ハードディスク→SSDへの換装で、今後もずっと戦えるWindowsパソコンに変身! | いさおリンクのインターネット羅針盤

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先日から修理に出していたMacBookPro Retina 15が修理を終えて戻ってきました。修理に出す前同様に、スペアMacでバックアップ→戻ってきたMacを復元する時間を考えると入れ替え作業は日曜日になりそうです。時間がかかるし面倒だけど仕方ないですね。

さて今日の本題です。

お客様からの依頼でWindows7パソコンのハードディスク→SSDの換装を行いました。オフィスやメール、ネットが主用途のため使用容量は少なめ。そのため、今回は元々付いていたハードディスク320GB→SSD240GBへの換装です。

今やSSDを販売しているメーカーがたくさんあるので、どの製品にしようか悩み始めると決めきれません。安心のINTEL製は以前、300GBのwp購入した時に突然死して心も財布もダメージを受けてしまったので自分的にはパス。結局、ブランド名からくる信頼性でSanDiskの「SSD PLUS」 240GB SDSSDA-240G-J25 を選びました。

http://www.sandisk.co.jp/products/ssd/sandisk-ssdplus-ssd/
主なスペック
・最大読み出し速度 520MB/秒
・最大書き込み速度 350MB/秒
・Serial ATA Rev 3.0 6Gbit/s
・MLC
・3年限定保証

程々の性能でお値段も納得できる、費用対効果の高いSSDだと思います。これ以上高性能のSSDを購入しても、パソコン本体(DELL VOSTRO 3500 CPU:Corei3 メモリ:4GB Win7 Pro)の性能が追いつきません。



ハードディスクの中身をそっくりSSDにコピー(クローン)するソフトは今回、AOMEI Backupper を選択しました。無料で利用できるフリーソフトで日本語対応しており、操作が直感的でわかりやすいところなど、この手のソフトに慣れていない人でも安心して使えるのではないでしょうか。

http://www.backup-utility.com/jp/

以下、簡単にクローンの手順を紹介していきます。

コピーの方法が3種類提示されています。今回はまるごとコピーをしたいので、一番上の「ディスククローン」をクリックします。前準備としてSSDを初期化&フォーマットしておきます。このソフトではSSDをあらかじめ初期化しなくても問題ないかもしれません。



コピー元のディスク「ソースディスク」を選択します。



コピー先のディスクを選択します。このソフトでは宛先ディスクとなっていますが「ターゲットディスク」と呼ばれることが多いかな。



コピー先のディスクの中身が消失しちゃうけど大丈夫? と聞いているので「はい」をクリックします。



設定確認画面です。「SSDを使用するにはパーティションを合わせる」ちょっと日本語としてオカシイですが、SSDを使っているのでチェックを入れます。

ではいよいよクローンの開始です。コピー先のSSDの方が容量が少ないんですけど、コピー元に空き容量がたくあんあるので問題ありません。そういえば、昔のソフトはコピー先の容量が少ないと先に勧めなかったりしました。今は楽になりましたね。



後は待つだけ・・・ 今回は1時間ちょっとくらいだったかな?



無事にクローン化が出来たようです。次はいよいよSSDへの換装です。



比較的最近のパソコンはメモリ増設やハードディスクの換装が楽になるよう、シンプルな作りになっていることが多いです。このDELL VOSTRO 3500はプラスネジ2本で裏蓋が外れます。夫その前に、バッテリーを外しておかなくてはなりません。



今回の作業で一番難儀したのがハードディスクの取り外し。固定している2本のプラスネジを外すまではわかるんですけど、この「PULL」と書かれたタグを引っ張っぱれどもビクともせず。あんまり力を入れるとブチッとなりそうで躊躇しちゃいます。



仕方ないのでグーグル先生に聞いてみたら・・・

なんと、ホントに引っ張るだけで良さそうです。いやしかし、外れそうな雰囲気が全く無いんですけど・・・ と、覚悟を決めて引っ張ってみたら、外れました(^_^;)。何とピンの軸をスライドさせて外すのではなくて、櫛を引き抜くように上下方向にスライドして外す方式でした。今までずいぶん色んなハードディスクを見てきましたが、初めて経験しました。

ここまでくればもう終わったようなものです。後は入れ替えるだけ。



7mmしかないSSDの厚みを増すスペーサー(SSDに同梱されています)を両面テープで貼り付けると、元々付いてハードディスクの9.5mmになってぐらつきません。


取り付けプレートに止まっている2本のプラスネジをゆるめ、Serial ATAのピンアダプターを付け替えて、2本のプラスネジを締めます。



SSDの、Serial ATA端子が付いていない方をパソコンの筐体に滑りこませてから、端子側をゆっくりと押しこむとピンがめり込んでいって入りました。

取り付けプレートの2本のプラスネジを締め、底面のプラスチックカバーの2本のプラスネジを締めて、バッテリーを取り付けたら作業完了です。

ここから先は写真を撮っていません(^_^;)。ベンチマークもしていませんが、体感では2~3倍速で動いていると言う感じです。劇早になったパソコンはとても快適で、早くオーナーさんに触ってもらいたいです。

今やSSDもずいぶん安くなってきていて、大容量のでも手を出せるようになりました。Windows7が全盛期だった頃に使われていたDDR3のメモリも比較的安価に入手できます。

Windows10へのアップデートが無料で行えるうちに、大容量メモリ+SSDで固めておけばパソコン本体が壊れるまでは十分に現役で戦えるでしょう。ビジネス用シリーズのパソコンだったらリースアップ品やジャンク品で部品を調達することが容易だから、その寿命はもっと長くなる可能性が高いです。

新品パソコンもいいけど、使い慣れたWindows7あるいは8の環境をそのまま引き継ぎつつ、快適に使いたいならSSD換装はおすすめです。

この記事を読んでSSD換装に興味を持たれた方、お気軽にお問い合わせ下さい。

最後に今回使ったSSD、Amazonではこのように紹介されています。SanDiskには他のシリーズもあるので、使用目的や容量にあわせてあれこれ調べてみるのも面白いと思います。

SanDisk SSD PLUS 240GB [自社製MLCメモリー搭載] [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDA-240G-J25