ソフトバンクのPepperが、2/27に発売。ただし開発者向けです | いさおリンクのインターネット羅針盤

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今日は埼玉県東部の中小企業異業種交流グループ、彩の杜クリエイツの定例会がありました。30社ほどの集まりなんですけど、何故か東京都東久留米市にある”いさおリンク”も混じっています(・・;)。経営者同士の話ができる貴重な場でもあるので、ほぼ毎月参加しています。これからも情報交換&交流の場として活用していこう。

さて今日の本題です。

ソフトバンクのPepperが、開発者向けではありますが2/27に販売開始されるとのこと。お値段は198,000円と想像よりは安くて、まあ手頃と言える価格になっていますね。

http://www.softbank.jp/robot/special/pepper/

Pepper本体の代金の他に、基本パック14,800円/月+保険パック9,800円/月=毎月24,600円×36回の費用がかかります。無しでも利用できますけど、入っておいた方が何かと安心できるで良いでしょう。

開発者向けと謳われているのでPepperを使ったサービスを提供する法人が主なユーザーになるのでしょうが、お金持ちの人の中にはプライベート用として購入する人も出るだろうな。

Pepperのようなロボットが家庭に入ってくると、様々なことが変わっていくように思います。

自分の家にPepperが来たら何をさせようかな? コンシェルジェとして使うのが一般的かと思うけど、もっと進化していけばよりパーソナルな方向で使うようになってくると思います。

話し相手になったり愚痴をこぼしたり相談に乗ってもらったりが出来るようになったら、もう家族の一員の位置を確立しちゃうはず。まさにリアルドラえもんの世界が広がっていくことでしょう。

そうなったら、今や家族の一員としての地位を確保しているペットについて考えが変わってくるように思います。

今までペットを飼っていた人がPepperをペット代わりに使うようになったら、寂しさを紛らわすためや、可愛いからとオモチャ感覚で飼うようなことも無くなると思います。捨てられて悲しい最後を迎えてしまうペットが減ってくれたら、こんなにうれしいことはありません。

あとは、独居している人のライフラインとして活躍することも想像されます。トイレやお風呂に行ったきり戻ってこない、朝になっても起きてこないとなったら警察や消防に連絡が行くなんて事が出来ます。また地域の連絡網や災害時の情報収集にも役立つでしょう。

また、自分の一生を記憶する装置としても利用できるでしょう。生まれた時からそばにいて一部始終を記録=幼年期・青年期・中年期・老年期・そして死まで=ことも可能です。

生身の人間だったら誰から何をもらった、何を食べたか、どこで何をしたかなどの記録はアッという間に消え去っていきます。それらを全て保存しておく事が出来たら素晴らしいですね。ただ、消し去りたい過去があれば消せるようにしないとまずいですね。

そんなこんなを考えていくと、Pepperは限りなく自分の分身になっていくでしょう。そして・・・ こんなことをふと考えました。

今、認知症という言葉が世間を騒がせています。残念ながら現在の医学では完治できませんが、Pepperが自分の分身となるまでに学習して行ったら、その方に成り代わって会話をしたりお礼を言ったりする事が出来るようになるかも知れません。

闘病中のご本人の介護に疲れている家族にとって、ご本人が健康だった頃の思考の延長線上でPepperとの会話が成り立ったら、”すまないね、いつもありがとう”と言ってもらえたら、さぞかし癒されるし慰められるんじゃないかと思うのです。

一方、懸念されることとして、Pepperのなりすましとか乗っ取りというのが考えられます。オレオレ詐欺のロボット版と言った感じでしょうか。何時の世にも悪いことを考える人はいるからこの問題は遅かれ早かれ表面化してくるでしょう。

そんなこんなの夢想が広がるのはPepperがそれだけの可能性を持っているからこそ。Pepperの成長とライバルの出現を興味深く見守りたいと思います。