新くんを応援してしまう。。あとは、「原田先生のかるた」と「かるたの神様である新くんのかるた」現状、原田先生のかるたでは、詩暢ちゃんに勝てるイメージが出来ない千早ちゃん、直前にその詩暢ちゃんに勝った新くんのかるたどっちを取るのか悩んでいたんだと思います。

 2人の試合を見て、結果千早ちゃんの心を動かしたのは、原田先生のかるたでした、ので、最終的に原田先生を応援した感じだと思います。

 

 原田先生勝利後、太一くんの顔を盗み見・・・原田先生VS新くん3戦目終盤、離籍していた千早ちゃんがわざわざ太一くんと菫ちゃんの間に割り込みます。。中で見たいだけならわざわざ割り込まなくても、、原田先生が勝利した瞬間太一くんに顔押し付け泣き出します。そして、感動して涙を流してる太一くんの顔を盗み見、、確認して、太一くんの胴体を抱え泣き出します。。

 これに関して、富士崎合宿中の女子トークにて、こんなモノローグがあります。。「みんな…そういう気持ちであそこにいたんだ 好きな人がいて 同じ気持ちになって」これを行動に移してみた?。。。この後、太一くんは太一くんで、「彼女です ちょっかい出さないで下さい」とか、やってるし、、こいつら、お互いバレないように恋人ゴッコしてた??

 

 「爆弾投下」新くんの告白の受け取り方について・・・これは、書くかどうか悩んだのですが、今までの考察が根本から崩れちゃうので( ;∀;)…

 千早ちゃんは、新くんの告白の時点では、新くんの事を「かるたの神様」にしています。あるいは、「新くんはかるたそのもの」です。そんな新くんから「千早なら…どうした? 終盤…」と、聞かれます。そこで、稀にあるイケメンで惚れそうな千早ちゃんの描写「私は攻めがるただから」「手に入れたいものほど手放すの かならず取ると勝負に出るの」と、台詞もイケメン。。ここで新くんの告白な訳なのですが、私はずっと、千早ちゃんがこの告白に対して返事をしない事、誰にも相談しない事、太一くんに秘密にしてる事が、すごく気になっていました。

 普通なら神様みたいに思っている男の子、恋焦がれているかるたそのものみたいな男の子からの告白なら即答で受けると思うのです。。でも、しません。。

 

◎この後の挙動について・・・まず、白い鳩を見ながらの台詞「かなちゃん…私も あの決定戦みたいな試合が したいなぁ…」うん。。これにはかなちゃんも「メインとすべきは告白でしょ~~~~?」と、泣き崩れます。

 ここでふと、もし、新くんの告白を千早ちゃんが「好きや 千早のかるたが」と受け取っていたら?千早ちゃんにとって新くんとは?小学生の頃は「守ってあげないといけない男の子」現在は「かるたの神様でありかるたそのもの」です。恋愛対象の男の子ではなく、新くんがまさか自分を恋愛対象として見てる事は想像にすらありません。

 

◎千早ちゃんがそんな風に受け取っていると思われる言動・・・周防名人との試合前緊張してる千早ちゃんの頭の中に「千早 好きや」でぽわぁっとなり。「お腹いっぱい 身体も動く」がありこれは、「好きだって言われた日から 指先とお腹がいつもあったかくて 変なんだよ」と、理音ちゃんの「おにぎりだったものが 栄養になってつぶつぶになって 全身をあったかくしてくれるのがわかる おばあちゃんがくれた栄養」これらは全て同じです。新くんの「好き」と「おばあちゃんがくれた栄養」はどちらも「かるたへのエネルギー」に変換されています。

 千早ちゃんからすれば、「かるたの神様」に自分の「かるた」を認めて貰え、それが、かるたに対するエネルギーに変換されている形です。

 

◎太一くんの告白時・・・これが一番のネックなんですが、、太一くんの告白後、「新は?」ってのがあり、新くんの告白シーンも描かれています。しかも「一緒にかるたしよっさ」が「一緒に生きていこっさ」に変換されます。

 これ、新くんを「かるた」に変換しちゃうと全部繋がってくるのですが、、少し強引のような。。「新は?」を「かるたは?」にします。現状、千早ちゃんは一つの事しか情熱を注げない女の子です。その上、かるたそのものの新くんに「一緒にいきていこっさ」と言われています。もう、千早ちゃんは一生かるたと生き続けていく決心がついています。

