古いPCの3.5インチIDE HDDからデータを取り出しました | いさおリンクのインターネット羅針盤

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寅年生まれなので今年の誕生日で60歳になります。スマホもパソコンもない時代に育ちましたが、20代後半の時に当時の上司からパソコンにメチャクチャ詳しい方を紹介していただき、その方からパソコンのイロハを教えてもらいました。今では自営でスマホやパソコンを使った仕事をしています。生きる道を教えてくださったパソコンのお師匠様に感謝です。

 

さて今日の本題です。

 

お客様から、古いiiyamaのミニタワー (OS:WindowsXP)にあるデータを取り出して欲しいとの依頼がありました。このPC、見た目は自作パソコンと変わりません。

 

1990年代に自作パソコンにハマって一時は数台の自作パソコンを持っていたので、この手の仕事は大好きです(笑)。

 

起動させる必要もないので、HDDの取り出すための作業を進めます。まずはケースのカバー取り外しです。iiyamaPCの型番を頼りに検索しますが出てきません。結局、手で回すハンドルネジ2本をゆるめ、ケース側面をスライドさせて外します。

 

久しぶりに見るタワー型パソコンの内部。なんか懐かしい。iiyamaは興味がなかったので詳しいことは知りませんが、ここだけを見たら普通の自作パソコンと同じように汎用品を組み合わせて作られているように思います。

 

肝心のハードディスクは、写真上部の四角い穴が空いているように見える場所に収まっています。と、ここでようやく気が付きました。これ、IDEのハードディスクだ・・

 

最近のパソコンはSATAという規格のハードディスクが使われており、ケーブルはスリムで取り回しがしやすくなっています。このパソコンに使われているIDEは以前の規格で、赤・黄・黒の電源関係ケーブル/コネクターと幅広のきしめんみたいなフラットケーブル/コネクターで構成されています。

 

手持ちのハードディスク関連の機材は前回のブログで紹介したクレードルや外付けケースがありますがいずれもSATAです。IDEとSATAでは企画が違うのでコネクターに互換性がなく、このままでは接続できません。

 

ここで活躍するのがIDEとSATAの仲を取り持つ変換コネクターです。幸い、以前間違えて購入したIDE-SATA変換コネクターを持っていたのですぐに作業に取り掛かる事ができました。

 

購入したのはこちら。

センチュリー 裸族のお立ち台のお立ち台 IDE to SATA変換アダプター CROO-IS

 

 

 

 

中身はこのような構成になっています。右下が変換コネクターになっていて、黄色いフラットケーブルの先端にあるコネクターとその右にある電源コネクタをIDEのハードディスクに接続します。変換コネクター下部はSATAのコネクターになっていて、SATAのハードディスクケースに差し込んで使います。

 

これが取り外したIDEのWD製ハードディスク。容量は200GBと今となってはかなりの小容量。これだけ大きくても256GBのUSBメモリよりも容量が少ないのです。技術の進歩って素晴らしい。

 

上が変換コネクター、下側がIDEのハードディスク。ハードディスクのフラットケーブルが刺さるピンがとっても細くて、うっかり触れて曲がってしまったことを思い出しました。SATAはそんな心配は不要です。

 

手持ちのクレードルに挿したところ。ひっくり返っていますが動作に支障はありません。ただとっても不安定に感じて精神衛生上あまり良くです。

 

使っているクレードルはこちら

 

 

 

 

MacBook Pro16 2019に接続して電源オン。パソコンはしばらく動いていなかったようなのでちゃんと認識するか不安でした。無事に認識したのを確認後、データのバックアップ作業に取り掛かります。

 

古いハードディスクなのでコピーが遅い・・ SSDに慣れているとより一層遅く感じます。数時間かけてデータコピー完了。ミッション終了です。ホッと一息。

 

古いパソコンをお持ちの方で、パソコンが壊れて立ち上がらないとお困りの方、起動しなくてもパソコン内のデータを取り出すことは可能です。データ取り出しを行いたい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。※データ取り出しの確約はできません。