金曜日(9日)、帰宅の際、携帯メールをチェックしたら、てんから倶楽部のメンバー、ぶるーのさんからメールが来ていた。以下は、そのやりとりの概要である。
:「明日,休みになりました。同行しませんか?」
:「もちろん、いいですよ。ただ、どうしても行きたい谷があるので、そこでいいですか?アプローチに1時間程度かかります。デイバックに昼飯、飲料水などの用意が必要ですけど・・・」
:「いいですよ。楽しみにしてます。」
あっさりと同意してくれた自称「里川アングラー」ぶるーのさん、てんからキャリアは20年ぐらいで、私がてんからに手を染め始めた頃からの仲である。
翌日(10日)、奥多摩の某谷に入った。
$my  favorite....KEBARI, guitar and so on-私(最初の入渓点にて)
これは、私

聞けば、ぶるーのさんが、里川を好むのは、このような山岳渓流が嫌いな訳ではなく、「一人だと不安だから」とのこと。「なるほど、確かに」と私。
などと話している間に林道から仕事道に入る。2人だとアプローチもあっという間に過ぎる。
「この小滝を越えると、桃源郷らしいですよ」「ホントですかぁ?」などのヤリトリ。この日は、昨年の今頃、私が途中で折り返した、その先までいくつもりだ。二人だから巻き道を探るにも、アレコレ意見を出し合い、ほどなく仕事道が見つかる。
$my  favorite....KEBARI, guitar and so on-小さなPも狙います

このような、小さなポイントも狙う。
この谷は、岩魚の渓だと思っていたが、二人のテンカラ師にかかるのは、ヤマメである。
$my  favorite....KEBARI, guitar and so on-2010.07.10ヤマメ

レンズが曇ってしまった。
何とか、ぶるーのさんに良型をかけてもらいたいが、ヤマメのチビ助が遊んでくれる。
滝を巻く仕事道の上から,大淵を狙うぶるーのさん。
$my  favorite....KEBARI, guitar and so on-2010.07.10ぶるーの

すっかり、風景にとけ込んでいる。
このあと、この近くの仕事道の端で、昼飯とする。
上流に進む程ヤマメの魚影はなくなり、岩魚のみになる。ぶるーのさんにも、サイズは今一だが、岩魚がかかる。
私,前回に引き続き、大物をバラした。
「ぶるーのさん、キターッ!でかい!」
私の背後で休憩していたぶるーのさんが、「えっ!」と言葉を発したかのような感じで、近寄ってきた。
ちらりと水面まで上がってきた。私の、最初の抜く意思は、その重みと手応えを感じて、消えた。
水面直下の短い距離を、1往復したぐらいで、潜水艦のようにエゴに向かって、突進する。
渓愚カスタム35が思い切りしなる。
「勝った!」と思った。ここまで食い込ませれば・・・・と思い、腰のタモに手を掛け、一歩、踏み出した瞬間、バレた。すっぽ抜けだった。
上流へ行ったぶるーのさん、私は気が抜けたしまった。
$my  favorite....KEBARI, guitar and so on-大物逃した一段上から上流を臨む

この一段したでバラしたのだが、・・・・・・。
この後、更に渓は開け、水量も減ることはない。ぶるーのさんも何匹か良型を目撃した。本日はこの辺りでTIME UP。
2時間ぐらいで駐車地点に戻った。
着替えた後で、お決まりのテンカラ談義に花が咲く。この日のテーマは「バラシ病」
ぶるーのさんのテンカラを見てると、さすが学ぶことが多い。
お薦めの3号レベルラインも、サンプルとしていただいてしまった。これが、またイイ!

今シーズン中に、再度、この谷に同行することを固く誓い、帰路についた。
$my  favorite....KEBARI, guitar and so on-私

ぶるーのさんが撮ってくれました。
$my  favorite....KEBARI, guitar and so on-渓相

これも、ぶるーのさんが撮ってくれました。