本格的に冷え込んできました。思い起こせば一年前のこの頃から徐々に体調が悪化してきて、100m歩いただけで息切れで呼吸できない状態になり人生最長の25日間にわたる入院。幸い復活できましたが、雪国新潟生まれなのに寒さがご法度の身体に。まあ生きていられるだけでめっけもん、無理しないでいきましょう。
さて今日の本題です。
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 4G 試用レポートの続きです。
ちなみに過去の記事はこちら
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 4G 試用レポート その1 外観編
http://ameblo.jp/isaolink/entry-12212017351.html
Lenovo ThinkPad X1 Carbon 4G 試用レポートその2 4Kディスプレイ編
http://ameblo.jp/isaolink/entry-12216134892.html
このLenovo ThinkPad X1 Carbon、全体的なレスポンスはものすごく良くて体感的には普段使っているMacBookPro Retina 15 Late2013と比べても遜色ありません。
・Lenovo ThinkPad X1 Carbon 4G
CPU: INTEL Corei7-6500U 2.50Ghz
メモリ:8GB
SSD:256GB
・MacBookPro Retina 15 Late 2013
CPU:INTEL Corei7 2.60Ghz
メモリ:16GB
SSD:1TB
スペックを見ると確かに差はありますが、動画編集などのヘビーな作業をしない限りは、必要にして十分以上のパワーをThinkPad X1 Carbon 4Gは持っています。逆に言うと一般的なメールやWEB閲覧、Office位しか使わないなら、ちょっともったいないかも。
ただ、個人的にはその昔、パソコンを教えてもらったお師匠様が「パソコンはどれだけ早くても困らない」と言われたことがずっと頭に残っていて、IT関連で仕事をするになってからその言葉はより実感するようになりました。
ThinkPad X1 Carbon 4G位のスペックがあれば、何か作業をして待たされる事は少ないでしょうし、仮に待たされても短い時間で済む可能性が高いです。
何も出来ずにただ待つ時間は思考の妨げになりますし、極論すればその分の稼ぎも減ることになります。あと、高性能版を買っておけば長く使えるのもメリットです。
ThinkPad X1 Carbonはもしかしたら出来ないかもしれないけど、自分が過去持っていた/現在持っているThinkPad X/Tシリーズはいずれもメモリ/HDD共に換装可能で、値段がこなれたら(当然ながら自己責任において)高性能・大容量のパーツに取り替えることが可能です。例えばSSDなんか昔に比べたらずいぶん安くなっていて、なおかつ1TBクラスの大容量でも納得できる範囲の金額まで下がってきました。
CPUの性能は実質頭打ちと考えても良いかと思います。今後、劇的に高性能になる可能性がゼロではありませんが、動画編集に使うのでなければ、これ以上の性能が必要なシーンはまず無いと予想しています。従ってThinkPad X1 Carbonを買えば恐らく本体が壊れるまでは快適に使えそうな気がします。
参考までに、今使っているThinkPad X220と一緒にベンチマークテストをしてみたので比較してみて下さい。
ベンチマークソフトはCrystalMark 2004R3
・Lenovo ThinkPad X1 Carbon 4G
CPU: INTEL Corei7-6500U 2.50Ghz
メモリ:8GB
SSD:256GB
ThinkPad X1 Carbon本体のみ
ThinkPad X1 Carbon本体+4Kディスプレイ
・Lenovo ThinkPad X220
CPU: INTEL Corei7-6500U 2.50Ghz
メモリ:8GB
SSD:256GB(純正128GB→256GBに換装)
ThinkPad X220 本体のみ
この違いをどう解釈するかはそれぞれの人で違うと思いますが、個人的には2011年に発売されたThinkPad X220 でも構成を吟味すればまだまだ現役で使えると感じます。
