特に悦ばしくもない知識 | 隠者の庵

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自閉症スペクトラム(広汎性発達障碍)当事者が気ままに壁打ちで文章を書き連ねます。
あと趣味についても適当に書き連ねます。何故か見た夢も記述します。

今日は何故かアメリカの小島に潜んでいるバイデン大統領の隠れ屋敷を訪問して面会するという謎の夢を見た。

疲れているのだろう。


基本的に政治、宗教、スポーツの話は公の場でしてはならない、とはよく言われる。

何処の何を支持しているのか、なんて聞かれても答える義務はないが、それで人は簡単に対立するのだから本当に義務はない。

話し下手になると、空気が読めないか、相手の感情を無視するか、ここで話してはならない話題という暗黙の了解をぶち抜くかして、

本当に話下手、という程度に社会的な、メンタル的な被害を全部自分で被る事になる。

いつ何処で何をやっても似たような結論になるのだから、話好きになれるはずもない。

自分のように自閉症スペクトラムになるとその辺本当に無思慮な話題を飛ばすようになるので、

毒舌とか爆弾発言とか不謹慎を通り越してこの場に置いてはならない、という領域に至る。特に酒が入ると始末に負えない。

なので酒は飲まないし、口は開かないし、何ならどうしてここにいるのかわからない存在になる。

口なんて迂闊に開きたくない奴を宴席に呼んで一体何をしようというのか。

家で歳時記でも読んで俳句や短歌のネタでも拾い集めていた方が遥かにマシである。

そして黙っていても、メンタル的な話題、他人や集団に対しての好き嫌い、などいわゆる噂話とか人の愚痴とか聞かされると、

こんなものの為に生まれたんじゃない、という気分になって憂鬱になったり、最悪フラッシュバックを起こしてフリーズする。

暴走する精神を止めるには自分が止まるしかない訳である。他人に迷惑はかけたくないから暴走は個人内に止めておきたい。

それをなんか勝手に気を利かされて誰かから話題を振られると、歯止めをかけていたものが本格的に暴走して他人に向かうから場から追放される。

所謂カームダウン、冷静になれる部屋、というのは宴会の場でこそ必要である。

宴席は壁も仕切りもないから全部筒抜けで、個人情報もプライバシーもダダ漏れだから、

耳が良すぎて音を拾うだけ拾って疲労するタイプの人間にはキツい。いやーキツいでしょと言われる以前に相当キツい。

仕方がないからトイレの個室でも行くか、となっても場によっては一部屋しかないので、そこを塞ぐと公共の福祉に反する。

私は一体どこに行けばいいのだろうか、と思う時は結構よくある。家で一人にさせて放っておけば何も起こらないのに、とか思う。

そんなに口を開かなければ、人とあって不平をこぼさなければ、人間は生きていけないものですか、と日々思うわけである。

誠に遺憾である。