前回(5月6日)の釣行で奥多摩の某藪沢渓流に特化したタックルを思いつき、この日は前回と同様の渓でのお試し釣行である。今回、吉田毛鉤会の「爆弾娘」ことkaorinと同行することとなった。タックルは以下のとおりである。

 テンカラ竿:minomushi33

   ライン:レベルライン(3.5号)2.3m

 ハリス:0.6〜0.8号(約1m)

 餌竿も考えたが、通常のテンカラのキャストも行うことを踏まえ、張りのあるminomushi33を選択した。矢引に加え、フリップなど餌釣りで行うような振込を多用することを考えてのタックルバランスである。

 さて、渓流魚と云えば出足が鈍かったが、後半は活性も徐々に上がり、この谷では良型と呼べる23センチ程度の山女魚を上げることができた。

 

 また、小ぶりながらも、このタックルならではの小さなポイントから野性的な山女魚を引き抜くことができ(高い位置から餌釣りのように落とし込んでの釣果なので、まさに『引き抜く』)、「釣れた」のではなく「狙いどおりに釣れ」た。

これまでオリジナルテーパーラインを使用することが多かったが、藪沢でのレベルラインの可能性が再認識できたので、しばらくはレベルラインに回帰しようと思っている。そして「バックキャストをほとんどしないテンカラキャスト」に磨きをかけたい。

 

 さて、同行のkaorinも当初は魚の反応が鈍く苦戦していたが、背中を這いずりながらのアプローチもあり何匹かの釣果を上げることができた。聞いてみると、テンカラのキャリア2、3年とのことだが、アプローチとかキャストを見ているととてもそんな初心者には見えない。「この娘はできてる」という感じなのだ。センスがいい。爆弾娘ならぬ「藪沢Lady」だ。

 

 

 

この日も7時くらいからの釣り始め。当初の水温は10度、10時くらいから13度程度と前回と同じある。

 今回も楽しく有意義な釣行だった。