シーズンオフになり、渓流に行けない鬱積した気分をこの「考察」に詰め込みたいと考えています。(考察なんて偉そうなものではありませんが、かっこつけてネ)
さて、第1回目は、毛鉤について語りましょう。富士流普通毛鉤です。今シーズン、このタイプの毛鉤を多用し、良い釣果を得ることができました。捨てばり釣法の威力も体験しました。
普通毛針2
カツイチのテンカラ毛ばりⅡの14番です。まあ、普通のドライフライのフックと考えても差し支えありません。ボディ材は刺繍(ししゅう)糸、ハックルはヘンネック(メスにわとりの首の部分の毛)です。ベンドのところに金色を巻いているところが富士流でしょうか?(別に何流でもありそうですけどね)
普通毛針1
この黄色の毛鉤は、黄色の刺繍糸を使用し、ハックルはグリズリー、コックネック(オスにわとりの首の部分の毛)です。この2種類の毛鉤は、この前一緒に、うらたんざわに行ったGURIさんK君(2人とも初めてのてんからでした。)にプレゼントしました。
シーズン当初、うららかな流れの里川にピッタリの感じがします。雰囲気に併せると、リズムも整い、釣果も上がるものです。完全なドライでもよし、少し沈めてかまいません。
それなら、里川で、他の毛ばりは釣れないのか?というと・・・・。そうでもないようです。現にてんから倶楽部ぶるーのさんは、例の里川で14番の茶系の逆さ毛鉤を使っていますが、「釣果が著しく上がらない」という話は聞いていません。
(私の)てんからは、match the hatch(マッチ・ザ・ハッチ)にこだわったものではありません。何よりも、気分、感覚、リズムなどという、mentalなものを大切にしています。毛鉤の交換も「何となく」です。
大切なことは、自信が持てる「自分の毛鉤」「渓相に何となく合っていると感じる毛鉤」ではないでしょうか!?