私はこんな身分である。
精神の手帳とかもあるからあまり大きな事は言わない。言えない。
生きている間に多少お金が残るか残らないかくらいの生活をして死んでいくのが定めである。
相続の話とか雑に話しても実に面倒くさい。
昔よく昼メロでやっていたような財産を巡る悲喜交々のお話なんてもう沢山である。
ただでさえ精神にヒビが入ってあれこれ支障を来しているような状態で、親族とはいえ他人との交渉に臨める気はしない。
代理人でも立てたくなるがそんなお金はない。年金暮らしという点でお察し下さい。
いざとなったら成人後見人でもお願いしなければならない状況で下手な手は打ちたくないが、
持病でコミュニケーション力や社会性がない為どう転ぶか全く予測できない。パニックになって直球で下手な手を打ちかねない。
本来持病を言い訳にしてでも避けなければならない事を避けられないから直撃してあれこれ立ち回らないといけない。
誠に遺憾である。
かと言って相続を放棄すればなんだかんだでいずれ生活保護路線に問答無用で入るので、
厄介事を減らすために厄介事に取り組まなければならない。
私が死んだ後の事はどうなろうと一向に構わないが死ぬ前に越さなければならない山と谷の量を考えただけで軽く眩暈がする。
生活に余裕がないとは金銭的なものだけではなく、精神的に危機に晒されるかどうかにもよると思います。
自分で生きられるだけの収入があれば自力で、単独で何もかもを放棄されても何とかなるかもしれませんが、
現状身分が身分である。他人の懐なんて入りたくもないが、生きるために身分が下なのを承知でも人と交渉しなければいけない。
とてもうまくいく気はしないが、たとえ一回でも人と交渉する余地があるだけでとても高い壁がある気がする。
温かい人情よりも冷たい制度に管理されていた方が個人的には誰との関わりも増やさずに生きていけるという点で私には温かい。
全部、本来ならば、相続とか何もかもをぶん投げて生きて行きたいが、何とかしたいがどうにもならない。
誠に遺憾である。