 どうしても、太一くんと「かるた」どちらか一つを選ぶことが出来ず、「ごめん」だったのではないでしょうか。

 この後、太一くんの退部により、「新くんのかるたの呪縛」から解かれます。これが32巻の、全国大会個人戦前の「昨日 本当に新たに勝ったのかな 神様みたいに思っていた男の子に」に繋がります。

 千早ちゃんが新くんに自分のかるたが好きだと言って貰ったと勘違いしてた為、藻塩の「自分のかるたの道を行く」「新くんと同じかるたへの道には行かない」というお断りの言葉になったんだと、そして、その後の新くんの言葉に対して、少し驚きの表情を見せる千早ちゃん、、「もっと近づいたら おれのこと どう思ってんのか聞かせて 近くに行くから」これで、新くんの言ってくれた「好きや」は、千早ちゃんの「かるた」の事ではなく、千早ちゃん自身の事だったと気付いたんだと思います。でも、もう遅かったって事ですね。。

 

◎「かるた」と受験の両立・・・一つの事にしか情熱を注ぐ事しかできなかった千早ちゃん、ここで「かるた」と受験勉強両方に情熱を注ぐ決意をします。これは、「かるた」と太一くん両方に情熱を注げる証明にもなります。なので、千早ちゃんの告白のタイミングは、受験が終わってからだったハズなのですが、、太一くんの京都行きが決まっちゃってたので、急遽、卒業式の日になっちゃったんだろうなぁって思います。

 最終的に、千早ちゃん・新くん・太一くんの三角関係ではなく、千早ちゃん・かるた・太一くんの三角関係だった事になり、千早ちゃんは結局両方選ぶ道を選択したって事になります。

ええぇぇぇぇっΣ(・□・;)

 

 この子結構計算で生きてる?って思ってしまうシーン・・・「太一くんの顔を盗み見」もそうですが、ほか、椅子とかに座ってるシーンでも常に太一くんが隣に座ってます。これ、「太一ここ空いてる」とかで隣に座らせたり、何気に千早ちゃんが太一くんの隣に座ってる気がします。

 初めて他校の男子に告白された時も、太一くんの「いいんじゃね つきあったら」に少し驚いてる様子で、太一くんがその男子携帯着拒しても何も不服な感じも無く、その上朝早く起きて一緒の電車に乗れに対しても何も不服を言いません。。ひょっとしたら「堂々と一緒に登校できる!」とか考えてそうな気がします。

 太一杯の賞品「太一のキス」も自分が優勝する為に設定したんじゃないかな?って思っています。とにかく千早ちゃんは圧倒的エゴイストです。自分がそれで「かるた」の楽しさがわかったからみんなもきっとそうって考えをしちゃう女の子です。なので、この場合も、「私が太一が好きだからきっとみんなも太一の事が好き」「私が太一にキスをして貰えると嬉しいからきっとみんなも嬉しいと思う」( ゚Д゚)…しかも、源平戦終了後、千早ちゃんだけ汗をかき、息を切らせちゃってます。。どんだけ必死にかるたやってたんだよと…なので、太一杯の賞品は、自分が獲得する為に設定されたのかな?って感じました。

探してみると意外とこんな場面がありそうな気がします( ゚Д゚)

 

 

 

最後に・・・

 またもや長文になってしまいました。。まとめるとは?ゴメンナサイ

 ふか~い怖いくらいふか~い情熱を唐紅の下に秘めた女の子、千早ちゃんの紹介でした。

小学生の時に交わした新くんとの夢を叶える為、壁を乗り越え成長し、最後には夢を叶える事ができ、太一くんとも結ばれハッピーエンドを迎えました。

 将来の予想ですが、「高確率で娘の幸せを願ってる」母親と、太一くんの事を理解できてる千歳さんが間違いなく太一くんと千早ちゃんの関係を後押しすると思います。千早ちゃんは一生「かるた」をやり続けるだろうし、太一くんもそれを理解し、後押しもすると思います。

やっぱり行きつく先は猪熊夫婦みたいな感じなのかな?って思ってしまいます。ずっと「そば」に寄り添って生きていくんだろうなぁっと願っております!

 

 以上、「綾瀬千早」の紹介でした!今度は「綿谷新」「真島太一」を書けたらいいなと思っております。その時もどうがお願い致します。