誰に向けたICT教育なの? タブレット機種選定で重視すべきもの | いさおリンクのインターネット羅針盤

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先日購入した中古のThinkPad T61、Windows Updateが出来ないトラブルが発生しています。最初は頭の体操には持ってこい程度に軽く考えていたんだけど、ネットで検索した内容を元に対応を行っても改善せず・・・  さて困ったぞ。業務用では無いのが救いです。

さて今日の本題です。

ICT教育と言う言葉が一般的になって、今ずいぶん盛んになっているようです。そんな中何とも悲しい記事が。

ICT教育最先端 佐賀・武雄市のお寒い現実 トラブル287件、対処に悩む先生
http://dot.asahi.com/wa/2015061000079.html

この記事を読めば読むほど、機種選定についての決定権を持った人達のITに関する関心の薄さが伺えます。

と言うのも、普段からパソコンやインターネット、ITなどの分野に接していれば子ども達に関心を促して知識を高めるために必要なOSや機材は何か、が自ずと導かれれるはずです。

誰かに説明して使い方をわかってもらいながら、同時に興味や意欲をもたせる

教育で一番基本的かつ重要なことを”教育を生活の糧”にしている人であれば、現時点でAndroidOSを選ぶことは無いと思うんですけどね。


但し誤解して欲しくないのは、AndroidOSがダメと言っているのでは無いこと。安価に利用できるに加えて自由度、可能性の高さについてAndroidOSはとても魅力的です。

それでもそのメリットをわかって使うためには、ある程度のハードルを乗り越える必要があります。それは使いこなすための知識と経験です。

それを先生や子どもたちに要求することが間違いであるとわからないのは、勉強不足としか言いようがありません。

タブレットを使うのは手段であって目的ではありません。それなのに今はタブレットを支障なく操作するための環境を整えるのが目的になってしまっている、というよりは目的にならざるを得ないのが現実です。

こういうトラブルが、これからの未来を担う子ども達の知的好奇心や学習意欲を削いでいると思うと悲しくなります。

それでも、さまざまな障害はあれどもパソコンやタブレットに対する魅力を感じ、将来の生活の糧にしていくことが出来る子どもたちが一人でも多く増えていくことを願って止みません。

最後にICT教育を行っている全ての担当者の方へ。
ハードウェアの金額はとても重要だけれどもそれだけに囚われるのではなく、端末やOSの安定性、(将来も使い続けるための)アプリの豊富さ、セキュリティに対する安全度、などを今一度加味して機種選定を行っていただきたいと思います。