iOS8+iCloudDriveから始まる iPhone&iPadとiMovieの華麗!?な連携 | いさおリンクのインターネット羅針盤

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今日はApple Store銀座で"one to one"のオープントレーニングを受けてきました。MacやiPhone、iPad等Apple純正製品のハード/ソフトの使い方を教えてもらえるこのサービスはAppleオンラインかストアで新品Macを購入した人のみが年間9800円(税別)、最長3年まで利用できます。最短の時間でAppleの様々な製品の使い方を覚えたいのだったら、新品Macをアップルストアで買って"one to one"に通い詰めるのが最善の方法です。

さて今日の本題です。

その"one to one"の3種類のトレーニングのうち、今日はオープントレーニング 90分を受けてきました。

ちなみに"one to one"の詳細はこちら
http://www.apple.com/jp/retail/learn/one-to-one/

今日聞きたかったのはiCloud Driveのこと。iOS8&Mac OSX Yosemite (OSX10.10)になってiCloudが進化してiCloud Driveになりました。その結果、今までよりもファイルの連携がスムーズになっているのは想像できたものの、どのあたりまで便利になったのかの確認をしたかったのです。

講師の方に要点を聞きながら設定を確認したところ、今までず~~~~っ、(同一AppleIDの)iPhoneとiPadの間でこれができたらいいな、と思っていたことが、つ・い・に・実現できることがわかって大喜び!しました それは何かというと・・・

iPhoneで撮影した写真&動画と、iPadで撮影した写真&動画を自在に組み合わせてどちらかのiMovieで編集すること・・・ iPhoneのiMovieで途中まで作成して、プロジェクトをiPadに引き継いでiPadで完成させてyoutubeにアップロードする。なんてことをやりたかったのです。

それがついに実現しました!

え? そんな事だったら昔から出来るんじゃないの?

と言う方がいらっしゃるでしょう。もちろん今迄も動画のやりとりは、やってやれない事はありませんでした。ただし、いろいろな制限事項がありました。※写真は簡単にアップロード/ダウンロード可能。

icloudの制限事項
・アップロード動画は最長5分まで。他デバイスで閲覧はできるがダウンロードは出来ず。

Theatreの制限事項
・アップロード/ダウンロードできるのは動画ファイルのみ。iMovieのプロジェクトはやりとり出来ない。

メール添付やiMessageの制限事項
・長い動画は無理なのとリンクだけ送るみたいでダウンロードが出来ません。

AirDropの制限事項
・動画は長時間でもやりとりOK。iMovieのプロジェクトは出来ない。

iTunes経由の制限事項
・iMovieプロジェクトのやりとりOK。ただしケーブルでパソコンに接続する必要あり。

いずれも帯に短し襷に長し、で自分がやるのならともかく、他の人に案内するにはハードルが高いです。なんか良い方法無いかな~ とずっと思っていました。

今回、iOS8になって以下の手順を踏めばiPadとiPhoneとの間でiMovieのプロジェクトをやり取りできます。※共にiOS8にアップグレードしていることが必要。

まずiMovieを開きます。作成したプロジェクトの中から違うiOS端末に送りたいプロジェクトを選択します。



プロジェクトが選択されました。9分超あるのでもしicloudでやりとりするばあいは5分未満に分割しなくてはなりません。



共有アイコン(□と↑が組み合わさったアイコン)をクリックすると、どこに送るか聞いてきます。ここで雲の形をしたiCloud Driveのアイコンをクリックします。



ビデオファイル(編集できない)で送るか、iMovie プロジェクト(フォトショップで言えば後で編集できるようレイヤー付き)送るかを聞いてくるので、ここは迷わずiMovie プロジェクトを選択してください。



iMovie プロジェクトがiCloud Driveにアップロードされました。

それを違うiOS端末で取り込む方法は以下の通りです。

まずiMovieを開いてプロジェクトの画面にします。画面右上にある□と↓が組み合わさったアイコンをクリックします。これはダウンロードすることを意味します。

iMovieのアイコンをクリックします。



星のアイコンがiMovie プロジェクトです。使いたいファイルを選択してクリック。



iCloud DriveからiMovie プロジェクトファイルをダウンロードしています。



見慣れたiMovieの画面が出ました。この後はiOS端末にある写真や動画を組み込んで編集を加える事が出来ます。これをやりたかったのだ!



注意点として、iCloud DriveにiMovie プロジェクトをアップロードするためにはアプリの設定が必要です。

設定のiCloud画面にあるiCloudアイコンをクリックします。



iMovieが許可されていることを確認します。



アップロードしたiMovieファイル容量は巨大になっていることが多いです。不要なプロジェクトファイルを消去するには・・・

設定ーiCloudをクリックするとこの画面が出ます。iCloud Driveをクリックします。


ストレージを管理 をクリックします。



iMovieをクリックします。

不要なプロジェクトを左にフリックします。



削除ボタンをクリックすると削除されます。



iPhoneやiPadでこれらを管理することが出来る他、Mac上のiCloud Driveからでも操作できます。こっちの方が便利に思いますけど、iOSでは表示されているフォルダがMacOSでは無かったりします。



いかがでしょうか。プロジェクトごと明け渡すことが出来るととても便利です。欲を言えばMacOSとの連携もして欲しいのですが、試してみたら無理でした、残念。

iOS8もMacOSX 10.10 Yosemiteもバージョンアップを重ねていくうちに、iMovieやiCloud Driveはより洗練されて使いやすくなっていくでしょう。今後がとても楽しみであります。