さて今日の本題です。
Macの便利な点はいくつかありますが、中でもmacOSで用意されているTimeMachineでバックアップが簡単に出来るのは安心です。
ただ、自分の今までの経験ではバックアップは出来るものの、相当な時間がかかるのが気になっていました。回線速度の影響などもあるかもしれませんが、1TB位の復元で1日以上かかった時にはさすがに途方に暮れました。
あとTimeMachineを他のMacに接続して中身を確認する事は出来るようです。これはカーボンコピークローナーでも一緒ですね。
TimeMachineでもいいのかもしれないけど、自分的にはTimeMachineには出来ない「Macの中身をそっくりクローン=複製=する」という選択が、とても魅力的に思えてきます。Macの場合は、クローンしたHDDやSSDから起動して普通に使えるのも魅力です。
Mac用のクローンソフトはいくつかあるようですが、自分が使っているのはカーボンコピークローナーです。
Carbon Copy Cloner 4
このソフト、30日間は無料で試用できるのでHDDやSSDの載せ替えなどのスポット的作業には威力を発揮します。単発なら無料で済みますが、継続的にクローンを作るのはライセンスの購入が必要です。一回飲みに行けば消えてしまう数千円で、安心を買うかどうかの判断になるでしょう。今のところサブスプリクションではないので毎年料金を払う必要はありません。
クローン作成そのものは以前書いた記事がありますので、こちらを参照してください。
MacBookProRetina15Mid2012 SSD 512GB→960GB@復元苦闘編2
今回は、定期的なクローン作業について書いてみようと思います。定期的なバックアップ設定についてはいろいろな設定、例えば毎週日曜日とか、ハードディスクに接続した時などに自動的にバックアップが行えるようになっています。自分は外付けハードディスクを繋いだ時に自動的にバックアップする設定にしてあります。
では実際のバックアップ動作を。
まずは外付けハードディスクを接続しない状態でカーボンコピークローナーを起動したところ。コピー先(クローン先)はビックリマークが付いていて認識されていません。
外付けハードディスクを接続すると・・・ 自動的にバックアップが始まりました。
あとは終わるのを待つだけです。
無事、クローン作業完了です。TimeMachineに比べたらきめ細かく設定できるし、今、何が起きているのかわかりやすいので安心感が違います。
ただ、だからといってTimeMachineを否定している訳ではありません。過去のファイルの復活とかはTimeMachineの方が簡単でしょう。もしかしたらカーボンコピークローナーでは出来ないかも?
で、結論。自分的には、
・メインのバックアップ(クローン)はカーボンコピークローナー+外付けハードディスク
・サブのバックアップはTimeMachine+外付けハードディスク ※TimeCapsule+TimeMachineが面倒くさくないからより好ましいし何よりも安心
の組み合わせが最も費用対効果が高いように思います。何かあった時に、頼みの綱は1本よりも2本あった方が良いです。最悪、Mac本体が駄目で更にどちらかのバックアップが駄目でも、残りのどちらかは生き残っていて必要なデータは復活できるんじゃないかと。
これに加えて、作成したデータのコピーをせっせとクラウドに上げておけば、いつMacがお亡くなりになっても最小限の被害で済みそう。
機械ものは必ず壊れます。この世に1つしかないデータは儚いもの。そう思って、バックアップを取る習慣をつけた方が幸せになれるでしょう。