ここ最近、ちょっと気になるPC周辺機器があって値段とか在庫状況をチェックしています。PCに限りませんが過渡期の製品は、もう少し待てばより高性能により安くなると思うと購入時期の見極めが難しいです。こうやって悩んでいる時が一番楽しかったりします。
さて今日の本題です。
パソコンの価格下落はユーザー側からしたらうれしいものです。安さは最大の購入動機付けとも言えます。オジサンになると昔のことをつい愚痴りたくなるんですけど、昔のパソコンは高かった・・・ まあそんな昔のことはどうでもいいか
日経トレンディに気になる記事が掲載されていました。
これで十分? 3万円くらいで買える激安パソコンをまとめた!
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20150128/1062366/
3万円のパソコンかぁ・・・ タブレットも含めるとけっこう色々あるんですね。今までWindows版のExcelとWordを使っている人ならアンドロイドタブレットよりもウィンドウズタブレットの方が安心感があるでしょう。それが3万円位で買えるんだったらそう悩まずに買ってしまってもおかしくない。
でもね、と、つい言いたくなってしまうのです。それは何かというと・・・
パソコンはソフトがなければただの箱。無理やり絵画に例えると無地のキャンバスと行った感じでしょうか。キャンバスが広く(高性能なパソコン)、使う筆や絵の具(ソフト)がたくさんあれば様々な絵を描くことが出来ます。
小さなキャンバスで使える筆や絵の具の数が少なければ、多彩な表現をするのが難しいでしょうし、大きなキャンバスでどんなことが出来るかのイメージが湧きにくいと思います。何でもできる可能性を秘めているのがパソコンの良さなのに、その可能性を摘んでしまうのはモッタイナイ。
パソコンの使い方を熟知しておろ、自身で必要な性能を把握できている人だったら激安パソコンに手を出すのもありです。
ただ、これからパソコンで色々な可能性に挑戦してみたいと考えているのであれば、やはりそれなりの性能を持ったパソコンを購入された方が1年後、2年後あるいはそれ以降での満足度は高いと思います。
自分はお客様にパソコン購入の相談を持ちかけられることがよくあるんですけど、その場合は
CPU=Corei3以上/メモリ=4GB以上/HDD=どの容量でも必要にして十分
と答えています。あ、Microsoft Officeは別に考えて下さい。DELLとかのサイトを見るとこのスペックでだいたい6万円前後になります。
個人的には液晶ディスプレイにこだわって欲しいんですけど、お客様にフルHD(1920×1080ピクセル)の案内をしてもピンと来ないのか眼中に無いケースがほとんどです。
この位の値段のパソコンであれば、性能に不満が出た時の改善の余地が残されています。ハードディスクをSSDにすれば体感速度は2倍位にアップしてずいぶん快適に感じるでしょう。恐らく2,3年いや4,5年は戦えると思います。
パソコンを買うときは値段だけに囚われるのではなく、拡張性や可能性を考慮の上で自分に合ったパソコンを選んでいただきたいと思います。