今日は久しぶりに"one to one"のトレーニングを受けてきました。iOS10にしても、macOS Sierraにしても、サイトを眺めているのと実際に生の話を聞くとでは理解度が違います。残念ながらApple直結の一番安心確実なルートで、マンツーマンでじっくり話を聞けるのも残りあと一月となりました。悲しいけど仕方ないね。
さて今日の本題です。
今月9日に予約したiPhone7Plus 128GB ジェットブラックの品不足は相変わらずで、全く音沙汰がありません(涙)。それでもいつお呼び出し!?があっても対応できるよう、手持ちのiPhone6sのバックアップとついでにiOS10へのアップデートを行いました。
これらの作業の前に必要なのが、iPhoneのバックアップです。バックアップというとまずiCloudバックアップが思い浮かびますが、iCloudバックアップはもっとも重要なファイルしかバックアップを行いません。
今使っているiPhoneをそっくりそのままバックアップするには、iTunesバックアップが必要です。
iTunesバックアップは「iCloud」と「このコンピュータ」の2種類があります。「このコンピュータ」にはオプションで、「iPhoneのバックアップを暗号化」があってこのオプションを有効にすると、各アプリのパスワードも保存してくれるのです。
この暗号化オプションを有効化するにあたってパスワードが必要なんですけど、このパスワードを忘れると復元そのものができなくなってしまうので注意が必要です。確かアップルのサポートに問い合わせても教えてもらえない(というかAppleでもわからない!?)と記憶しています。
何となくiTunesバックアップを済ませたら、全ての準備がOKのように思ってしまうのですけど、他にも
・写真と動画:写真アプリ
・音楽:iTunesアプリ
に保存されているデータもバックアップする必要があります。
つまり
・データ:iTunesバックアップ
・写真と動画:写真ライブラリ
・音楽:iTunesライブラリ
のバックアップが必要なのです。
これらのデータのバックアップは、MacあるいはWindowsのパソコン内に保存されています。パソコン→iPhoneのデータ移行はできますが、iPhone→パソコンのデータ移行は出来ません。という事はつまり、パソコンがぶっ壊れてしまったら今使っているiPhoneのデータをパソコンに移すことが出来なくなってしまいます。
不幸にしてiPhoneとパソコンが同時に壊れてしまったら、iPhoneはiCloudからのバックアップ分しか復元できません。
それだけはさすがに悲しいので、iPhoneもパソコンも元気なうちに、iPhoneのデータを外付けハードディスクやクラウドにバックアップしておくことをお勧めします。
Mac+macOS Sierraを使っている場合に、どこにどのバックアップデータがあるのか自分用メモとして残しておきます。
・データ:iTunesのデバイスバックアップフォルダをバックアップ
◇手順
Finderを表示している状態で、メニューバーの「移動」+オプションで「ライブラリ」が表示されるのでクリック
↓
「Application Support」をクリック
↓
「Mobile Sync」をクリック
↓
そこにあるフォルダーをバックアップ
・写真と動画:写真ライブラリ
◇手順
通常はピクチャーフォルダに「写真 Library.photoslibrary」のような名称で入っているのでこのライブラリをバックアップ
※ライブラリ内にある画像ファイルだけを画像ファイルだけを取り出したい場合
「写真 Library.photoslibrary」を右クリック
↓
「パッケージの内容を表示」をクリック
↓
「Masters」をクリック
↓
年別に画像フォルダがあるのでコピー&ペーストする
・音楽:iTunesライブラリ
◇手順
通常はミュージックフォルダに「iTunes」フォルダがあるのでそのフォルダをバックアップ
※音楽データを直接取り出したい場合
「iTunes」−「iTunes Media」−「Music」に各アーティストのフォルダがあるのでそのフォルダをバックアップ
どのデータもお金では買えないデータなので、定期的に外付けハードディスクあるいはクラウドなどにバックアップすることをオススメします。