さて今日の本題です。
昨日書いたハードディスクの記事のオマケ?です。
今はもう行っていないんですけど、20年以上前に自作パソコンの世界にハマってからは恐らく20台以上かな、自作パソコンを組み上げるのを趣味にしていました。当時は、いや今でも相性というものがあって、せっかく組み上げたのに動かない、なんてこともしょっちゅうありました。
最初に買った2.5インチ60MB(単位はギガバイト:GBではありません)のハードディスクが12万円もしたのは懐かしい思い出です。今だったら数GBのハードディスクでもそんなにしませんから、部品の値段が安くなって嬉しい限りです。
時は流れて今、円安傾向になって自作パソコン用部品の価格は上昇傾向にあって自作ユーザーには厳しい春であります。
自作初期から現在までの間にハードディスクの規格はIDE(パラレルATA)と呼ばれる規格から、SATA(シリアルATA)大きく変わりました。
今売られているパソコンはほぼ全てがSATAですので、着脱時のトラブルも少なくなりました。
このIDEとSATAの一番の違いは結線部分にあります。
写真左-上:2.5インチ IDE(パラレルATA)
写真左-下:2.5インチ SATA(シリアルATA)
写真右-上:3.5インチ IDE(パラレルATA)
写真右-下:3.5インチ SATA(シリアルATA)
上側のIDE(パラレルATA)は結線部分が細いピンになっているので、無理な力がかかると簡単に曲がってしまいます。
曲がってしまったので慌てて修正をかけようと思っても、ピンがたくさん並んでいる(剣山状態!)のでうまく入らなかったりします。そんなこんなで焦っているうちに・・・ ピンが折れて泣きをみることも(T_T)。
その点、SATA(シリアルATA)は躊躇せずに押し込んでも簡単には壊れません。最初にSATAのハードディスクを使った時にあまりの簡単さに拍子抜けしたものです。
そして今、同じSATA規格でハードディスクに変わるデバイスとしてSSD(ソリッドステートドライブ)が出回っています。その最大の特徴は回転部分が無いので静かで速いこと。
体感でいうと、ハードディスクの2倍以上の速度差に感じます。とにかくSSDはレスポンスが良くてストレスが溜まりません。
ただやはり値段がハードディスクに比べて値段が高い(容量が大きくなればなるほどより高価)のと、最大でも1TB止まりで大容量が無いので悩ましいところです。
SSDは通常2.5インチハードディスクと同じ大きさ(厚さは7mm=ハードディスクは9.5mm=のものが多い)ですが、MacBook Pro Retina に使われているSSD(PCIe接続M.2)はずいぶんコンパクトで持ち歩きしやすいです。
速さは・・・申し分なし。値段はバカ高くて目の玉が飛び出ます・・・(T_T)。自分の場合はMacBook Pro Retinaに960GBのSSD:ななまんえん位しましたね(*_*) を取り付けて、ともと付いていた512GBのSSDをこのケースに入れて使っています。
一口に外付けのハードディスクと言っても規格が様々です。目的や用途に応じて使い分けた方が威力を発揮します。今やUSB接続でも結構快適に使えるようになっているし、メーカー間の価格競争も激しいからハードルは低いでしょう。
SSDはもっとわかりやすくてとにかく速くてコンパクト、日常的に使う文には申し分ありません。お金に余裕がある方、あるいは,速さを追求される方にお薦めします。