さて今日の本題です。
ブログ更新をサボっている間に投稿ネタが溜まってきました。忘れないうちに投稿していかくては(汗)。という訳で、お客様のMacBookPro 15 Mid2010のHDDをSSDに換装する作業を行ったので作業メモ代わりに残しておきます。
※Retinaモデルになる前のMacBookProは汎用の2.5インチHDDを使っていたので、大容量HDDやSSDへの換装は簡単に行なえます。これだけ2.5インチSSDの価格がこなれている(2016年3月時点で約3万円 安くなったなぁ~)と、安価に換装できないRetinaモデル所有者は悔しい思いをしたりします。
今回使ったSSDはSanDisk Ultra II 960GB。パッケージ写真を撮り忘れた・・・(T_T)
速度や耐久性に劣ると言われるTLCを採用していますが、定期的にTimeMachineでバックアップを取れば大きな問題にならないと考えてお客様にお薦めしました。
もともと装着されていたHDDは512GBなので約2倍の容量になります。お客様の使用状況から推測すると、CPUやメモリは現状で問題無し。HDDをSSDに換装することによりMacBookProの寿命が尽きるまで快適に使えそうです。
換装作業の第一歩はHDDデータをSSDに移すことです。一般的にはTimeMachineを使って復元する事になるかと思いますが、今回はカーボンコピークローナーを使用しました。このソフトはHDDのデータをそのままSSDにそっくりコピー(クローン)することが出来ます。
https://bombich.com/ja
もともと有料のソフトですが、30日間フル機能を試用出来るので利用しました。TimeMachineでは出来ないクローンが作成できるので購入するだけの価値はあると思います。
換装作業そのものは比較的簡単な部類になりますが、一点だけ注意点があります。それは何かと言うとHDDの固定に特殊なネジが使われている事。
T-6 と言うサイズのドライバーが必要です。(その他に+の精密ドライバーが必要)
ではざっくりと換装手順を・・
最初に裏蓋を外します。+ネジは10個あって、場所によって長さが違います。区分けされているケースなどにネジを入れるなどして、組み付け時に迷わないようにするのがポイントです。
+ネジを外すとこのようになっています。左下に見えるのがHDD。
拡大するとこのようになっています。4本の+ネジで固定されているので緩めます。手前の2本の+ネジ、奥にある2本のプラスネジと黒い固定バーを取り外します。
薄いケーブルを引っ張らないよう気をつけながら、HDDの接続コネクターを外します。
HDDが外れました。HDDには4本のマウント固定用ビスがあります。このビスを緩めるのにT-6の特殊ドライバーが必要なのです。4本のビスを緩めて外します。
最近のSSDは厚さが7mm、もともと装着されていたHDDは9.5mmの厚さがあるので、隙間調整用にプラスチック製のスペーサーが用意されています。MacBookProは付けなくても大丈夫そうですが、念の為に貼り付け(裏面に両面テープが貼り付けられている)ました。
あとは、下部カバーを取り付けて作業完了です。
ドキドキしながら電源オン! 無事に立ち上がってくれました(笑)
容量の認識も問題無し。これでストレス無くMacと付き合えることでしょう。
Windowsもそうですけど昔と違って最新のハードウェアじゃなくても必要にして十分な性能を持っています。このMacBookProも(定期的に進化していく)MacOSが対応している間は買い替えをしなくても困らないんじゃないかな。
最後に今回使用したSSD、amazonのページは↓です。興味がある方は覗いてみてください。
SanDisk SSD UltraII 960GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHII-960G-J25
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上記モデルの最新版。価格差が僅かなので悩みますが、多少安くて枯れた旧製品を選ぶか、人柱覚悟で新製品を選ぶか、が選択基準になると思います。
SanDisk SSD UltraII 960GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHII-960G-J26
そして、換装に必要な 特殊ドライバー T-6 はこちら↓
アネックス(ANEX) ヘクスローブドライバーT型 T6×50 No.6300