WindowsXP無き今、最も低コストで調達出来るパソコンを考える | いさおリンクのインターネット羅針盤

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本日、手元にLenovo ThinkPad Helix がやってきました。ここ数日WindowsVistaの画面と少々緩慢なLenovo ThinkPad X61の動きに慣れていたので、タッチパネルの付いたHelixの軽快さとWindows8が妙に新鮮に感じます 。

さて今日のお題は「低コスト」パソコンです。

パソコンの販売価格はタブレット等との競争もあって低価格競争はとどまる所を知りません。消費者にとっては競争激化で安くてに入るのはうれしい事です。

それでも出来るだけ低コストで入手したいのは誰でも同じこと。

そこで今日は「あまり凝った使い方はしないから、多少手間がかかっても1円でも安く手に入れたい」人向けに今、考えられる最安のパソコン利用法をご案内したいと思います。

通常、パソコンを使う場合に必要なものとして
◆ハードウェア
・パソコン本体
・基本ソフト(通常はセットアップ済み)
◆ソフトウェア
・MicrosoftOffice
・年賀状ソフト
このうち、ソフトウェアは無くても良いと考えている人もいるかもしれませんが、自分が接したパソコンのほぼ全てにこの2つがインストールされていました。

では現在売られているパソコンで一番安いのはどれ位なのかからみていきましょう。家電量販店の新規開店の目玉としての特売品は安いのですが、追い切れないので除きます。

参考にしたのは価格コム
http://kakaku.com/

純粋に値段だけで比較すると最安値はHPの直販モデル Windows8.1 64bitで35,856円。これは安い!値段だけを重視する人ならこれでいいや、となってしまうでしょう。

ちなみにMicrosoft Office Home&Business 2013付きで一番安いのが45,800円でした。これも安すぎるくらい安い。

これより安く使えるパソコンとなれば中古パソコンを狙うしかありません。

通常狙うのは、Windows7が搭載されている中古パソコンです。値段はそれこそピンキリですけど、秋葉原の中古パソコンショップで考えると、ざっくりした感触として20,000円前後はしそうです。よっぽど難があるのは別として15,000円を切ることは恐らく無いでしょう。

これより低コストで入手するとなると、現状ではWindowsVista搭載の中古パソコンかWindowsXPパソコンにWindowsVistaをインストールするかの2択です。

ではWindowsVista搭載の中古パソコンはいくら位か、ですけどWindows7中古パソコンの5,000円落ちと言ったところでしょうか。ジャンク品を除いて10,000円以下ではまず手に入らないように思います。

WindowsXPパソコンも感触としてはWindowsVistaとあまり変わらない価格かな。

他の選択肢としては、東京では実質秋葉原だけだと思いますけどジャンク品を狙うのもありです。ただこれもそこそこのスペックだと10,000円近くします。この場合、基本ソフトを別途自前で用意するのがお約束です。

そう考えていくと、中古のWindows7パソコンがサポート期限なども含めた費用対効果に優れていると考えて良さそうです。秋葉原まで出掛けられる人なら、中古パソコン店を丹念に回れば30,000円以下(Microsoft Office別)で入手する事が可能と考えて良いと思います。

お金は無いのでとにかく1円でも安く、と考える人だったらWindowsXPパソコンを無料で譲り受けてWindowsVistaの中古DVDを入手するのが最安です。

ただWindowsVistaの中古DVDは数千円と結構な値段がします。その費用をカットするなら、WindowsVistaをWindowsXPにダウングレードしたパソコンでWindowsVistaのDVDが付属している物を選ぶことです。

当時は企業向けを中心にWindowsVista→WindowsXPにダウングレードしたパソコンが使われていました。その場合はこんな感じでWindowsVistaのシールが貼られています。



リース切れで放出される場合はデータ消去された後に販売するのが普通なのでなかなかWindowsVistaのDVD付きは無いと思いますけど、皆無ではないでしょう。

一番の理想は、知り合いの方がそういうパソコンをお持ちで新しいのに買い換えたから不要になった、というケースです。これはラッキーですよ(笑)。

続いてソフトウェア偏です。
Microsoft Office 2013は一番安いOffice Personal でも24,115円(価格コム調べ)もします。パソコンよりも高いかも!?

そんなお金は出せないよ! という人にお勧めなのが
Microsoft Office Web Apps
http://office.microsoft.com/ja-jp/web-apps-help/HA101785172.aspx

要はクラウド版のOfficeです。出来る事は限られていますがあまり凝ったことをしない人ならこれで十分かもしれません。少なくとも試してみる価値はあります。

ちなみこれはExcelのファイルをWeb Appsで開いたところです。

他、googleドキュメント
https://www.google.com/google-d-s/intl/ja/tour1.html

でも同じようなことが出来ます。ちょっとしたOfficeファイルのやり取りだったら、これ以上は必要ないと思いますがいかがでしょうか。

続いて年賀状を出したい方へ。これを使えば無料で年賀状作成一式が行なえます。

日本郵便のはがきデザインキット
http://yubin-nenga.jp/design_kit/

普通の人だったらこれで十分かと。その他、いろいろな用紙に印刷をしたいと思ったらこんな無料サービスもあります。

ラベル屋さん.com
http://www.labelyasan.com/

こんなに便利なサービスが無料で利用できるなんてとても良い時代になりました。

逆に考えたら本来、ソフトウェアにかかる費用分をハードウェアに振り分けてより高性能のパソコンを購入する費用にあてる。という考えが正しいように思います。

低性能のパソコンは処理に時間がかかったり、画面が小さかったりと快適に作業する上での障害につながります。必要な部分に投資をした快適に使えるパソコンでお金をかけずに賢く運用した方が精神的にも良いですし効率も上がります。

と、こんなところですが少しはお役に立ちましたでしょうか?