Adobeから届いたAdobe PDFに関する注意喚起のメール | いさおリンクのインターネット羅針盤

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今日もいい感じで暑くて熱かったです。明日からは涼しくなりそうですが雨なのがちょっと悲しい。

さて今日の本題です。

AdobeのPDFといえばファイルをやり取りする際のデファクトスタンダード(事実上の標準)といっても過言ではありません。無料で利用できるのもメリットで、相手先のパソコン等にAdobeReaderがあればマイクロソフトオフィスが無くても鮮明で高精細なファイルを見ることが出来るのでお客様とのやり取りなどに重宝しています。

通常、PDFファイルの作成や編集にはAcrobatと言うソフトが必要ですが、自分はAdobe CS5からAcrobatの正式ユーザーとなったのでPDFファイルの作成・編集に関しては全く不自由していません。と言うか、ちょっとした書類なら自由自在にレイアウトできるイラストレーターで作成してPDF保存して渡すので、Acrobatそのものの使い方を知っているかと言われると・・・かなり怪しい(^_^;)

なお、マイクロソフトオフィスは2010からPDFファイル形式での保存が出来たと理解していて、確認しようと思ってググったら・・・ オフィス2007でもアドインをインストールすればPDF保存が出来ることを知りました。こりゃ便利だわ。

ワード 2007 やエクセル 2007 のファイルを PDF 形式に変換するには?
http://support.microsoft.com/kb/942829/ja

そんな便利なAdobeのPDFですが、唯一とはいえないけれども重大な欠点があります。それは・・・

セキュリティ上の問題があること。

具体的にはPDFファイルを閲覧すると悪意を持ったプログラムが自動的に実行されたりします。もちろん、Adobeも放置している訳ではなくて積極的に対応をしています。

がっ! その対応はプログラムのUpdateとしてくださいというもので自分が知っている大多数のWindowsユーザーにとっては、警告メッセージの意味もわからなければ、必要性も危険性もわかりません。

もし仮にこの警告メッセージに従って進んでいったら、後でどんな大変な目に合うかわからない、と思ってしまう人が非常に多いです。

今回Adobeから来た注意を促すメール

「PDFを安全に受けるために、知っておきたいセキュリティ対策とは|Adobe Acrobat」



も、よくわからない人にとっては読んでも??、判断に迷う場合は何もしないのがイチバン、と言うことでそのままスルーしてしまう人も多いと思います。

メール本文にある「安心・安全にPDFを受診するには」をクリックした先のページにはとても重要な事が書かれていて、わかっている人が読めばすんなり理解できる内容ではありますが残念なのは、旧バージョンがマズイのはわかってもどうやったら安心なバージョンにすれば良いかがわかりにくいこと。

情報受信時のセキュリティ
http://www.adobe.com/jp/jos/acrobat/application-security.html?trackingid=KLPZV

今回のAdobe PDFに限らず、WindowsのUpdateは手順が煩雑なのと手数が多いのが欠点で、訪問先のお客様の聞いてみると注意のメッセージが出てきてもどう対処してよいかわからないので放置がごく当たり前の対応となっています。

これだけ普及している製品なのに正しい使い方がよくわからないなんて、どう考えてもおかしいと思うんだけどなぁ・・・

ちなみにAdobe PDFを見るたための Reader最新版のダウンロードはこちらから。自動的に機種判定が行われて該当の最新版のインストールが行えます。
http://get.adobe.com/jp/reader/

※最新版をインストールすれば、古いAdobe Readerは自動的にアンインストールされます。

技術の進歩が功を奏し、今や超高性能で低価格になってだれでもその恩恵を受けられるようになっても良いはずのパソコン(に限らずスマホやタブレットも含みます)なのに、何だかよくわからないまま使っている人が(あくまでも主観ですが)大多数なんてものすごい損失です。

しかも、よく分からないで進めていくと金銭的をはじめとして様々な被害を受けるなんて事が起きているのは本当に悲しいことです。

自分自身、とても落ち込んでいる時に画面の向こうにいる誰かとつながっていることで心の安静を得ていたことがあって、パソコンに救われた一人としては、パソコン等に嫌悪感を持ってもらいたくないのです。

そんな事実があるだけに業界人の責任としてパソコンやスマホ、タブレットの実力と魅力を正しく知って賢く使ってもらう事をもっと周知していかなくてはと思っています。

そして、それは自分自身のビジネスチャンス拡大にもつながるはずです。