さて今日の本題です。
いつものようにネットサーフィン(死語)をしていたら、ちょっと気になる記事が。
KDDI:シニア向けスマホ発売へ 大手3社の競争加速
http://mainichi.jp/select/news/20150117k0000m020153000c.html
KDDIは発売前だからまだ実物は無いし、大手2社の実物を見ていないから思いっきり外しているかもしれないけど・・・
自分がオッサンだから余計この「シニア向け」という言葉に引っかかるのかもしれませんが、ボタンが大きかったり電話番号を登録できるボタンが「シニア向け」のアピールポイントだとしたら、ぶっちゃけスマホじゃなくてガラケーで十分じゃないのかな?
スマホの良さは好きなアプリを入れて機能拡張できるところにあります。そして、そのアプリはどんどんバージョンアップしていきます。
らくらくスマホがAndroidOSをベースにしているとしたら、スマホそのものはシニア向けにカスタマイズされていたとしても、アプリは簡単に操作できるようなカスタマイズは行われていないと思います。
ってことは・・・ 画面の雰囲気は自分が持っているau XperiaZ1のシンプルモードにした時みたいなものかも?
↑の画面は見た目こそシンプルだけど、それはあくまでもキー操作がわかりやすいだけ。実際に中(アプリ)の世界に入って行ったらAndroidOSの概念がわからないとお手上げになっちゃうんじゃないのかな?
らくらくスマホを買いたい人って、恐らく周りでスマホを使っている人みたいにネットを見たり、ネットショッピングしたり、ホテルを予約したり、SNSをやりたいと思って購入するのでしょう。
でもOSがAndroidだと操作を覚えるのにかなりハードルが高いと思うんだけど・・・ 実際はどうなんでしょうかね?
さらにAndroidだったらアッという間にサポートされなくなってしまうから、セキュリティの面でも不安です。若者とかこのブログを書いているオッサン(・・;)みたいにホイホイ買い替えることはしないでしょうから、どんどん危険になっていくでしょう。
そもそもシニア向けのターゲットの製品を購入する人がセキュリティとかウィルスという言葉は知っていても、自分1人じゃインストールや設定はできないと思います。
よ~し、これでバリバリつかえるぞ、と期待を持って購入したものの結局、使いこなせなくてガラケーに戻る人が相当数いそうな気がするんだけどなぁ。で、ガラケーに戻すのにかなりの金額がかかって「ふざけるな、もう二度とスマホなんか使うか!」と嘆いたり怒ったりしている人が多そうな気がします。
使い続けるにしてもアップデートとかウィルス対策とか自力じゃ難しそうです。危険極まりない状態になっても気づかないで使ってしまいそう。
たぶん、シニア向けのスマホの理想形はスマホの形状をしたガラケー。大画面で文字が見やすく電話とメールが出来るだけで十分と考えている人は非常に多いです。ただ、それでは儲からないからスマホを推すのでしょう。
これからの高齢化&独居社会ではSNS等を使って情報をやりとりすることが低コストで密な住民サービスを提供する鍵になると思うんだけど、そのためにはこのシニア向けと呼ばれるカテゴリの製品がより一層ハードルを下げて、使う人に優しい競争を繰り広げて行く必要があるでしょう。
と、思いつくままつらつら書いてみました。今度、実際にらくらくスマホを触ってみて、ここに書いたようなことが全くの杞憂だった。となって欲しいものです。