終活が視野に入ってくる年代に・・ 遺されるパソコンやスマホをどうするか | いさおリンクのインターネット羅針盤

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10月も半ばとなり、今年もあと僅かになってきました。そろそろ上着を着なくてはいけないな。今月中に新潟の実家に帰省する予定なんですけど、まだ日程をツメていません。もしかしたら行く頃には妙高山に初雪が降るかもしれないな。

さて今日の本題です。

自分はつい先日、53歳になったオッサンですけど、運良く大病もせずに病床に伏せることもなく日々を過ごしています。同級生の中には夭折した人もいて、遺された幼い子供や家族のことがさぞかし心残りだったろうと考えただけで胸が痛くなってきます。

私事になりますけど自分にはもう十数年会えないままの娘がいて、別れた時は身を切られるような辛さを感じたものですが、それでも今こうやっていられるのは彼女が生きているからこそ。いつか会えると思えば苦になりません。二度と会えない関係になってしまったら、その喪失感から立ち直る自信がありません。会える可能性があるだけでも幸せと思っています。

そんな経験からすると、血のつながった近しい人との別れは、それが生死のいずれかであっても生きてていく上での最大級のストレスになるんだろうなと想像します。

話は変わりますが、最近良く聞く「終活」と言う言葉。自分がこの世を去った後、遺された人に対する様々な思いをきちんと伝えていくことが必要であると同時に、自分自身の人生を総括する意味でも考えなくてならないと感じさせる言葉であります。50を過ぎ
て人生の下り坂を歩んでいる自分にとっては、とても身近な言葉になっています。

そんな「終活」の中でも、公私共に使っているパソコンやスマホなどのデジタル機器をどうするかもきちんと考えなくてはならないと思わされた記事がこちら、

そのパソコン遺(のこ)して死ねますか?~デジタル時代の新たな“遺品”~
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3669_all.html


自分としては持っているパソコンやスマホ、タブレットなどの中に見られて困るようなものは無い(^_^;)から、どうってことは無いんです。まだ価値があるのなら初期化して処分してもらうことにも問題はありません。死ぬ時に一緒に持っていけるのは楽しかった思い出だけ。それだけあれば後は何も要りません。

問題はお客様関係のデータです。ホームページのデータ等は最悪作りなおせば良いとして、問題はドメインやサーバーです。

お客様に迷惑をかけてはいけないので、出来るだけドメインやサーバーなどはお客様ご自身の契約にしてもらうようにしているのですが、中にはいさおリンク管理のものもあります。ついズルズルそのままになっているのも結構あるのでまずいです。

あと、自社のホームページやこのブログなどの管理情報もきちんと分かるようにしておかなくてはなりません。基本的にはホームページやブログ、メールなどは一定期間後に消去してもらおうと思っています。

それでも、娘に伝えたいことを綴ったホームページはずっと残しておこう。あの頃絶望の中で何を思って何を伝えたかったのか、時が経た今では綴ることが出来ない心の叫びがそこにはありますから。いつかどこかで彼女がそのホームページに目を通してくれることを願って・・・