さて今日の本題です。
昨日の続きでLenovo ThinkPad X240のレポートを。
ThinkPadX240sとX220の違いを際立たせているのがトラックパッドとキーボードです。
まずはトラックパッド。X240sのトラックパッドはずいぶんと大きくて一見、MacBookProRetina15と同じ位ありそうに感じます。実際の違いは後で比較してみましょう。
X240sのトラックパッド上部の3連ボタンは,トラックパッドの中に埋め込まれていてスタイリッシュであります。この写真で見るとオッサンの手脂がついてえらく脂ギッシュ(-_-;)になっていますが、物理的なすき間がないからクリーニングクロスでさっと拭けばあっという間に綺麗になりそう。
一方、X220のトラックパッドは、古くからのLenovoユーザーにとってお馴染みの形状で安心感があります。とはいえ・・・ 実は自分は全くトラックパッドを使っていませんでした。やはり赤ポッチ(トラックポイント)の方が指の繊細な動きを充実になぞり、ホームポージションに手をおいたままでも自在に動かすことが出来ますから。
こちらがX240sのキーボード。アイソレーションキーと言って一つ一つのキーボードが独立しています。最近のパソコンはみんなこうですね。トラックパッドの大きさが印象的です。
こちらはX220のキーボード。びっちり隙間なくキーボードが配置されています。キーボードはアッセンブリで交換できるので日本語を英語キーボードに換装するのは慣れたらものの5分もあれば行なえます。
自分はキータッチ&キーストロークとも馴染んでいることもあって絶対こちらの方がいいんですけど、新規に採用されなければそのうち消滅してしまうでしょう。
こうやって見比べるとX240sの方がパームレストまわりがスッキリしているのがよくわかります。
スッキリしたように感じる一番の原因が指紋認証装置の位置が変わったことにあります。上の写真で言うと下側のX220ではトラックパッド右横にあった指紋認証装置は上側のX240sではキーボード右に移動されました。これだったら邪魔にならないです。
あと、パソコン本体の下部を見比べると設計思想の違いがわかります。
手前のX240sはとにかくスッキリしていルのが印象的です、イマドキのおしゃれなパソコンって言った感じですね。かたや上側のX220は凸凹が激しく、加えて穴だらけで蓋になっているところもあります。まあ典型的なWindowsパソコンって言った感じですね。
機械なんてよくわからない、って人ならどう考えてもX240sの方がかっこよくて好感が持てるでしょう。でも、これを違う視点から見るとこのX220の無骨さの訳がわかってきます。
個人的にX220を一言で言うなら「シームレスに仕事をこなすビジネスツール」、この言葉につきます。思考が途切らせること無くいつでもどこでもフルに仕事に取り組めるのがThinkPadシリーズの真骨頂になります。
その視点から考えるとまず必要なのは交換可能なバッテリーです。スペアバッテリーを持ち歩く不便さと出先でパソコンを使える便利さを天秤にかけて、出先での便利さを取るんだったら・・・
また、X220の底面には四角い銀色の枠で囲まれたコネクターがありますが、これは何かというと外付けの各機器をつなぐための「ドッキングベース(ウルトラベース)」用のコネクターとなっています。
ドッキングベースには別途有償にはなりますがDVDドライブを入れることが出来ます。増設用バッテリー(今はもう無いかも?)や増設用HDD/SSDを入れるためのアダプターも用意されています。
ドッキングベースの背面には各種接続コネクターがあります。USBの他、VGA端子、ディスプレイポート端子もあるので外付けディスプレイ&キーボード&マウスをセットればデスクトップ環境で利用することが出来ます。
このシステムを自宅及び会社でそれぞれ用意して、パソコンだけを持ち歩くようにすれば自宅/外出先/会社のどこでも同じ仕事をする事が可能です。
個人的にはThinkPadのX/Tシリーズはこのシステムがあるから世界中のビジネスパーソンに愛用されていると思っていますし、実際に自分が購入したのはこのシステムが合理的と感じたからです。
ただあくまでもこのシステムは通常モデルのみで、軽量を重視したsシリーズは除外されています。ちなみに、sがつかないX240ではドッキングベース用のコネクターが付いています。
あ、いつの間にかX220シリーズのことばかり書いている(^_^;)。
まあとにかくX240sはメリット・デメリットを十分に理解した上で使わないと、あれも出来ないこれも出来ないとなってしまいそう。
という辺で今日はこのへんで。続きは明日以降にします。X220との比較についてもう少し書けるかな?