多少古いパソコンを使っていて仮に壊れてしまってもビジネスユースで使われた後のリース払い下げ品がジャンク屋に豊富にありますので、ある程度の知識があれば最小限の費用で補修/入替可能です。
あと、個人的にThinkPad X1 Carbonで気に入っているところをつらつら書いていきます。
・トラックポイント
もともとトラックポイント派でタッチパッドは無くても苦にならず。これがあるだけでホッとします。使い慣れたらメチャクチャ便利です。
スペアのキャップも持っています(笑)。個人的にはトップが平らになっているのが一番好みです。
・180度開くディスプレイ
X/Tシリーズは代々ディスプレイがパカっと開くのが特徴でThinkPad X1 Carbonにも引き継がれています。立って打ち合わせをするときなどに便利です。
・ドッキングステーション
前にも書きましたが、自宅とオフィスそれぞれにこれを用意しておけば
シームレスなデスクトップ環境が得られます。 左はX220用ドッキングステーション、右は今回お借りしたThinkPad WiGig ドックです。
・おまけ Bluetoothキーボード&マウス
手持ちのThinkPadロゴ入り製品を引っ張り出してきて接続テストを行いました。純正アクセサリーなのでデザインの統一感があってカッコいい(笑)
今使っているMacBookPro Retina 15とのサイズ比較も簡単にしておきます。
ThinkPad X1 Carbon 14.0インチ
MacBookPro Retina 15 15.4インチ
大きさはMacBookPro Retina15の方が一回り大きく、ずっしりと重いです。
表示面積はMacBookPro Retina 15の方が大きくてRetinaディスプレイが美しい。ThinkPad X1 Carbonは 2560×1440ピクセルもあって発色もよく、ThinkPad X220等とは雲泥の差があります。グレアパネルなので目にも優しい。
ただ、さすがに隣にMacのRetinaディスプレイがおいてあると分が悪いです。
薄さは甲乙つけがたい。持ち易さはThinkPad X1 Carbonの勝ちですね。
と、こんな感じでテストをしていたら、いつの間にか机の上がThinkPadとLenovoのロゴに埋め尽くされてしまいました(笑)。
こうやって見ると自分がThinkPad大好きだったことがよくわかります(^_^;)。ThinkPadにMacOSが載るんだったら、ThinkPadに乗り換えるんだけどな〜。
最後にThinkPad X1 Carbon 4G の「4Ḡ」を試そうと思ってSIMカード&SDカードスロットのカバーを開け、
iPad Air2 セルラー版SIMフリーモデルからナノSIMカードを抜いて、さあ挿そうと思ったら・・
あ、これ、デカイなぁ。microSIMカードだ。SIMカードのアダプターがないのでここで断念。実際の使い勝手は恐らくスマホのテザリングで使うのと同様になると予想されます。ThinkPadだけでインターネット接続が出来ると、ThinkPadだけを持ち歩くことが出来るし、普段はスマホのテザリングしている場合でも、スマホのバッテリーが切れた時などに便利です。
と、色々とかけ足で触ってみました。
自分が昔T500を持ち歩きたかった理由=とにかく大画面で見たかった=は当時のT500が1920×1200だったのに比べて、このThinkPad X1CarbonはWQHD(2560x1440)ととても高精細です。ただドットバイドットだとさすがに細かすぎますけどね。若い頃ならともかく今の自分の視力では無理だ(T_T)。
バッテリー交換が出来ないのでバッテリーの持ちがやや気になりますが、電源が取れるカフェなどを知っていればなんとかなるでしょう。
T500で動き回っていた当時は、T500+本体9セルバッテリー+予備9セルバッテリー+90W電源アダプターで恐らく4キロを超える重量を持ち運んでいた頃からみたら、このThinkPad X1 Carbonは約1.18kg、電源アダプター約0.24kg、合計約1.42kgで済むので体の負担も少なくなります。
まとめるとThinkPad X1 Carbonは、Windowsパソコンを使う必要がある人だったら、ほとんど死角がない位良くできているパソコンです。コンパクトでスタイリッシュでスマート、さっと取り出してすっと操作すればカッコいいと思ってもらえる可能性大です(笑)。うん、よく出来ているよ。