さて今日の本題です。
Macが良いのはわかるけど先立つモノが・・・ と言った悩みはよく見聞きします。その点、Windowsパソコンは値段がピンキリです。さすがに5万円以上で予算を組んだ方が長く使えると思うけど、ハードウェアの性能が上がってきたので安かろう悪かろうは過去の話になりつつあります。Windows8だったら動きが軽快だから、メモリ4GB以上積めるパソコンだったらそれなりに使えると思います。って、メモリ4GB積めないパソコンなんて売られてないかな?
もっと言うならば、それなりのスペックの旧型パソコンが手元にあれば、ちょっとした知識と分解する勇気と若干の資金さえあれば新しいパソコンを購入する必要すらないです。
例えば今回作業を行ったLenovo ThinkPad T61。2008年に発売されたWindowsXPパソコンです。
普通に考えたら8年落ちのWindowsXPなんて、もうお役御免とばかりに押入れの肥やしになっていたり、捨てるにもお金がかかるし・・なんて厄介者扱いされているケースも多いと思います。
そんな日陰者の存在になりがちなオールドパソコンの中にあって、ThinkPad Tシリーズはその素性の良さからいつまでも色褪せること無く使い続けることが出来るのです。
何でそんなに肩入れするかというと・・・
◇ポイントその1.ドライバーが充実している
古いパソコンにありがちな問題として、Windows8等の新しいOSをインストールすることは出来てもドライバーがなくて動かないなんて事があります。
その点、LenovoのパソコンはそれぞれのOSのドライバーがきちんと提供されているので困りません。今回は細かく調べていませんが、マニュアル類もダウンロードできたはずです。
ソフトウェアとデバイスドライバーのダウンロード・ファイル一覧 - THINKPAD T61, T61P
http://support.lenovo.com/jp/ja/documents/ht035717
これらのサイトがあるからこそ、秋葉原でジャンク品のThinkPadを買ってきても安心してセットアップすることが出来るのです。
◇ポイントその2.分解・交換が容易
もともと簡単に修理・交換できるように設計されているのでHDDの交換なんてびっくりする位簡単です。上にも書きましたがマニュアルがあるので手順を調べることが出来ますし、分解手順解説サイトも他メーカーに比べて充実しています。
◇ポイントその3.部品の調達が楽
純正部品を購入するのは割高に感じて躊躇しがちですが、ThinkPadの場合はジャンク品はじめ中古部品が豊富に出回っているので部品を集めやすいです。秋葉原に出向けばマニアックな部品があったりします。最も以前に比べて取り扱っている店舗は少なくなっており、探すのが大変になりました。
注意すべき点としては、一見純正部品のように見えても模造品だったなんてことがよくあります。ヤフオクは特に注意が必要です。この辺は経験を積むしかないですね。
前置きが長くなりました。
今回の作業を行ったパソコンは、元々新品で発売された後にIBMで再生されたパソコン(リファービッシュ)を数年前に購入したものです。当時のスペックはWindowsXP、メモリ1GB、80GB HDDと今から見たら全く魅力に感じないショボさです。ちなみに画面の解像度は1440×900ピクセル(WXGA+)でイマドキのパソコンよりも高精細だったりします。
ここからメモリを4GBに増設、120GBSSDに換装して使っていました。ThinkPad Tシリーズはやろうと思えばCPUも換装可能なはずで、現在付いているのはT7100ですが、確かラインナップにはT9300があったと記憶しています。変えたからと言って激速になるとは思えないけど、今より早くなるのは間違いないです。
この状態からのさらなるパワーアップとしての一番の王道は、SSDをより大容量に変更することです。ただし今回はコストとの兼ね合いでHDD 1TB 7200rpm に落ち着きました。少しでも速くということで7200rpmにこだわりがあったりします(^_^;)。
ただ、SSD→HDDへの変更なのでその遅さにストレス溜まりそうな予感が・・・ まああまりにひどいようだったらSSDにしましょう。
SSDからHDDのデータ移行に使ったソフトはこちら
EaseUs Disk-Copy
http://jp.easeus.com/
いくつか同じようなソフトを遣いましたが、自分の環境ではこれが一番安定して使えています。
と言ったところで今日はここまで。この続きはまた後日・・・